本書は、アジア経済研究所において1999年度から2年にわたって実施された「アジア諸国における中間層の形成と特質」研究会の成果である。
我が国におけるバイオ技術の発展過程を見つめたうえで、その実践に基づいた情報が今まで十分に明らかにされていなく、科学的な知識と実証的経験による報告が、納得できるような形で伝達されてこなかった。本書は、これらの状況を打破し、バイオガス処方の実情を明らかにする。
「キャリア」が注目されている。職場では、男性も女性も新入社員から管理者まで、盛んにキャリアを話題にしている。産業構造や職業観の変化によって、「仕事」と「能力」の関係が、いままで以上に重要な問題となってきているからだ。それは社内・社外を問わず、自分が将来にわたって雇用され続けるための能力(エンプロイヤビリティ)を開発していくことに他ならない。本書では、だれでも一度は経験している事例を紹介して、どのような考え方や行動に原因があるのかを解き明かすとともに、周囲の人々のかかわり方にも着目。自立の名のもとに、「個人」と「組織」の関係が大きく変わってきた。個人のキャリア開発の重要性がますます高まるなかで、それを支援するキャリア・カウンセリングの必要性についてもわかりやすく説明する。
本書は、アメリカの会計基準設定主体である財務会計基準審議会が、その発足当初から取り組んできた「概念構造(The Conceptual Framework)」プロジェクトの具体的研究成果である「財務会計諸概念に関するステートメント」を邦訳したものである。
刻一刻と変動し、複雑で捉えにくい国際金融のすがたを丁寧かつコンパクトに解説し、「為替」「理論」「制度」という構成に従って具体的・総合的に説いた、定評ある入門テキスト。ユーロ誕生など新たな動向や制度面の変化、ITによる影響などを全面的に取り入れ、新版化。
ハワイの隠れ家ホテル、ニューヨーク出張の穴場、オランダの風車ホテル、南アフリカの猛獣ホテルなど、厳選リスト220。
本書は、経済入門書ではあるが、経済的な世界で成立する理屈(合理性、論理性)を重視し、足し算、引き算、かけ算、わり算を中心に、数字や記号の世界に引き入れながら経済の説明に心がけた。経済入門書である性格から経済の仕組みや法則の理解のために、たとえ話や具体例をふんだんに取り入れた。経済入門書であることを強調するうえからも、できるだけ、わかりやすい言葉で表現することに努めた。
はじめて包丁を握る人も、いつも材料が余ってしまって困っている人も、この1冊ですべて解決!味付けの基本から野菜の使いきりまで、ひとり暮らしの料理の悩みにこたえ、読んですぐ作りたくなる料理エッセイ。
持続可能な農業、自給率向上が叫ばれながら、現実は農地の激減、耕作放棄地の激増、働き手の高齢化・減少、世界一の大量の農産物輸入である。WTO体制のもとで農業は存立できるのだろうか。
日本市場を揺り動かす欧米投資家の実像。日本株売買の半分のシェアを占める外国人投資家の行動から日本企業の株式保有構造の変化、「日本的経営」の変革までを実証的に分析。
市場化が進展する中、現代の経済社会を多角的に理解し構想していくために、ロック・ヒュームからスティグリッツまで、経済学・経済思想を歴史的=重層的に捉えた最新のテキスト。
生活道路に入り込む自動車、緑は多いが不便なニュータウン、高さがバラバラの商業ビル、進まぬ老朽建物の更新ー。なぜこんなことになってしまったのか。私たちにできることは何なのか。
著者は、機械的・可逆的循環系としての狭義の経済学のパラダイムの現時点における本質的欠点を浮き彫りにするとともに、人間ー生態系についての新しい次元を含めた有機的・非可逆的開放系としての「広義の経済学」への止揚の道程を平明に示されている。
通信・放送産業を揺るがす「水平分離論」とは?日本経済の将来を決める課題と争点。
複雑な環境問題に社会科学はいかに切り込み、意思決定の材料を提供できるか。現場の問題にこだわりつつ、大きな視野から問題解決を試みる人のための本格的なテキスト。
心底好きな落語を語って生きてこられた幸せー入門以来55年、ひたすら笑いを追い求めて「人間国宝」となった不世出の落語家の半生。
経済学に倫理学の視点を導入、「道徳哲学としての経済学」の樹立を目指す古典的名著!アジアで最初のノーベル経済学賞受賞者、セン教授(ケンブリッジ大学)による根源的問題提起の書。