日本経済の進む隘路を照らす。現状をどのように考えればよいのか、この先どうなるのか。過去30年間に陥った不可思議な均衡とその行方を初めて包括的に解明。戦中・敗戦直後の経験も踏まえた透徹した分析から、危機対応の方針を含め、政府・日銀のすべきこと/してはいけないことを明確に提示する。
新型コロナによる大きな財務的影響が集中した流行初期の令和2年度までに焦点を当てて、本書では、各種医療機関群への財務的影響を、政府補助金の効果を含めて多角的・多面的な観点から分析する。新型コロナによる財務的影響を踏まえた政府補助金や診療報酬特例は、医療機関、政府、保険者など関係各方面の利害に直結する。この点からも、将来の新たな感染流行時の参考になるように、医療機関の財務と補助金の効果について整理しておくことは重要である。
新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて、いわゆる「ハンコ出社」をなくそうという動きが加速し、電子契約が「流行りもの」から「定番」に移行しました。しかし、定番だから誰もが使っているかというとそうではなく、社内の契約はほとんどがいまだ紙で実施している企業も多いようです。本書では、電子契約実務について改めて整理し、その基礎知識から最新トレンドまでを解説します。電子契約を理解するのに必要な範囲での実体法・訴訟法の知識、電子契約を支える技術的基盤、電子契約の導入プロセスと導入上の留意点、電子契約の未来についてまでカバーします。
ROEやPBRを改善する、流通株式比率を上昇させる、持ち合い株式解消による株価の下落を回避する等、自己株式は使い方次第でさまざまな効果を発揮します。本書では、自己株式の活用法を目的別に18のケースで解説しています。手続や会計・税務処理も明示しています。
インターネット広告市場の特性を踏まえて、広告表示をめぐる課題や広告の質に関する問題を整理し、主な法規制を網羅的に取り上げ解説します。商品や業界ごとに関連する規制を整理し、実際の違反事例を参照しながら、違法・不適切とされない広告制作の勘所を示します。2023年改正景品表示法、アフィリエイト広告に関する規制、ステルスマーケティング規制、インターネット広告へのAIの活用など、最新の改正や論点を踏まえて実務への影響を解説します。表示規制違反とならないための主なポイントを整理した「違反チェックリスト」を収録。
M&Aを成功させるために、ビジネスリーダーが知っておきたい組織のあり方を考えさせる実務書。
・日本ではコロナ禍で一挙に施設間のICT利用が盛んになったが、電子カルテから電子健康記録移行時に情報の統合をせず、他院のEMRを“見える”だけにしたが、統合された海外のEHRはパーソナルヘルスレコード(PHR)の時系列表示(PHR表示)が可能である。
・コンピュータが処理するためにはデータ統合が必要で、日本でよく使われる見える化ではできない。セキュリティに注意が必要なデータの統合が日本では遅れており、最近話題のサイバー攻撃の対策の遅れもその意味で同源といえる。
・本特集では、遠隔医療分野で注目を浴びるオンライン診療の現状と課題について、制度や政策上の現状や課題、診療面としてAI利用、遠隔ICUなどの最新の取組みについてについて各分野の専門家に著述いただく。
■遠隔医療、オンライン診療の現在と未来
・はじめに
・総論:遠隔医療、オンライン診療の現況ーー医療DX、技術基盤、セキュリティ
〔key word〕医療デジタルトランスフォーメーション(DX)、モバイルヘルス(m-Health)、EHR(electronic health record)、パーソナルヘルスレコード(PHR)、デジタル治療
・遠隔医療の制度や政策からの視点
〔key word〕遠隔医療、医師法、規制改革、診療報酬
・オンライン診療の現状と将来
〔key word〕オンライン診療、かかりつけ医、医師ー患者関係、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、医療連携
・精神科領域のオンライン診療とAI利用
〔key word〕精神医学、遠隔医療、オンライン診療、人工知能(AI)、機械学習
・わが国における遠隔ICUの今後の歩み
〔key word〕遠隔ICU、診療支援、AIトリアージ、value based medicine
・デジタル療法とSoftware as a Medical Device(SaMD)
〔key word〕デジタル療法(DTx)、SaMD(Software as a Medical Device)、治療用アプリ
・電子処方箋が変える薬局・薬剤師のあり方
〔key word〕受動的から能動的、対物業務から対人業務
・テレナーシング
〔key word〕テレナーシング、慢性疾患看護支援、在宅療養者、システマティックレビュー、メタアナリシス
・遠隔心臓リハビリテーション
〔key word〕心臓リハビリテーション、遠隔心臓リハビリテーション、遠隔医療、情報通信技術(ICT)、運動療法
●TOPICS 神経精神医学
・ダイヤモンド・プリンセス号隔離期間における乗船者のメンタルヘルス
●TOPICS 病理学
・新しい成人型浸潤性膠腫統合診断の実践
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(12)
・財政学からみた医療費の将来
〔key word〕医療費、債務残高、技術進歩、健康、患者自己負担
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(2)
・遺伝カウンセリングモデル
〔key word〕相互関与モデル(REM)、クライエント中心のカウンセリング、傾聴、教育モデル、カウンセリングモデル
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(2)
・ロン・オコナーと岩村昇
●FORUM 世界の食生活(2)
・食は万病のもとか?--カナダ・イヌイット社会における食生活の変化
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
役割、組織、経営課題までまるごと解説!いまどきの小さな会社の常識!中小企業診断士への副読本。小・中規模企業の経営課題がわかる!支援制度や資金調達の実際がわかる!人材確保、販路拡大等の施策がわかる!地域経済やコミュニティへの貢献を探る!日本を支える中小企業の実態に迫る!
流動する国際関係を読む新視点・地経学の成果!ロシアのウクライナ侵攻によって冷戦後の世界秩序が一気に流動化した。今や政治と経済は極めて密接に関連しており、外交と安全保障を切り離すことは出来ない。本書は米中の覇権競争が熾烈を極めている国際社会の現状を政治学者と経済学者が協働して、地経学の様々な概念と事例から分析した貴重書。
人口激減!不採算路線公表が突きつけるリアル。物流危機、自然災害、新幹線とリニアの今後…多くの難題と対峙する巨大グループの軌跡と現在地。