FRBの判断が遅れた理由とはー日本への教訓。公的な組織のトップは、現代においては説明責任を果たすことが一段と重視される。パウエルはそうした、カリスマなき時代の申し子である。本書では、多方面に配慮しようとするパウエルの人柄から、政治的・社会的な影響要因、豊富なインタビューからみえる舞台裏までを、現地記者の視点から解説する。
東京を念頭に置いた都市経済学から、地方都市をも視野に収めた都市経済学へ。住宅・土地利用問題をはじめ、都市圏と地方圏を意識した生活圏問題、都市インフラの諸課題にも着目した、まったく新しい教科書。
元芸人・コンサル直伝、簡単にウケる会話術。ビジネスで「笑い」は最強の武器。ロジック×笑い=人を動かす。会って7秒でひと笑い、契約率2.5倍!
経済活動の根幹を忘れた日本の行き着く未来とは?世界約40ヵ国を訪れ、農家、中小企業、職人、行政機関と日本製品の輸出に打ち込んできた貿易実務家が世におくる、目からウロコの日本論。
「当たって砕けろ」の精神で、とにかく「数」をこなす。「好き」のデータ化で、自分らしさを磨く。いまこそ磨くべき「10大能力」はこれだ!…etc.その他大勢からいっきに抜け出す生き方、動き方、働き方。大事なのは「仕事ができるプロ」になって「凡人集団の先頭」に立つこと。
■【特集】日本人なら知っておきたい ASEAN NOW
今年は、日本ASEAN友好協力50周年の節目の年である。日・ASEAN関係は今、
リージョナルパートナーからグローバルパートナーへと変貌しつつある。しかも、起業やデジタル化といった側面では、日本を大きくリードしているといえ、彼らの“進取”と“積極性”ある姿勢から学ぶべき点は多い。
一方で、政治の安定、民主化などでは足踏みが続く。
多様なASEANを理解するための「最初の扉」を開けるべく、各分野に精通した8人に論じてもらう。
文・石井順也、野沢康二、塚田雄太、福地亜希、木村昌吾、牛山隆一、山田雪乃、島戸治江、編集部
DATA 1
人口6.7億人 数字でみるASEAN経済
ISSUE 1 大国の「主戦場」ASEAN 日本は独自の互恵的関係を築け
石井順也 住友商事グローバルリサーチ(SCGR) シニアアナリスト
ISSUE 2
ASEANで揺らぐ民主主義 対外イメージ悪化の恐れ
野沢康二 BSテレビ東京 ニュース部長
ISSUE 3
新局面迎えるASEAN経済 課題は「早すぎる脱工業化」
塚田雄太 三井住友銀行グローバル・アドバイザリー部 部長代理
ISSUE 4
ASEANの経済・金融統合 保護主義拡大でも着実に前進
福地亜希 国際通貨研究所 主任研究員
ISSUE 5
存在感増すASEAN財閥 強みは世代交代と目利き力
木村昌吾 KPMG FAS ディレクター
ISSUE 6
日本の「上から目線」は時代遅れ ASEAN企業の実力直視を
牛山隆一 名古屋経済大学 教授
DATA 2
ASEAN10カ国における主要貿易相手国
ISSUE 7
「デリスキング」の恩恵を受けるASEANの脱炭素政策
山田雪乃 大和証券 チーフESGストラテジスト
ISSUE 8
デジタル化進むASEAN 日本企業はもっと貢献できる
島戸治江 三井物産戦略研究所国際情報部東南アジア・大洋州室 室長
■WEDGE_OPINION 1
・終わらぬ円安 立ちすくむ日本 今こそ必要なこの国の“決断”
唐鎌大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
■WEDGE_OPINION 2
・セキュリティー・クリアランスは世界で生きる「必須免許」
兼原信克 元内閣官房副長官補、元国家安全保障局次長
手塚 悟 慶應義塾大学環境情報学部 教授
小谷 賢 日本大学危機管理学部 教授
■WEDGE_OPINION 3
・少子化と人口減少を直視し楽観論より“ありたい姿”を描け
鬼頭 宏 上智大学 名誉教授
■WEDGE_OPINION 4
・21世紀は「宇宙の世紀」科学の力で日本の存在感を示せ
永原裕子 東京工業大学地球生命研究所 フェロー
INTERVIEW
・技術力向上に必要なのは 「継続」と「頻度」
中須賀真一 東京大学大学院工学系研究科 教授
COLUMN
・技術だけじゃない 民間の宇宙事業に必要な視点
編集部
■WEDGE_ REPORT
・加速するヤングケアラー支援 理念だけでは語れない(前編)
大山典宏 高千穂大学人間科学部 教授
■連載
・MANGAの道は世界に通ず:ゴルフから人生を学ぶ 『オーイ!とんぼ』の「人間的成長」(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:解読された日本の外交暗号 米国の「黒い部屋」とは(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:インフレ下だからこそ必要な「ヒトに好かれる経営」 (岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『忘れられたBC級戦犯 ランソン事件秘録』 玉居子精宏(稲泉 連)
・偉人の愛した一室:岸 信介 「東山旧岸邸」(静岡県御殿場市)(羽鳥好之)
・近現代史ブックレビュー:『陸軍将校の教育社会史 上・下 立身出世と天皇制』 広田照幸(筒井清忠)
・商いのレッスン:業績第一主義の先に顧客満足はない(笹井清範)
・フィクサー:第一章 乱闘(真山 仁)
・モノ語り。:季節の「盛り」を楽しむ 京都・志る幸(水代 優)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●一冊一会
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
物価高騰、生成AI、株価動向、新NISA、日銀新総裁、中台関係…。日経記者がやさしく解説。
幕末に薩摩藩士の子として生まれた五代友厚は、その才を買われ、青年期に最新の航海術を学ぶため長崎へ遊学。そこで外国商人との交流を深め、経済人としての能力を身につけていく。イギリス滞在後、明治新政府の役人として大阪で外交業務に従事するが、民間経済人に転身。鉱業・製造業を中心に多くの事業を始め、商工会議所の設立に尽力するなど、大阪経済の礎を築くのだ。「大阪の恩人」として慕われた五代友厚の活躍ぶりを、同時代を生きた渋沢栄一と対比させることで再評価する。
すべての上司がぶつかる「壁」を乗り越える考え方がわかる、53のQ&A。部下を育てるにはまず「認知」を機能させよ!上司は孤独、時間がない、一回しか言わないぞ!上司は嫌われ役、自分で考えろ!もっと緊張感を持て!…こんな口グセの上司が気づかない思い込みとは?年間5000個の質問に答える研修講師が教える、上司の「認知的多様性」を鍛える思考法。
教えて渡邉先生!裏も表も知り尽くした、お金の達人に聞く家庭・社会では絶対に教えてくれない!ぶっちゃけマネー論。知っていそうで知らないお金の正体。Q&Aで解説。
韓国人が日常会話でよく使う1000語を収録。より韓国語らしい自然な表現力を身につけよう。TOPIK・ハン検の中上級対策にも必携の一冊。
コンサルタントの実践ツールをアップデート。結果であり目標ともなる「数字」をどう使うか。投資の意思決定手法なども解説。
緊急収録、消費税法基本通達の一部改正(インボイス、軽減税率、総額表示の個別通達を統合)。2割特例、少額特例等の負担軽減措置。
起業から上場までを経験してたどり着いた再現性の高いマネジメント手法とは。
法律、政省令、通達、別表様式、国税庁のQ&A、財務省の解説をすべて織り込んでいます。個別制度の詳細(改正の趣旨を含む)について、図解や計算例を使って、連結納税制度・単体納税制度との比較や実務上の留意点を付け加えながら解説しています。別表の記載例を紹介しています。地方税についても詳細、計算例を解説しています。第1版刊行後に改正された論点や実務で経験した留意点を踏まえ、Q&Aの追加・修正を行っています。特に、投資簿価修正の加算措置は、難解・複雑な取扱いであるため、大幅にQ&Aを追加しています。
「昭和モデル」をリセットする!かつて順風満帆だった「日本型システム」が、軒並み制度疲労を起こしている。右肩上がりの成長や人口増など「よき時代」の前提が時代の変化に対応しきれなくなったためだ。「国民皆保険の実現・維持」ももはや名ばかりになっている。本書は日本の社会保障・教育と人材育成・税制の問題をデータに基づき徹底解明し、解決のための具体策を模索する。さらに制度改定プロセスを国際比較により他の先進諸国から学ぶ、総合的な一書。