私たちの学校は今、死を迎えつつある。『反動的!』につづく、プロ教師の会・諏訪哲二の渾身の書き下ろし。激震する教育の第一線に立ってきた三十年の体験と思索の結晶がここにある。
病めるドイツ、悩めるドイツ…。再出発をしたドイツが、かつて光輝いたドイツに戻る日はいつなのか?栄光の時代を知る著者が親愛なるドイツにエールを送るフォトエッセイ。
本書は、いま世界が抱えている重大問題を明快に解き明かし、21世紀への光明を与えてくれる本。
本書は論点にいささかの曖昧さ、不明な点がない。最近の歴史書にはめずらしく、プラトン、カントから始まり、ヘーゲル、マルクス、エンゲルス、ニーチェなどの大思想家たちをふまえ、重厚な歴史論を展開している。そして、われわれが今おかれている立場が歴史上でどのようなところにあるのか、またそこに生ずるこれからの問題は何かを実に明快に解き明かしている。
高校二年の村瀬二葉は人を拒み、傷つけ、たったひとりの青春を歩んでいたー。16歳の夏に、力ずくで“女”にされ、「心はちがうんだ…」と叫び続ける二葉…。やがて少年院送りとなり、奈落の底へと落ちてゆく二葉だったが、そこには幾度となく面会に訪れるクラスメイトー麻生勇介の姿があった。運命に裏切られ、潰されながら、何ひとつ信じることさえ知らない二葉に芽生えてゆく男どうしの恋。今日も歌い続ける終わりのないラブソング。衝撃の青春小説ついに登場。
本書は1989年4月7日、東京で開催された、モーリス・ストロング氏による第3回アルテュロ・タンコ記念講演の内容を翻訳したものです。
民営化3年を経て、日本一の企業にのしあがろうとしている巨象NTTは、今後どこへいくのか、高度情報社会をいかにリードしていこうとしているのか。それを、最前線からリポートしたのが本書である。
崩壊しつつある醜悪な国家に対し、新たなる世界を構築せんとする若者たちの情熱と悲劇を、オリヴィエ・メシアンの室内楽をバックに語る観念小説。
世界のHONDA影の立役者の登場!裏方に徹しきった女房役が初めて語り下ろす経営哲学の真髄。
「仕事が趣味」から「趣味が仕事」へ。転職・独立、副業など「人生リバイバルプラン」を指南。
恋の始まりに理由はいらない。恋の終わりに理由はあってもー戸惑い、せつなさ、恥ずかしさ…恋がつれてくる思い。ため息よりもあなたを大人にする唯川恵の言葉集。
病気という運命に、従うのか、逆らうのか。幼き日、戦争、職場…想いは時間を遡る。同世代・若年世代に贈る人生回想記。
名もなき、少女は目を覚ました。サクラの花びらの舞う、その庭園で。心を持たない彼女は出会った。姉とも言える母とも言える存在ーフィリシエラに。そして、二人は世界を守るために生きることを運命づけられた。周囲を食い、無に帰す白い悪魔ー雪玉が空より降り注ぐ世界。その世界で人は眠りについていた。快楽の夢におぼれながら緩やかに死んでいくシステムーベッドの上で微眠んでいるのだ。滅び行く世界に生きるものたちー人造人間。彼らは、人を守り、生を未来へと繋ぐ責を負う…。生なき人造人間たちが、生とは何かを求め闘うリリカル・ファンタジー第一弾。