地球上で最もみじめな落ちこぼれ-戦火のこぼした幼い難民…終りなきその苦悩。彼らを忘れ、彼らを生み出す戦争の悪を忘れ、兵器産業界をそのまま放置し、武器製造技術の輸出輸入を許すまま、「平和を愛する」飽食安易の国々の人間は、20世紀は人間の勝利の時代、21世紀は理と知と技術と和の時代などとほざく。戦争はやめましょうと口でだけ言う。反戦軍縮の意義と意味との生き証人たる戦火難民に手も貸さず?難民大流出は世界中に不安定地をつくり出す。その不安定の中で、一国だけの安定などはあり得ない…。
命を賭ける、危い仕事はこれが最後だ。企業秘密をめぐる非情の闘いの中、孤独の男の眠っていた獣性がいま、よみがえる!
ビッグバン、分子誕生、そして生命の出現。バクテリアから高等植物へ、ゾウリムシからチンパンジー、類人猿から人間へ…生きとし生けるものの進化の壮大な旅は続く。進化の旅のロマンを美しい絵と共に読み解く。
崩壊しつつある醜悪な国家に対し、新たなる世界を構築せんとする若者たちの情熱と悲劇を、オリヴィエ・メシアンの室内楽をバックに語る観念小説。
ビートルズの終焉、小野洋子との出会い、前衛芸術活動への傾倒、洋子との結婚、M.B.E勲章の女王への返却、平和運動を推進する“ベッド・イン”、プラスティック・オノ・バンドの活動、リトグラフ制作に代表される美術への関心、グリーン・カード取得に伴なう米国政府との闘い、ショーン・オノ・レノンの誕生、米国永住権の取得。-本書は、ジョン・レノン40年間の人生のうち、最も興味深い部分を、ジョンと洋子の側近として活躍した評論家アントニー・フォーセットが克明に記した、ファン必読の書。
ヨーロッパ 1944年-1945年。ヒトラーの第三帝国の壊滅からニュールンベルク裁判までを臨場感あふれる筆で伝える名ドキュメント。
「現在は過去のカギである」という見方から、地球45億年の歴史をさかのぼり、プレート・テクトニクスを基軸にして、大陸移動、気候変動、海洋の変化、生命の進化などの大きな変動について、その因果関係をあますところなく展開する。
日本のためになることはIBMのためにもなることだ。限りなく挑戦する!日本市場に定着するIBMの組織力、技術力、情報力。
ハロルド・ジェニーンは1959年から80年までの20年間、ITT王国に君臨した。ITTを単なる電話電信会社から世界有数のコングロマリットに育てあげたのが、ジェニーンだった。この本は、ジェニーンの苦難に満ちた少年・青年時代からITTを去るまで、いかにして彼が卓越した経営者になりえたのか、いかなる経営を行ったのか、凄まじいまでの彼の決断と統率、なみはずれた計数管理の能力などとともにチリ・スキャンダルまでをも具体的に描きあげた経営者伝。
小説家の矢部宏は3年ぶりに故郷のO市に帰った。自殺した友人の森山の通夜に出るためだった。森山は他人の借金の保証人になったために、億を越す借金をひっかぶっていたのだ。通夜の席で同級生たちと再会した矢部は40年前の時間の中へ戻っていく…。友の死を契機に集まった男たちが背負ってきた人生の哀歓と陰影を巧みな筆致で描く待望の新作長編小説。
がんばれ!日本経済。マル金トレンド白書。ベストセラー「金魂巻」「金魂巻の謎」につづく渡辺和博のイラスト物語第3弾!物マル金の企画誕生と動向、情報などをとらえ、いかにして成熟した消費市場を築くかを解明。タラコプロが3年の沈黙を破って放つ期待の力作。