本書は、平成4年度から実施される新しい学習指導要領にもとづいて、文法や、話し方、書き方など、国語学習の基本を、たのしいイラストを見ながらおさらいできる本です。
拘禁128日、韓国国内での発表を断たれた『李秉〓@45F6と三星王国』が、国際ジャーナリストの手によって海を渡った。巨大財閥の恥部ー不正蓄財、政界とのゆ着、性的スキャンダル、父子骨肉の争い…が白日の下に暴露される。-誰も真実を隠すことはできない。
19世紀中葉から20世紀にかけて、伝統的手法を駆使して作りあげた手づくりの建物がある。モリスやラスキンの仲間たちの作ったそんな建物を、イギリスの街々に訪ね歩く旅。
ワレサ率いる連帯運動が弾圧され、戒厳令下におかれたポーランド。激動する社会で将来への希望を見失うまいとする若者たち。15歳のクレスカとそのボーイフレンドをとりまくさまざまな人間模様。ポーランドの話題作。
たくさんの都市を飛行機で結ぶときはどんな形の路線図にするのがよいでしょうか。ふしぎでおもしろい話題がいっぱい。
1987年11月29日、バグダッド発・ソウル行きの大韓航空858便が乗客・乗員115人もろともミャンマー沖で忽塑と姿を消した。それから2日後の12月1日中近東の島国バハレーンで二人の東洋人が服毒自殺を図り男が死に、女が生き残った。そしてこの女「蜂谷真由美」の証言により北朝鮮の「犯行」が明らかにされた-。だがこれは、事件の「解決」ではなく偽装と謀略の目眩く迷宮への入口だった。事件を覆う韓国・日本・アメリカの謀略の影を圧倒的な取材力と迫真の筆致で描いた、国際謀略ノンフィクション。
朝日新聞家庭面に連載(ケア日誌から)され反響を呼んだ話題の本。現代社会がかかえる“超高齢化”の問題を、ソーシャルワーカーとして接する筆者の姿をとおしてかいまみる。“年寄りを笑うな行く道だ〜京都あだし野念仏寺”とあるように、社会として考える課題。
物理学の始まりから現代のクォークの発見まで、物理学上に起こった“七つの革命”にスポットをあて、一般の方々が物理学の意味を正しく理解できるように書かれた、物理学の大いなる物語。
独創的な新しい視点から見た恐竜の魅力的な世界を紹介するオリジナルで心ときめく新しい博物図鑑。恐竜の骨、頭蓋骨、歯などを実写した美しい写真の数々によって、この先史時代の動物たちがどのくらい大きかったか、どのように生活していたのか、どのような行動をしていたのかを紹介するほかに類のないガイドブックです。
晩秋のグランド郡で同じハイスクールの生徒が3人、相次いで自殺を遂げた。『ニューヨーク・スター』の記者ジョン・ウェルズは単身取材に赴くが、一人娘をやはり自殺という形で喪っている彼には、苦いインタヴューの連続となる。だがそんなウェルズの前に、事件はやがて、意外な真実を明らかにしていった…。敏腕記者の苦汁に満ちた闘いを描く、話題のハードボイルド第一弾。
本書は、鼻のもつ問題に対して、すべて答えた「鼻の百科全書」ともいうべき本。ヒトの進化と脳や頭蓋の話をのせ、生と性やカオリ・ニオイの関係を説き、鼻の病気と心の病いから現代社会の問題にもで言及している。
朝鮮戦争勃発の年に大学入学して知り合った在日韓国人と経営学を専攻する主人公との交友を’88年ソウルオリンピックまで、複雑に曲折する祖国への思いと次世代の姿とを描く表題作ほか、変貌する産業社会の無慈悲さに直面して生きる群像を描き出した連作小説集!
日本の高度経済成長を推進して、豊かな社会をもたらした原動力は何か。新製品・新技術はどのようにして開発されたのか。戦前の写真電送・零戦から戦後のナイロン、家庭用VTR、カード電卓など昭和の技術約40項目をとりあげ、研究者・技術者たちのたゆまない開発努力を、エピソードをまじえて解説、世界をリードする日本の創造力の軌跡をたどる。
資産数百億を有するといわれるホテル王・布施源太郎の孫娘・千歌子は、両親が死んだため、源太郎の唯一の遺産相続人となっている。二十六歳まで本格的な恋愛経験のなかった千歌子が、一年前に事業家の竹之内優介と知りあい、その場で魅了されてしまう。容姿・声・話術と、竹之内はすべての点で千歌子の好みの条件を満たしていたのだ。一途に燃える千歌子は、竹之内との結婚を望む。しかし、竹之内には妻がいるだけでなく、負債を抱えた不透明な事業経歴があったのだー。
二つの異なった物語が並行して展開する僕と影の行きつく果てはー。谷崎潤一郎賞受賞の長篇小説。