出会いがあれば、いつかは別れがやってくる。だが、冒険の即興曲に終わりはない。想像力の可能性を信じ続ける限りー。おなじみ、ザボ、ケッチャ、ディーボ、ユズ、ケイン、アリシアンの6人の冒険も、今回で見納め。北国での巨大アザラシ狩りから始まって、祭りに浮かれる街では邪神の信徒の陰謀に巻き込まれ、またあるときは姿なき暗殺者の影におびえー。やってきたのはケインの故郷、ここでも、ダークエルフたちが何かを画策しているらしい。最後の冒険の結末やいかに?好評RPGリプレイ第一部完結編。
初めて訪れた、青春。「純粋培養」された志穂子は、ひとを愛する喜びと苦しみを知り、ひとりの女性として歩み始める…。生命の歓びを謳う、長篇ロマン。
志穂子、24歳。6歳のときから療養生活をつづける志穂子の元に舞い込んだ、だった一枚の絵葉書が、彼女に奇蹟をもたらした…。爽やかな感動を呼ぶ、恋愛長篇。
ジャパニーズ・ドリーム最後の体現者となった鬼才のすべてを収録した大河人間ドラマ-。
科学者はなにを思いなにを求めて今日を生きるのか。BBC放送のインタビューに答えて、現代をリードする科学者13氏が語るその思想、倫理、生活、そして研究最前線の様相。
舞台で端役をつとめながら「運命の男」が現れるのを待っている女優の卵ケイティ。運命の男は現れた、優しい仮面をかぶって。彼の子を宿しているとわかった時、彼が復讐と金への欲望にとりつかれていることを知る。「それでも彼を愛している」…。彼女は罠にはまってゆく-。小気味よいサスペンスタッチの表題作他、黒魔術のようなパーティーにまぎれこみ、そこから出られなくなる恋人同士を描く「蛙」、“精巧な美女人形”に翻弄される三人の男女の姿を描く「現場」の三篇を収める。
1991年9月9日・鹿児島を皮切りにスタートしたTMNツアー“EXPO”。だが、そのきらびやかな舞台の裏には、ある大きな秘密が隠されていた。どうやら、“彼”がふたりいるらしいのだー。
竜一は別の少年院へ移送されてしまい、二葉は最愛の“飼主”を失ってしまった。やがて出院の日を迎え、二葉は一年ぶりに生まれ育った家と町へ帰ることになった。しかし温く迎えてくれる家族は誰一人としていなかった。絶望の闇の中で幾度となく手首を切る二葉だったが、そこにはかつて愛したクラスメイト麻生勇介の姿があった…。最後の居場所を竜一の腕の中に求める二葉は祈りを込めて清正の家のダイヤルを回すが…。衝撃の話題作、待望の第三巻。
本書は、いま世界が抱えている重大問題を明快に解き明かし、21世紀への光明を与えてくれる本。
本書は論点にいささかの曖昧さ、不明な点がない。最近の歴史書にはめずらしく、プラトン、カントから始まり、ヘーゲル、マルクス、エンゲルス、ニーチェなどの大思想家たちをふまえ、重厚な歴史論を展開している。そして、われわれが今おかれている立場が歴史上でどのようなところにあるのか、またそこに生ずるこれからの問題は何かを実に明快に解き明かしている。
連邦消滅、ゴルバチョフ大統領辞任、独立国家共同体(CIS)の誕生。1990年末からのペレストロイカの危機と苦闘。保守派との対決となった8月クーデター。その結果の革命。そして、連邦の消滅とゴルバチョフ大統領辞任。新たな秩序を模索する独立国家共同体の誕生。その過程を克明に追い、未来をさぐる待望の書。