長期低迷の“真犯人”に体系的「新仮設」。原因は「暗黙の通貨主権なき円安誘導策」にあり。
古代から脈々と研究が続く物理学。20世紀には、自然界には4つの力(重力、電磁力、弱い力、強い力)が存在することが証明されたが、ミクロからマクロまですべての事象に通用する4つの力の統一理論は、アインシュタインも成し得ない課題であった。ここ10年間に急激に進歩した「超ひも理論」が、その宿題を解決する最終理論(theory of everything)と目されている。物質の最小単位が「ヒモ」だとするこの理論は、4つの力を統一するだけでなく、宇宙の始まりもヒモであり、我々は10次元の宇宙のうちの4次元面という膜に住んでいる、という宇宙観まで打ち出した。
90年代アメリカ経済復活の謎を鮮やかに解く。この真摯な分析こそ、米国の底力なのかもしれない。翻って、わが日本は情けない。
イラク攻撃の真の狙いは何か?2001年の「9.11同時多発テロ」は、実はアメリカのどす黒い陰謀のプロローグだった。テロを演出し、アフガン戦争で埋蔵量世界一のカザフスタン油田利権を手中にしたアメリカ。イラク攻撃も同じように、狙いは石油獲得だった。「軍産複合地下帝国」を総動員して世界支配を目論む、アメリカの「20年戦争」。ターゲットとなる60ヵ国とはどこか?そして、ブッシュ家とビンラディン家を結びつける「暗黒回廊」とは何か。
「自分で自分の時間を減らしているのに、気がついていないだけではありませんか?」-“忙しさのスパイラル”から抜け出すための実践法を、5つのステップに分けて解説。
どこから発生するのか。人間にとって危険なのか。
「他人の0倍仕事をこなす」著者自らの経験から導き出された「成功するための鉄則」を公開。いまのやり方を変え、「試行力」=「まずやってみる力」を身に付ければ必ず成功する。
勝ち負けは“決算書の外”で決まる!ブランド、人、技術など見えない知的資産の価値をいかに高めるか。国際的M&Aの実務体験からその要諦を説く。
20世紀科学の新しいパラダイム、プレートテクトニクスの確立に貢献したのは、深海掘削計画だ。この計画の中心を担ったのが、1968年に就航したグロマー・チャレンジャー号であった。チャレンジャー号の功績は地球科学に革命をもたらした。その堆積学的発見は、本書の著者ケネス・J・シュー教授が「干上がった地中海」説を提唱する根拠となった。これは着想がユニークであるだけでなく、堆積学者としての著者ならではの問題の本質へのアプローチがあった。シュー教授は、そのチャレンジャー号に乗り込んで指揮した主席科学者としての奮闘振りをThe Mediterranean Was a Desertに著した。本書はその日本語版。
本書は、当時のGHQ科学技術課員であった著者が、日本の科学者と共に、日本の古い体質を変え、新しい組織を作り、科学技術の産業化への道筋を築き上げるために情熱を傾けたGHQ科学技術課の仕事を詳細に記録した、歴史的ドキュメントである。
年間三〇万組の夫婦が別れる日本の離婚事情。両親や仲人が仲裁に入ったかつての人情味溢れる風景は姿を消し、すみやかな別離を促すルール=法律が無表情な顔で跋扈する。「内助の功」を金銭化した財産分与に、子どもの幸せを盾にした養育費。離婚紛争からは、欲望を「権利」という名で語る女性のしたたかさと、憤懣やるかたない男の悲哀が滲み出る。法律でしか解決できない夫婦喧嘩に豊かさはあるのか。人間の機微を失いかけている現代・男女関係の実態を、弁護士の視点で描く。
“ヒューマンエラーとは何なのか?”“どうして起きるのか?”という本質を、人間の行動で理解していき、“どう防ぐか”を事例にもとづきながら検証する手引書。本書は、日々、ヒューマンエラーと隣あわせの人、頭を悩ませている人たちの解決への道標となる必読の一冊です。
江戸中の話題をさらった「享保剣術大試合」から一月後、金杉惣三郎を狙う刺客が次々と放たれてきた。しかも相手は、日本一を豪語する尾張柳生の四天王。どうやら遺恨は、先の大試合が行なわれた当夜に起こった二つの決闘にあるらしかった。さらに、密かに若武者に恋心を抱く惣三郎の娘みわが誘拐され、惣三郎の怒りが爆発する。絶好調「密命」シリーズ第八弾。
ここでないどこかへ…光、記憶、未来、まだ見ぬ風景。永遠の放浪者たちにおくる紀行シリーズ第一弾。