渋谷のストリートを舞台に、若者たちの葛藤する青春模様を描いたアニメ『TOKYO TRIBE 2』。作品OPとEDを彩る楽曲も、渋谷の街にたむろする若者たちの心の叫びをリアルに描きだしたラップ・ナンバー。スチャダラとブッダのコラボ作。
十種以上ある「トゥーランガリラ交響曲」は、いずれも個性的で優れた演奏揃いだが、若きラトルの録音も、この曲の新たな魅力を引き出した秀逸な演奏を聴かせている。「世の終わり……」も有名な録音だ。
知的な音楽を演奏するふたりのデュエットだけあって、演奏はどこまでも深遠な響きを追求するものとなった。それでいて独特のスウィング感も醸し出されているところが魅力だ。ビル・エヴァンスとジム・ホールのデュオに通ずる響きが安らぎを与えてくれる。
TVドラマの主題歌で人気急上昇中の4人組ロックバンドのミニベスト。アコースティックヴァージョンってのがミソ。ま、エレキのかわりに生ギターが入ってるって感じね。時代が求めるバンドなんだろうけど、歌の人のH室K介直属な芸風は気になるわぁ。
彼らにとって4作目のミニ・アルバム。表題曲は、夏の終わりの寂しさを土の香りがするアメリカン・ロック的アプローチで聴かせた力作。レゲエ・リズムの導入もさらりとして良い塩梅。各々の収録曲が多彩なカラーを持っていて、彼らのセンスの幅広さを実感できる。
60年代の後半“日本のジョーン・バエズ”と呼ばれたキャンパス・フォークのミューズ。30年ぶりのその新録は、かつての愛唱曲に加え、今日的な世相や心情に踏み込んだ作品までのバリエーションに富んだ、自然に聴き手の胸の奥に忍び込んでくるような歌声だ。
ベロフは、第1回メシアン・コンクールの優勝者(当時17歳)で、メシアンは得意な作曲家のひとり。当時のフランス音楽界の名手らとともに作り上げた、代表的録音のひとつ。カップリングの「黒つぐみ」も名演。
ファミコン以来、ハードを替えながらも10年を迎えるという根強い人気を誇る、探偵神宮寺シリーズのサウンド・アルバムだ。10周年記念アルバムというだけに、最新作のサントラは言うに及ばず、歴代のシリーズのBGMも網羅したパーフェクト・アイテムだ。