経済学最初の体系的叙述として、古典中の古典と称せられる不朽の名著。いわゆる「見えざる手」による予定調和的自由放任政策を主張した本書は、その実質において近代市民社会の科学的分析であり、後のあらゆる諸学説はここに源を発する。新訳。
戦後三大論争の一つである「価値論論争」は如何になされたか?絶版になって久しい「論争の書」が、ここに蘇る。『資本論』冒頭商品をはじめ「価値論」をめぐって宇野弘蔵、高島善哉、武市健人らとの白熱した議論が展開される。
日本国際ボランティアセンター(JVC)は、1970年代後半におきた、カンボジア難民救援活動を直接のきっかけとして、タイのバンコクに誕生した。この本は、JVC10周年『NGOの挑戦』に続く、JVCの現状報告であり、悪戦苦闘の物語でもある。
9通りの調理法と、鍋5つ、包丁2本で7000種類の料理ができる。料理人生60余年の村上信夫が教える西洋料理のキソのキソ。お金をかけなくても、頭と技術でおいしい料理はできる。
心の豊かさのものさしである「観光」を、文化経済学の視点で読み解く。“観光とは自然、文明、文化を消費する行動であり、地域や一国の経済を支える役割も持つ”。
いったん分業が完全に導入されると、1人の人間の労働の生産物は、その時々の自分の必要の極めてわずかの部分しか満たすことができないー第2編「貯えの性質と蓄積と用途について」から第4編「政治経済学の諸体系について」の第4章「戻し税」まで。
論壇の黙殺に抗してマルクス『資本論』を世に広めるため執筆された、エンゲルスによる『資本論』の要約と解説。その科学的意義と論理展開をつかむうえで最良の参考文献。第一巻前半の内容を簡潔・的確に整理した「綱要」と、一般読者向けに内容を紹介した「『フォートナイトリ・レヴュー』のための書評」ほか八編の書評を収める。
本書は、ビジネス・コミュニケーションの場面で使用頻度が高い重要な語彙約3000語を厳選して、日本語・中国語・英語を対照して活用できるようにしたものです。会社・産業・経済・貿易・金融・随行の6つの分野に大別し、それぞれの分野ごとに中・小項目に分けて配列しました。また、巻末には索引を設け、引きやすさにも留意するなど、現場でのさまざまなニーズに即座に対応できるように配慮した構成になっています。用語については、最近の新しいものまで、できる限り収めました。この他、付録として、国と首都、外交用語、化学元素など、約700語をあげてあります。
本書は、ICAより翻訳の了承を得た文書に、「協同組合のアイデンティティに関する声明」および21世紀に向けて発せられた「協同組合の宣言」についてのICA決議の翻訳、1980年のICAモスクワ大会に提出された「『レイドロー報告』(『西暦2000年における協同組合』)から新原則へ」とという視点からの解説、21世紀の協同組合原則に関する書誌および国際協同組合運動略年表を加えたものである。
暴騰と暴落のメカニズム!FRB議長グリーンスパンの名言を軸に、乱高下する株価の秘密を検証。米国株バブルに警鐘を鳴らし、全米に衝撃を与えた問題作。
世界で評判の標準テキスト。環境経済の理論・政策・実態・しくみ、すべてがスッキリわかる。
ディーラーの業務改善支援という地味な作業が、やがてGAZOOへと進化発展した。GAZOOは流行に便乗した大企業の余技などではない。お客様との接点から生まれた、より高いクオリティをもつ情報系の受発信基地である。本書では、GAZOOの奥にあるビジネスモデルをはじめ、トヨタが挑戦しつつある最新のIT戦略とグランド・ビジネスデザインを解読する。
「資本主義」とはどういうものか、と問われたら、これに答えるのは容易でないことに気づく。じつは、人類史にこの社会システムが登場したときから、この問いに答えようと苦闘してきたのが“社会経済学”という、古典派経済学からマルクス経済学にいたる経済学の流れなのである。本書がお伝えするのは、この問いにたいする社会経済学の答えである。
観光学の扱う多面的な領域を概観しつつ、現代観光が投げかけるさまざまな課題を探る。現代観光学の基礎を学ぶのに最適な、新時代のスタンダード・テキスト。観光に関わる実務担当者にも有用。
戦後資本主義において、様々な国家モデルを形成してきた基軸的制度である福祉国家。本書は、福祉国家論研究における、記念碑的名著である、Gosta Esping-Andersen、The Three Worlds of Welfare Capitalism、Polity Press、1990の全訳である。日本での翻訳出版にたいする著者書き下ろしの「日本語版への序文」においては、独自の日本型福祉国家論を展開している。
「戦略的もの造りの体系」を徹底解説!「ものを造ること」は経営の原点。だからこそ、効率的な生産システムが、競争力を生み出すのだ!具体例を交えて、企業経営にとって生産とは何かを、生き生きと描き出す意欲的テキスト。
文系にもわかる「もの造り」の経営学誕生!もの造りは、技術系・理系だけの領域ではない。文系も生産を理解してはじめて、戦略的経営を実現できる!生産を支える購買管理、人事・労務管理、研究開発のロジックを、豊富な図表を交えてわかりやすく解説。
自動車修理工から身を起こし、「世界のホンダ」を一代で築いた日本のビジネスヒーロー、本田宗一郎。彼が自らの前半生を回顧した「私の履歴書」を中心に、人間的魅力に満ちたその生涯をたどる。後半部には、彼が社内報等に寄せた文章をもとにまとめた「本田宗一郎語録」も収録。
「日々変化する経済ニュースについていけない。ホントはよくわからないのに、知ったかぶりをするしかない。なんとなくわかったつもりだが、実は全くわかっていない。」こんな他人に言えない悩みが、この本でスーッと消えていきます。21世紀の日本で、一番わかりやすい説明をする細野真宏が、激変している「銀行・郵便局・生命保険会社」についてその仕組みや成り立ち、問題点などについて解説。