行動する物理学者が「原発は絶対必要」のウソを暴き、電力使用の実態を明らかにしつつ、多様な自然エネルギーの組み合わせによる脱原発社会への道を示す。
「卒業するまで結婚します」この表現はどこが変。「一時間おき」は一時間ごとなのに「一週間おき」は、なぜ二週間ごとなのか。留学生に日本語を教える著者が彼らとのやりとりの中で初めて気づくふだん着の日本語のおもしろさ、外国語としての日本語の難しさを日常の視線で楽しく描く。
時代は新しいパラダイムを必要としている。著者らは、真鶴町という小さな1万人のコミュニティを舞台にパラダイムの転換を具体的に示した。本著は、その実践に基づいて法律、都市計画、建築という専門領域を越えて、「美しい町」をつくる方法を書き上げた力作。法律、都市計画、建築を統合するまちづくりの試み。都市計画学会賞/まちづくり学会賞受賞。
大ベストセラー『大往生』の“その後”を、著者の私的な日常と並行しながら綴る。さまざまな出会いや心に残った言葉を手がかりに、人の生き方・死に方を明るく考える。
バリバリの商社マン・加納光は、ロシアの油田プロジェクト失敗を機に調査室勤務を命じられた。一方、就職浪人中の次女・真弓は、苦しまぎれに司法試験へのチャレンジを宣言。夏の終わり、不遇な二人の前に届けられた三つの殺人と二つの遺書。窓際族・加納父娘が、ちょっとカッコイイ社会部記者・金田一の助けを借りて、連続殺人の謎に鋭く迫る。
中国の学生との中国語による、豊富な文例と実際の手紙文でわかりやすく解説。
東京・千代田区のビル街の一画にある都立一橋高校では、1989年から毎年、卒業生「創作名言集」を編集し、発行してきました。本年(1996年)の3月には少し趣向をかえて、『名言365日』と題する名言カレンダーを発行しました。本書は、その『名言365日』を基礎にして編集した名言集です。『名言365日』には載せられなかった名言を補充し、また、現在(1996年度)在籍中の生徒の名言も150句余り収録しました。全部で633の名言が入っています。
著名な銀行家ベルターの依頼は切実だった。最近、出生証明書が偽造されていたことが判明した、妻のポーラの過去を探ってくれというのだ。わたしは記録を調べ、ポーラが養子だったという衝撃の事実を突きとめた。が、彼女の育ての母親はまったく事情を語ろうとしない。やがてわたしの前に、埋もれていた過去の悲劇が浮かぶが…知性派探偵サムスンが、人々の記憶のなかから五十年前の殺人事件の真実をたぐりよせる第六作。
「ジャニーズのすべて」三部作完結編!!帝国崩壊へとどめの一撃。
2年目の夏が来たー。二葉、22歳。横須賀の小さなアパートで竜一の帰りを待ち、愛を交わす毎日。このまま、どうなってしまうんだろう。これからどこへゆくんだろうー。そんな漠然とした思いのなか、優しく真摯な画家との出会いが、二葉の心に明るさを与えてゆく。だが同じとき、危険な目をもつ同じアパートの住人が二葉をじっとうかがっていた…。予期せぬ波乱、そして終わりなき2人の愛のあしたを描く、書き下ろし特別編。
本書は、フォーディズム終焉後の新しい産業モデル確立のため、欧米や日本の自動車産業における生産システムの構図を比較分析し、新たな「生産モデル」概念を提示する。企業現場の実態をふまえ、現代の状況変化過程と将来を、フランスのレギュラシオニストR・ボワイエ、社会学者J-P・デュランが長期的展望の下に探究する本格的共同研究の邦訳。
1989年(平成元年)4月、病室の一角のわずか一ベッドから始まったホスピスの試み。それはやがて、専用の病室を有し、そして独立した病棟を構えるまでになった。病む人自身が、その人らしい、最後の輝かしい「生」を送ることができるように、と力を尽くすスタッフ、ボランティア。支援する数限りない人々の善意。その軌跡を、本書は、機関誌『聖ヨハネ・ホスピス通信』の中にたどる。
柳生新陰流の正統をうけつぐ剣法指南・尾張の柳生連也斎厳包、将軍家兵法師範・江戸の柳生飛騨守宗冬-家光上覧試合の顛末と両家の剣の暗闘を描いた表題作のほか、楠木正成・慶安事件・新選組など、南北朝から西南戦争まで、歴史を彩った面白さ無類の13篇。
マネーサプライの考え方と見方!定義から応用知識まで、正確な理解への手引き。経済活動・物価との関係、指標の有用性を分析。