ウィーン-カトマンズ1万3000キロ。出会いと驚き、目からウロコの9ヵ国、103日間の旅。
日本を離れ、英国に渡って30年、著者の学問と日本観はどのように変貌していったか。
孫誕生、芸能生活40周年、アットホームな家族。かつては事業の失敗、多額な負債も。夫婦の危機、そして上原謙問題。「苦しみほど素晴らしいものはない」と今だから言える。永遠の若大将が、波瀾万丈の人生を改めて振り返る。
名古屋の私立探偵事務所に勤める藤森涼子はある大学生の素行調査を彼の母親に依頼された。彼は一日置きにほぼ同時刻に同じ歩道橋の上で、しばらくぼんやりと時間を過ごしていた。調査を終了した十日後、涼子は新聞記事で、彼が歩道橋から飛び降り自殺したことを知る…(『翼なき者』)。その他表題作を含む全六編の連作集。
霞ヶ関封建制、会社主義、福祉国家…日本は実は「社会主義」の国だった。市場の力を前にして、国家の終わりと運命を共にしたくなければ、個人が自力で資本主義の中を泳ぐ方法を見つけるしかない。世の常識に挑発をかけ、日本の新たな「始まり」を説く痛快評論。
「牧師園長四十年」、これが最初考えた本書の題でした。母教会の招聘を受け赴任して、昨年満四十年を迎えました。記念に何かイベントでも…との周囲の声に、今まで語ったもの書いたものを一冊にまとめたいと答えてしまってから、本書が生まれることになりました。
両親の離婚後、ママとお姉ちゃんといっしょに暮らしていたヘイヴンは、十五歳の夏休みを迎えてうんざりしていた。お姉ちゃんは小さくて可愛らしいのに、ヘイヴンは毎日背が伸びつづけ、たいていの男の人を見下ろすようになってしまった。おまけにこの夏はふたつの結婚式に出なくちゃいけない。パパがママより若い相手と再婚する式と、お姉ちゃんがまじめでつまらない相手と結婚する式だ。ママは隣に越してきた未亡人とばかり仲よくしているし、お姉ちゃんは式の準備でヒステリーをおこしてばかり。そんなとき、ひとりぼっちのヘイヴンの前に、お姉ちゃんのむかしの恋人サムナーがあらわれる。サムナーはヘイヴンにとって特別な存在だった…。だれもが経験する特別で、かけがえのない夏を繊細な筆致で描いた物語。10代〜。
ジョージ・マクティアは、番組制作会社のプロデューサー。16,575ドルという破格の週給を得る彼は、苦労のすえ、新番組の契約をとりつけた。妻のリジー・ジンバリストは、ソフトウェア会社の社長。自社株を売却するため、マイクロソフトと交渉を重ねている。家族で過ごす時間が限られた二人は、Eメールを交わして子供たちとコミュニケーションをとる。慌ただしい一日のあと迎える二人だけのわずかな時間。秘密はいっさい持たないけれど、互いのビジネスには干渉しない-これが夫婦の信条だ。そんな二人に衝撃が走る。ジョージの母の事故死、リジーの父の容態の急変。二人は会社で用意してくれたジェット機で、斎場から病院へと駆けつける。そして、心を休める暇もなく、次の仕事に奔走するのだった。帰路、ホテルの部屋で一人悲しみにふさいでいたジョージは、夫婦で共有しているコンピューターを立ち上げた。誤って開いた妻のファイルには、彼の上司のファーストネームが。突然持ちあがった妻の不倫疑惑。彼の日常を揺るがすこの事件は、世紀の変わり目までつづく混乱の序章にすぎなかった…。舞台は2000年2月28日から2001年年明けまでのニューヨーク。時代の最先端に立つ夫婦を通し、現代社会の断面が鮮やかに描かれる。21世紀を迎えるまでを現在進行形で体験できる画期的小説。
「あなたは前世で私の恋人だったの」。謎の少女・小織の一言を手がかりに、失った記憶を探し始める。自分は一体何者だ?姉はなぜ死んだ?レイプを繰り返す警官・鷲尾、秘密結社“夜叉の爪”を追う公安刑事・久我、記憶喪失の〈僕〉が、錯綜しながら驚愕のクライマックスへと登りつめる、若き俊英の傑作本格ミステリー。
夕景の一瞬。あなたの雲もまた、けっして同じように現れてはいけないのだ。
激動の九十年代。世紀末の世界の知性は、揺れ動く歴史のなかで何を考え、何を語ってきたか。そして二十一世紀とは。フランシス・フクヤマ、エドワード・サイード、ジャンーフランソワ・リオタール…など十一人の論客を相手に、刺激に満ちた対論を展開する“語る浅田彰ワールド”。
充電期間をおきさらなる飛躍を遂げたミスチル-。生い立ちから最新情報までミスチルの歴史がまるごとわかる。ファン必見の一冊。
寄る辺なき自我が「神」を捏造する。オカルト、自己啓発セミナー、ニューエイジ、自分さがし-。あらゆる結びつきが失われゆく現代ニッポンの深層を浮き彫りにし、新世紀を展望する気鋭の論客の最新力作評論集。
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