清正とその妹奈々の愛に包まれ、平穏な日々を送る二葉は本当の自分の家を確保するためにー竜一を待っているためにー弁護士の紹介でアルバイトを始めるが…。二葉の体を引き裂く黒い嵐、勇介に宛てられた竜一からの手紙ー激流の中で何もかもが遠くなっていった…。超話題作、待望の第四弾。
病めるドイツ、悩めるドイツ…。再出発をしたドイツが、かつて光輝いたドイツに戻る日はいつなのか?栄光の時代を知る著者が親愛なるドイツにエールを送るフォトエッセイ。
話のポイントを明確に、印象強く、そして情熱的にー。これぞプレゼンの極意。相手を説いて、あなたの考えに同意させ、決断させ、実行させるのに役立つ本。
クリントンに希望を託すアメリカに明日はあるのか?ハルバースタムが徹底分析。
現職のドイツ大統領がアクチュアルな政治課題について忌憚のない発言をした記録が公刊された。コール首相の政策運営への厳しい批判が盛りこまれ、ドイツ国内でも現在も激しい論争がつづいている。政治の危機を憂い、民主制の再生、新しい歴史の幕あけを期待する真摯な政治家の面目躍如。日本の政治を考える上でも示唆にとむ。
天文学だけでなく、素粒子物理学、熱力学の分野から多角的にビッグバン理論の問題点を明らかにし、新しい宇宙論を提示する話題の書。世界的話題の新しい宇宙論。
テレビの時代は終わりを迎え、ありとあらゆることを可能にする理想のメディア=テレコンピュータが誕生する。人間と創造性の復活をかけて、テクノロジーの新たな挑戦がはじまった。気鋭の経済学者が明かす衝撃の未来の世界。
サンデーサンの笑顔の「おもてなし」はどのように生まれたのか。「インストラクター制度」の導入を通して、接客サービスの心、人材育成の本質をさぐる。
本書は、ロシア人よりロシアを知悉するエコノミストによる旧ソ連邦・ロシア・CIS諸国の経済の詳細な分析であり、混沌と苦悶、そして破局のただ中にある実態を精緻に論述した、画期的な労作である。果して、エリツィン改革、そして“急進的経済改革”に新たな展望はあるのか。一体、ロシアは、どうなるのか。日本は、世界は、どうすべきなのか。
“来夢来人”でひっそりと竜一を待つ二葉を突然襲った黒い嵐。足元にひざまづき、ひたすら愛を乞う武司を拒み続ける二葉は激流の中で竜一の名を叫んでいたー。ところがある日、武司の仲間に連れ去られそうになった二葉を抱き留める一人の男がいたー二葉に会うために少年刑務所を脱走した竜一がヤクザとなって目の前に現れたのである…。衝撃の第五弾。
「情事」で作家デビューして15年。それは「夏が、終ろうとしていた」という書きだしではじまった。「終り」のときに絢爛の余韻を残し、そこに吹く風が創作を促してきた。夜の終り。祭りの終り。舞台の後。恋の終り。寂寥感漂うなかに、小説の舞台と誕生のドラマを綴る、デカダンなエッセイ集。
ひょんなことからアメリカワシミミズクの育ての親となった男は、ブボと名づけたそのミミズクと、メインの森の山小屋で三夏を共に過ごすことになった。そしていつのまにか、ブボは男にとって特別なミミズクとなり、男はブボにとって特別な人間となったワシミミズクのひなとの出会い、成長、別れを、当代随一のナチュラリストが哀歓をこめて描く、メインの森の物語。
豊かさとゆがみを映し出すさまざまな廃棄物から見えてきた、現代ニッポンの正体。