がんばれ!日本経済。マル金トレンド白書。ベストセラー「金魂巻」「金魂巻の謎」につづく渡辺和博のイラスト物語第3弾!物マル金の企画誕生と動向、情報などをとらえ、いかにして成熟した消費市場を築くかを解明。タラコプロが3年の沈黙を破って放つ期待の力作。
竹之内優介が妻律子の首を締め上げている。凄まじい形相の優介、苦悶する律子、布施千歌子はそれを眺めている。夢の中の自分の叫びで千歌子は目を覚ました。妻ある男を愛した女の潜在的な夢。千歌子は優介に魅了された。ひと目惚れだったから、何も考えずに一途に燃えた。両親をなくして千歌子は唯一人の肉親の祖父、布施源太郎と暮らしている。9月30日はホテル王と言われる源太郎の誕生日で盛大なパーティが行われる。源太郎は優介を招待している。そして近く律子との離婚が成立する。千歌子は幸せの絶頂にいたのだが…。
民営化3年を経て、日本一の企業にのしあがろうとしている巨象NTTは、今後どこへいくのか、高度情報社会をいかにリードしていこうとしているのか。それを、最前線からリポートしたのが本書である。
ドル下落を恐れることはない!今日の円レートをいい当てた気鋭のエコノミストが誤解だらけの円高危機論を衝く!
米国民の毎日の買い物から、家族一人ひとりの保険にいたるまで、日常生活に広く浸透し、一企業というより、まるでアメリカの公共機関のようになってしまったといわれる、シアーズ・ローバック社。そのカタログは、聖書の次にポピュラー。中西部で生まれ、自由な社会基盤にはぐくまれた、シアーズ社の一世紀の歴史をたどり、〈消費者志向〉の発想とかくも愛される秘密を語り尽くす。
50年前スイスで生まれたインスタント・コーヒーがどんな過程を経て世界一になったのか。その戦略のすべてを初めて徹底解明。国際化時代の企業の生き方、商品の売り方を明確に示唆!
ひとりの孤高の農学者が、古くからその有用性が評価されてきたアワ・ヒエ・キビなど雑穀栽培の起源地と、その祖先種を探し求めて、長年ユーラシア大陸各地を経巡り、そして遂に植物学・遺伝学的分析を通して、その原産地と伝播経路を突き止めた。本書は、積年の調査成果から遥かなる中央アジアに発し、世界じゅうに、更には日本へも通じてゆく複雑な雑穀の道の原像を、壮大な仮説と共に提示する。
誰もが、気軽に海外旅行を楽しむようになってきました。それでも国内旅行とは違い、いろいろな準備が必要です。本書は、特に初心者向けに旅行準備やスケジュールの立て方、現地での楽しみ方、数々のトラブルへの対策などをわかりやすく解説しています。
洪水の氾濫を力づくで押えこもうとした近代治水の破綻が明らかになったいま、水害を軽減するためには、自然との共存を図った近世の治水・水防体系の巧みさに学ぶことが必要なのではないだろうか。
本書は、かつて私が棲んで働いたことのある山の現場を、あらためて再訪問した記録である。全部を網羅したわけではないが、とくに時代の節目となったようなところを歩いた。
ちょっと文章を綴ってみたい人から、翻訳家・ライター・作家志望者まで。この一冊で文章表現が上達する。岳真也の「日本語文章教室」。
いまほど、ビジネスチャンスが溢れている時代はない。脱サラ開業、転業、のれん分けによる独立…。実際に独立する際にはどんな問題があるのか、どんな知恵を身につけておかねばならないのか。「このままでは終わりたくない、何とか自分の会社を持ちたい」と考えている独立派のための必読書。
この世の中で、最後にモノをいうのは「徳」です。人徳が備わっていれば、物事はたいてい、うまく運ぶものです。人間としての基礎的な土台としての徳が、しっかりとしている人は信頼され、どんな局面に立ってもりっぱに解決してくれるものです。誠ひとすじーこれが人を動かすのであって、まさに「企業は人なり」です。そこで、積極的な企業のバイタリティーを生み出すエネルギー源となっているのが、信迎=祈りなのです。
「行方不明になった19歳の留学生ベティを捜してほしい」-ブロンド美女のリタ・ターナーは、新宿のうらぶれた見上の事務所でそう告げた。リタに恋の兆しを感じた見上は、さっそく調査を開始した。が、唯一手掛かりであった男が惨死体で発見され、事件は意外な展開を見せはじめた。リタとのベッドまでの距離を測りつつ、調査を続行する見上の前に、やがて奇妙な宗教団体が浮かび上がった…。大好評『ニヒリズム・バーゲン』に続いて描くニュー・ハードボイルドの第二弾。
本書は、ニューヨークから東京、ロサンゼルスから大阪とめまぐるしく場面を変えながら、日本製VTRがアメリカの社会、経済、産業にもたらした驚くべき支配力と影響力を克明に語っている。アメリカのVTRメーカーの挫折をよそに、VTR市場をめぐって繰り広げる日本企業同士の戦い-ソニー対松下・ビクター連合-、そしてビデオソフトの著作権問題をめぐる、VTRメーカー、映画会社、レンタルビデオ業者間でのし烈な戦い-舞台は片田舎のビデオショップから法廷、ワシントンの議会と展開される-迫真の人間ドラマとして描いている。ひとつの急激な技術進歩が、いかにアメリカ社会に衝撃を与えたか、日米経済問題に留まらずに、なぜ文化的軋轢までに発展しようとしているのかを、本書はVTRを早送り(FAST FORWARD)するがごとく明確にこの疑問に答えている。