大きな仕事を成すためには、能力だけではなく、いかに自分の周囲に人が集まるかが重要となる。すなわち、“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ちをもたせることである。これが「人望」である。いま、戦国時代の危機(これまでの価値観の破壊)と幕末開国時代の危機(国際化への外圧)が、同時に日本を襲っている状況だ。そんな時代だからこそ、歴史に残る大人物たちの実例に学び、「人望力」の五つの極意を身につける。
あの竹中平蔵と、あの佐藤雅彦がこの地球の経済をやさしくするどく解き明かす、新・経済の入門書。
本書は、製品開発の鍵を握る戦略的・組織的課題を体系的に、しかもわかりやすく解説。優れた製品開発を継続して行える組織の条件とは何かを、明らかにする。
数学を苦手とする私大文系の方を対象としたビジュアル系ミクロ経済学のテキスト。多くの公認会計士受験生を合格に導いた幻の講義をまとめたものであり、表面的な理解ではなく、本質がよくわかるミクロ経済学として支持をいただいたものである。
自分の利害が、自分の行動だけでなく、他人の行動によってどう左右されるか、という状態が戦略的環境であり、その分析ツールがゲーム理論である。ビジネス交渉はもちろん、バーゲンでの買い物や合コンの席順といったことまで私たちは他人の行動を織りこみつつ戦略を立て実行しているのだ。本書は身近な話題をふんだんに使い、コミットメント、シグナリングなどゲーム理論のキーワードを解説しながら読者の戦略的思考を磨く。
本書では、日本の環境会計の生成過程、環境省の2002年版ガイドライン、環境保全コストと効果の対比の実現可能性、ソーシャル・インベストメントやエコファンドと環境会計との関係・役割などの論点を順に検討することで、環境経営度評価のインフラとなる「企業評価のための環境会計」の輪郭を描いていく。
アダム・スミス、シュムペーターからチャンドラー、ポーター、ハメルまで過去の理論を収斂し、体系化した画期的な戦略論の完成。膨大な理論と事例を集約し、経営戦略を経済モデルで分析する新世代の戦略論テキスト。
デフレ、株安、失業。「専門家」や政府の見解は本当に正しいのか?読めば必ずわかる超入門。
経済のことをあまり知らない小学生でも最新の経済ニュースが本当にわかるようになる究極の経済入門書。
鉄を制する者が天下を制する。日本の歴史を切り開いてきたものは、大陸伝来の製鉄技術だった。大和朝廷権力の背景にある鉄器。生産力を飛躍的に発展させた鉄製農具。鋳造鍛錬技術の精華、美術工芸品と日本刀。天下の覇者を決した鉄砲。近代国家建設の象徴、官営製鉄所の創業ー。考古学・民俗学・技術史を駆使し、“鉄”と日本の二千年を活写する。
ビジネスに必要な着想とは?その活かし方とは?マーケティングのすべてを知る人物の思考法が凝縮された1冊。
労働、土地、貨幣がすべて市場メカニズムの中に組み込まれて、いわば社会の実体が市場の諸法則に従属させられるにいたった“市場経済”社会は、人類史上きわめて特殊な制度的所産であるーポランニーは古代社会・非市場社会を、現在の市場経済と社会を映す鏡にして、経済人類学に大転換をもたらした。「経済が社会に埋め込まれている」非市場社会の考察を通じて彼が見出した、市場経済社会の特殊性と病理とは。20世紀中盤、高度資本主義社会の入り口において、鬼才が発した現代社会への警告であり、壮大なスケールで展開する経済人類学の古典的名著。
自分らしく自分のペースであなたにハッピーライフ!毎日がしあわせになるリラクゼーション・フォトブック。
日本化学会は、これまで人間と環境が調和した社会・豊かで安心できる社会の実現をめざして積極的な活動に取組んできたが、その一環として最近、大学での新しい環境教育のカリキュラムを提案した。本書は、おもに非理工系の大学一、二年生を対象に、このカリキュラムに沿って、週一コマ(二時間)・半年間の環境科学の講義を行うための教科書として書かれたものである。環境問題をわかりやすくていねいに説明しながら、科学的にきちんと取扱っているので、高校の理科・社会科の教員向きの参考書としても、また、環境問題に関心のある一般の読者のための教養書としても、十分役立つ一冊。
本書のねらいは、ベンチャー企業を成功の道へ導くための経営戦略と組織マネジメント能力の中身を究明することによって、「いかにしてより多くのベンチャーを生み出すか」よりも、むしろ「いかにしてより多くのベンチャーが成功を収めることができるか」という課題について、その解を提示するところにある。
農政史や農業関係の書物からは、客観的な農業の変貌の推移は読み取れるものの、そのなかで苦闘した農民の姿が見えてこない。本書は、生々しい農村の実情、国策に翻弄された農民たちといった、日本の農民がたどった受難の数十年を、歴史の生き証言として書き残した昭和の農民文学に解説を加えたものである。
近世の社会経済の実態はいかなるものか。新史料を駆使し、「検地と年貢」「情報」「産業と市場・金融」という視点から村落の経済システムを実証的に論究。農民の具体的な生活を浮き彫りにし、新たな近世社会像を描く。