募集株式・自己株式・種類株式と資本金の本質を追究したユニークな実務必携書。
「失われた15年」をどうみるか。金融不安定性と景気循環をめぐる本書の理論モデルは、1980年代〜2000年代の日本経済の分析に多くの示唆を与える。
日本法は社会に何をもたらしたのか?実際の法の解釈・運用、判例を素材とした日本で初めてのテキスト。法と経済学は法的紛争の処理に使うことが可能な道具である。
先端数学が資本主義経済の安定を保証しているというのは本当か。一人一人はみな数学的・合理的に行動していても、社会が危機に陥るのはなぜか。ちょっと難しいけど楽しい数学を追いかけながら、現代社会の仕組みまでが見えてきてしまう、極上の数学エンタテインメント。
資本主義発展の過程で都市の土地所有構造はどのように変容していったのか。明治維新から高度成長期までの大阪都心部を事例に、都市空間を経済史の視角から解明する。
日本の都市景観を形成し、産業インフラの提供からバブルまで、日本の経済活動に大きな影響を与え続けた重要産業の全体像を、都市・住宅開発から埋立や農地転換、法制度、金融制度も視野に、鮮明に描き出す。従来見落とされてきた不動産業の軌跡を初めて総合的に捉えた画期的通史。
組織への経済学的アプローチを展開した初の入門書の第3版。本書では、ゲーム理論、資源基礎アプローチ、コーポレートガバナンスなどのテーマと数多くの事例・演習問題が新たに加えられ、内容的にさらに充実した。導入的な教科書として経済学的な推論を基礎としながら、数理的な説明は最小限に抑えられ、一般の学生、企業人、政府関係者にとって広く取り組みやすい論述になっている。
近年の進化経済学、ポスト・ケインジアン、レギュラシオン理論などの発展をふまえ、資本主義の多様性とダイナミズムを、制度の観点から鋭く、そしてトータルに分析した最新版。
憲法9条改正?自衛隊を正規軍に?でもその前に一度、冷静になって考えてみよう。戦争は経済的にみてペイするものなのか?ミクロ・マクロの初歩的な経済理論を使って、現実に起きた戦争ー第一次世界大戦から、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争までーの収支を徹底分析!「戦争が経済を活性化する」は本当か?徴兵制と志願兵制ではどちらがコストパフォーマンスが高い?軍需産業にとって実際の戦争にメリットはあるか?核物質闇取引の実際の価格は?自爆テロはコストにみあっているか?…などなど、戦争についての見方がガラリと変わる、戦争という「巨大公共投資」を題材にした、まったく新しいタイプの経済の教科書。自衛隊イラク派遣の収支を分析した、訳者 山形浩生による付録「事業・プロジェクトとしての戦争」も必読。
お金をかけずにヤル気を引き出す。オモテに出しにくい「承認欲求」を引き出し、動機づけるための手法を満載。
国際政治と国際経済の相互作用に着目し、現代の国際社会が抱えるさまざまな問題を「理論と歴史」「事例分析」「展望」という3部構成でわかりやすく説明する。大学で基礎科目・専門科目として国際政治経済学、国際関係論を学ぶ際のテキストに好適。
グローバル化する世界で政治と経済はいかに絡み合っているのか。緊張に満ちた両者の関係を、通商、金融、開発、環境、人の移動などを題材に、理論と実証により解き明かす。
伝統的な経済学が前提とする、「自己利益の最大化」のために「最も合理的な」選択をするという人間行動の原則は、現実を反映したものとはいえない。本書では、経済理論では説明のつかない身近な市場の矛盾や、例外とする経済現象にスポットを当て、心理学と融合した新しい経済学のアプローチを示す。
会社計算規則がわからなかった司法書士の著者が自己流の方法で理解できるようになった成果をまとめた「計算規則が読める・わかる本」。いわゆる企業会計基準の知識も仕訳の専門知識も必要なし。貸借対照表と中学校の数学程度の素養があれば、会社計算規則を容易に攻略できます。