戦前、日本最大の民間複合企業として君臨し、その後凋落していったカネボウ、町工場から出発して日本を代表する企業に成長、経団連合会長まで出したキャノン。「感性」で勝負する文系企業と、「知性」による研究開発で発展してきた理系企業。全く対照的な両社に勤めたサラリーマンが、「内側から見た企業文化」を描き出す。繊維業界の風習や、発展の原動力となった「キャノンの常識」など、貴重な証言も満載。
森山の初のベスト・アルバムは、初回盤のみ新曲を含む8曲入りボーナス・ディスク付き。メイン・ディスクは全13曲だが、独特の重みに圧倒される。彼の唄力は、人間が持つ底知れないパワーをさらけ出しているようだ。言葉選びのセンスにも注目したい。
連合赤軍があさま山荘にたてこもり、宮の森シャンツェに3本の日の丸が揚がった年は、今太閤が列島改造を叫び、ニクソンが突如北京に赴いた年でもあった。高度成長期の生真面目さとエンタテインメント志向の萌芽が交錯する奇妙な季節。3億円事件を知らない世代に熱い時代の息吹を伝える、新感覚の文化評論。
ヒロシ(舘ひろし)率いるロックンロール・グループの初期音源集。ジャパニーズ・ロックンロール史の原点といえる、1950年代ロック〜ロカビリー調のノリのいいナンバーが満載だ。VOL.1はスタジオ音源を収録した2枚組仕様。
自己流メールには危険がいっぱい。基本ルールからワンランク上の表現まで、この一冊でまるごとわかる。
「人は病気で死ぬのではない。生まれたから死ぬのだ」。池田晶子の珠玉の哲学エッセイ最終巻。
偶然はいった古書店で大学院生アリエルがめぐりあったのは、ずっと探していた『Y氏の終わり』という一冊の本。それは、主人公のY氏が人の心のなかでくりひろげる冒険を描いた、呪われているとされる伝説の小説だった。読み進むうちに、小説のなかの出来事は、過去に実際におこったことなのではないかとアリエルは疑いはじめる。そこに書かれた方法をためしたアリエルは、人の心のなかにはいることができるようになる。しかし、本を狙う男たちに追われ、旅に出ることに-。わたしがここにいる理由って?世界はどういうふうにできたの?この世界で、愛するとはどういうこと?長い旅を続けるうちに、アリエルが抱きつづけてきた疑問がひとつずつ解き明かされていく。ミステリの興奮、SFの思索、ファンタジイの想像力-イギリスの新鋭作家によるジャンルを越えた話題作、待望の邦訳。
重症の喘息に苦しむ患者が、心から信頼する女医に懇願した。「最期のときは早く楽にしてほしい」と。深い絆を結んできた相手の願いが、彼女に過酷な運命を突きつける(「終の信託」)。孤独な魂を救ってくれた「天から来たような男の子」。初めて愛した彼を手にかけてしまった万里。彼女が求めた本当の愛とは(「よっくんは今」)。人の心の深奥に迫る感動作二編を収録。
水谷豊&寺脇康文主演の人気刑事ドラマ『相棒』のサウンドトラック。シリーズ1〜7までのメイン・テーマをはじめ、ファンの間でリクエストの多かった楽曲が満載。“デラックス”の名にふさわしい豪華3枚組仕様だ。
ホーキングが物理学の土台に爆弾を投下した。それは「空間と時間の新しいパラダイム」にいたる戦争の始まりだったー新しい物理学への招待。
エネルギー革命が始まった!今、日本のとるべき戦略とは?エネルギー問題の“虚実”を平易に解説した必読書である。本書を読まずして地球温暖化対策は語れない。
数々のヒット番組を手掛けた名プロデューサーが振り返る、波乱万丈のフジテレビ人生。
坂本冬美のカヴァーでリヴァイヴァルした「また君に恋してる」の本家本元のベスト盤は「また君に〜」も「白いブランコ」も収録の全17曲。二人の甘い唄声が絶妙に絡み合い、ビリバンならではの、男性デュオの魅力を味わえる。坂本冬美が参加の「今は、このまま」はカラオケの定番曲になりそう。
最高の音で楽しむために!
どんな会社にもメンバーの士気が高まりにくい部署がある。しかし、その仕事は重要でないどころか、会社の稼ぎ頭だったとしたら?システムの保守・運用という一見日の当たりにくい仕事に携わるメンバーのモチベーションを高めることに成功した野村総合研究所(NRI)が、そのノウハウを明かす。ホワイトカラーのための業務革新シリーズ第2弾。