経済学は現実の諸問題をどのように捉えるか。経済学の原理と現実に起きているさまざまな経済問題を関連づけ、生きた経済学を学ぶ定評ある経済原論テキストの待望の新版。アメリカの一国覇権主義による全世界のテロに対する「新しい戦争」、企業活動、労働現場、金融システムなどを大きく変化させたIT革命など、21世紀の新しい事態を踏まえて改訂。
地頭力の本質は、「結論から」「全体から」「単純に」考える三つの思考力である。この三つの思考力は訓練によって鍛えることができるものであり、地頭力を鍛えるための強力なツールとなるのが「フェルミ推定」である。
日本が戦争へと傾斜していった昭和初期にあって、ひとり敢然と軍部を批判し続けた石橋湛山(後の第55代内閣総理大臣)。その壮烈なる言論戦を、戦争を煽りに煽った大新聞との対比で描き出した不朽の名作。
「会社の数字」の基本がわかれば、経済現象や経営のカラクリが見えてくる。これだけは知っておきたい最低限のポイントをズバリ解説。
「経営資源とは何か」「経営資源はどのように価値評価できるか」「組織能力とはどのようなことか」「組織能力はどのように測定可能か」という問いに対して、Resource Based Viewの概念・枠組みを基礎とし、マーケティング研究におけるブランド論、知的財産の価値評価に関する議論等を包摂しながら検討。
経済学は一体なんの役に立つのか?経済学的な考え方を身につければ、肥満やタバコ中毒、出世や談合、耐震偽装といった問題を、これまでとはまったく異なる視点で見ることができるようになる。本書は身近な話やだれもが知るような話題を取り上げ、それを経済学の視点で分かりやすく論じており、読み進めるうちに経済学のエッセンスが理解できるようになる入門書である。
経済学の歴史に「ケインズ革命」と呼ばれる一大転機を画した書。資本主義の抱える大量失業と不安定な経済循環への処方箋として、雇用と有効需要、利子率と流動性とを組み合わせた「一般理論」を構想。現代経済学の出発点にして、今なお必読の古典。待望の新訳。
奇跡的な高度成長を成し遂げ、石油ショックにも対応できた日本が、1990年代以降のグローバル化とITの活用に立ち遅れているのはなぜか?それは、第2次大戦中に構築された「戦時経済体制」が、現在も強固に継続しているからだ。「戦後は戦時と断絶された時代」という常識を否定し、「日本の戦後は戦時体制の上に築かれた」との新しい歴史観を提示する。
グローバル化、構造改革、小さな政府-これらをめぐる日本経済三つの神話を解体し、暮らしが厳しくなった真因を明快に解く。政府の経済政策を根底から批判し、暮らしを豊かにする政策を提言する、目からウロコの日本経済論。
実務家が最新の金融手法と商品をわかりやすく解説。市場動向や金融商品会計も取り上げ、日々の業務に活用できるハンドブック。デリバティブ、仕組債、投信、証券化商品等々、最新の金融商品に完全対応。
地球上の生物の複雑多様な進化の謎は「自然淘汰」と「突然変異」のみで語れるのだろうか?答えは「否」!秩序ある生物世界に関しては、自然淘汰や突然変異も重要だが、これに加えて「自己組織化」が決定的な役割を担っている。すべての秩序は自然発生的に生まれる、と自己組織化理論は主張する。本書では、この理論に則って進化の様子を丹念に読み解いてゆく。さらにこの理論は、カンブリア紀の大爆発、生物のネットワーク、経済システムから、民主主義の生まれた所以にいたるまでを説明する。新しい視点からの理論的挑戦でわくわくできる一冊。
島崎藤村、川端康成、三島由紀夫から岡本太郎まで、21人の物故巨匠作家との奇縁を綴った随想集。
「あなたは何のために働くのですか?」職業意識の高め方やキャリアビジョンの立て方などを通じて、自立的なキャリア開発ができるようガイド。自分の人生を自分で切り開けるようにするためのテキスト!新しい情報をフォローした第2版。
資本主義の根源を分析し、その独創的な閃きを厳密な論理によって体系づけ、二〇世紀の世界経済の指針となったケインズ『一般理論』。下巻には、第五篇「貨幣賃金と物価」、第六篇「一般理論の示唆するもの」を収録。充実の訳注、索引、文献一覧。
世界の構造改革のバイブル。1962年初版、フリードマンが最も愛した著作、待望の新訳。郵政改革、教育バウチャー、規制撤廃など絶対自由主義の政策の意味を説いた名著。
「消費依存」「ワーカホリック」「バブル現象」「環境破壊」…現代社会の生きづらさはどこからくるのか。出来るかぎり自由であるために選択肢を増やそうと、私たちは貨幣に殺到し、学歴や地位の獲得に駆り立てられる。アダム・スミスから現代の市場理論にまで通底する、“選択の自由”という希望こそが現代社会を呪縛しているのだ。市場(イチバ)で飛び交う創発的コミュニケーションを出発点に、生を希求する人間の無意識下の情動を最大限に生かすことで、時代閉塞を乗り越える道を探究する、著者渾身の市場経済論。
なぜあの駅前に出店するのか?その値付けは本当に正しいのか?社会を読み解くための「新しい基本」を、コンビニ戦争、転職などの事例を駆使して徹底的にかみくだいて解説する待望の入門書。
「長谷部瞳は日経1年生!」のモットーは、“世界1わかりやすい、世界1身近なポッドキャスト”です。身近な経済の疑問や新聞の効果的な読み方を、日本経済新聞の人たちが直接教えてくれます。就活生や新社会人お役立ち情報も満載。