第4回ワールドカップの戦地ウェールズへと辿り着いたラグビー日本代表。その旅路の出発点は、1995年6月4日、南アフリカの乾いた大地でニュージーランドの黒衣の群れに蹂躙されたあの日にある-。4年前、無残な姿を晒したジャパンを厳しく批判した記者が、屈辱的な過去を直視し再起を目指した選手たちと「全人格をかけて」向き合い、その軌跡を文字に刻み込んだ渾身の1冊。
本書は特に、近年、人口増加による水洗トイレより流出する水質の汚染と、そのために大量に殺菌用に使用される浄水場での塩素(カルキ)、また電気器具や食品の包装・容器に使用する有機塩素製剤(ポリ製品)から溶出する塩素が遠因となっている史上最強の毒物ダイオキシンの我々の生活環境での増加、さらにはオゾン層の破壊の急速な進行による重症アトピー性皮膚炎や皮膚癌の増加、樹木への影響(木の葉が枯れ始めている)、それによる人類の存亡にかかわる大水害の発生の危険など、差し迫った人類生死をかけた環境諸問題が噴出し、早急にこの現実を皆様に訴えようと、旧版を改訂して、まず、最も大切な“水”の汚染の問題を重要なテーマとして取り上げ、その正しい科学的な対策方法を紹介し、その他、諸々の地球の危機について、また著者の研究所の最近の研究結果などから、この現代の環境汚染について真剣に悩んでおられる読者の皆様と共に考えていくことにしました。
オーケストラを指揮し、巨大企業で剛腕をふるう、その稀有な才能ー。巨匠カラヤンらとのドラマティックな出会いに彩られた半生を描く初の本格的評伝。
激動の九十年代。世紀末の世界の知性は、揺れ動く歴史のなかで何を考え、何を語ってきたか。そして二十一世紀とは。フランシス・フクヤマ、エドワード・サイード、ジャンーフランソワ・リオタール…など十一人の論客を相手に、刺激に満ちた対論を展開する“語る浅田彰ワールド”。
都市住民が「楽しく・快適に・安心して」暮らせる、新しい社会づくりに、お金を遣おう!経済を甦らせる逆転の方策の数々。
本書は、“新党さきがけ”を「終の棲家」とした一政治家の、“新党さきがけ”に関しての覚書であり、報告書である。
立ちはだかるカベを次々と突破。スギを貫き、結果を出す。敵はもちろん、味方をも追い詰め、何としても「勝ち」にこだわる。「天下の職人」の冷徹で強烈なリーダーシップ、知られざる闘いの実相を密着取材で描く。
本書では、一般の人でも興味深く読めるように、「税の集め方」を中心に、国際比較や身近なトピックを取り上げながら、日本の税制の問題点と改革の方向性を大胆に語った。日本と比較して主にアメリカの例を取り上げた。
身を棺槨の中に投じ、地下千尺の底に埋了したる以後の心にあらずんば、ともに天下の経綸を語るべからず。道義、道徳もそれからだ。
学者、政治家、エネルギー問題の専門家、そして自治体の首長や市民レベルの運動家達によって支えられ、原子力問題の先進国ドイツは、廃絶の方向へと確実に進んでいる。しかし日本はどうであろうか?依然として原発事故は頻発し、高レベル廃棄物最終処分問題を抱えたままである。本書はそれらの問題をつき、革命的なエネルギー開発の現状などを新たに加え、人類がとるべき道を教えるルポルタージュ。
生きていくための栄養や知恵を子は親からいかに受け取るのか?乳を飲んでいるアカンボウの顔をのぞき込めるほど群れにとけ込み、ビデオを活用した緻密な観察により、授乳や毛づくろいがどのように行われるのか、そしてその技術がいかに伝わっていくのかを解き明かす。
ある朝、白鳥美貴は神聖皇帝になっていた!東京中が熱烈な歓迎ムードに浮かれるなか、すずと千寿は都庁に呼び出された。二人は美貴に、内閣調査室の雨宮にさらわれた寧々の救出を依頼される。一方、エンドウ豆の発芽に巻き込まれて行方不明だった皓平は、隻翼の娘・キリに操られ、翼の奪還を命じられていた…。寧々が捕われている海洋研究所に乗り込んだ、すずと千寿が遭遇したものは!?ウワサのハイテンションストーリー、完結。