交換と市場、需要と供給、企業・政府などミクロ経済学の基本問題から、国民所得、財政金融政策などマクロ経済学の基礎までを、豊富な例示とたくみな比喩で説く明快な入門書であるとともに、今日の複雑な経済・社会を正しく読み解きたいという読者にむけて、現実の経済・金融問題などを幅ひろくとりあげ解説する、役にたつ生きた「再」入門書である。
暗記をするな、考える力をつけよう。数学が苦手な人でも読みこなせるように、基礎知識から丁寧に解説した統計学のワークブック。練習問題を解いていくうちに次第に高度な知識を身につけることができます。
1993年度ノーベル経済学賞受賞。制度分析を経済学と経済史に統合する「制度変化の経済理論」を提示。
二十世紀最大の経済学者ケインズは、実に多面的な活動をした天才である。世界経済の動きとリアルタイムで対峙した巨人の生涯を振り返りながら主著『一般理論』とその他の著作について解説。知的遺産の今日的意義を考え、経済の動きを理解するために欠かせない視点と分析方法、そして、その発想・考え方を学ぶ一冊。
二十世紀を代表する理論経済学の巨匠ヒックスが、「市場の勃興」を中心に世界経済史の道筋を理論的に解説。古代地中界世界の都市国家で活躍した商人がその交易活動によって「市場の浸透」の第一局面を開拓。続いて古代ローマにおける貨幣や法の整備、中世イタリアの銀行など信用制度の発達による中期の局面を経て、産業革命期の近代で市場経済が支配的になったとした。現代経済社会の理解に必携の名著。
本書は、従来の労働の需要と供給、すなわち労働者と企業の関係の分析にとどまらない。結婚・出産などのライフスタイルの変化、海外直接投資の激増や外国人労働者問題など国際間相互依存関係を視野に入れた雇用政策をも含んだ「新しい労働経済学」の展開をめざしたものである。
第2次世界大戦前後から現在のEU(欧州同盟)までのあゆみを人物を通してヴィヴィッドに描いたユニークな書。コラム・地図・年表・用語解説付。
温かに散華の世代、企業戦士を描き切り、経済成長の終焉、そして荒廃しつつある日本社会に、新しい「共同主義」を提唱。渾身の力作。
賃金を中心とした処遇制度は、理にかなった体系になっていることが何よりも重要である。本書は、職能給の導入から運用に至るまで、すべてのステップにおいて理論を大切にしながらわかりやすく解説した。しかも、机上の空論では解決できない現場に密着した応用問題への技術的対応についても詳しく述べている。まさに、人事制度の大変革期にあって、中小企業の実務担当者の指針の書になるものである。
十二歳の男の子が手作りの歯みがきを売りだして、あっというまに億万長者になったなんて信じられる?でも、本当のことなんだ。だって、あたしもウーンと手伝ったんだもの。天才的なアイディア少年の、ユーモラスなサクセス・ストーリー。いつのまにか、経済のしくみがやさしくわかります。小学中・上級向。