遠ざかる近代、そして日本人に残された可能性とはー卓越した感性と知性の対話、生き方探しのヒント。
これまでの「社会主義」では沈みゆくのみ!世の常識に次々と挑発を仕かけ、固定観念を一刀両断。われら日本人にとっての新たな「始まり」を軽妙かつズバリと説く痛快評論。
『夢の終わりに』完全攻略ガイド&キャラクターグラビア掲載!必見!!探偵神宮寺三郎シリーズの全歴史のウラ話。寺田克也スペシャルトーク&イラスト。ハードボイルド探偵小説ガイド&神宮寺グッズ…etc。探偵 神宮寺三郎シリーズ10周年記念本。
雅さと秘められた美しさ、わたしの心の湖に浮かぶ古典文学への想い…。「万葉集」「源氏物語」を中心に。河合隼雄氏・リービ英雄氏との対話も収録。
死後に出会う世界を覗く。インド、ブラジル、インドネシア、西アフリカ、アメリカ…世界各地の伝承を客観的な視点から収集・分析し死後の世界のシステムの解明に挑む意欲作。
経済学が資本主義を「飼い慣らす」ことを試みた二百年間は、ムダだったのではないか?金儲けという「狂気」が、我々を熾烈な競争に駆りたて、人間が生きるために貴重な多くのものを破壊する-結局、そんな「無理」の上にしか存在しえない「豊かさ」を、経済学は模索してきたのか?経済学者としての自省をこめて、アダム・スミス、マルクス、ケインズという三巨人の思想を再検証する著者が、前著『日本の反省』に続いて、さらに深く「豊かさ」の意味を問う、社会哲学の書。
大蔵省はパージされなければならないのか。この最強の組織の打倒に向けて、日本は踏み切ることができるだろうか!?誰もが知っていそうで、よく知らなかった大蔵省の実態。
「君は特別な患者だ」と医師は言った。頭に銃弾を浴びて失った視力が深い闇に包まれると回復してくる。家族からも恋人からも訣別して夜の街を彷徨う男ブロム。そして次々に起こる不思議な出来事。妄想か、現実か!真綿で締めつけられるような恐怖の連続。夢魔のように読者を幻惑する戦慄のサイコスリラー。
棄児だったという過去にも負けず明るく生きる玲。そしてそれを支える海。信じ合い心を寄せ合う二人の前に、新たな試練が待ち受けていた。玲の父親が経営する店『ラ・ジュテ』の危機と、謎の老人のかたくなに閉ざされた心。十五歳の少年二人にとって、『お互いを思いやること』だけが、たった一つの武器なのだけれど…。真実の愛は、どんな壁も砕ける。
消えゆく風土と人びとへの想い。情熱的な女性と知られざるフランスの田舎暮らしとの運命的な出会いと別れを、美しく細やかに描いた紀行=自伝文学の佳作。
「あなたと私は前世で恋人同士だった」僕を戦慄させた奇妙な一言!記憶喪失の青年と刑事が時を超えて絡み合う連続爆破事件の行末は…。
国民国家は消滅する。そのとき何が起こるか。従来の政治はなくなり、やがてアジア的な「帝国」が西欧近代国家にとってかわる。
19世紀末のウィーン、不気味な終末幻想にとり憑かれつつ、創造的活動に情熱をそそいだ天才たち-。クリムト、マーラー、フロイト、ウィトゲンシュタインらの思索・生活・作品を甦らせ、その不思議な輝きのなかに、「新しい世紀末」のゆくえを問う。
私たちの学校は今、死を迎えつつある。『反動的!』につづく、プロ教師の会・諏訪哲二の渾身の書き下ろし。激震する教育の第一線に立ってきた三十年の体験と思索の結晶がここにある。