第二次大戦後の世界は、かつてない急激な変化を経験した。この六〇年を考える際、民主制と市場経済が重要なキーワードとなることは誰もが認めるところであろう。本書では、「市場化」を軸にこの半世紀を概観する。経済の政治化、グローバリゼーションの進行、所得分配の変容、世界的な統治機構の関与、そして「自由」と「平等」の相剋ー市場システムがもたらした歴史的変化の本質とは何かを明らかにする。
未来予測を切って捨て、経済学とファイナンス理論を根底から揺さぶり、ベル型カーブでは扱えない不確実性の核心に迫る。
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。
「ケース面接」を擬似体験、模擬解答例から現役コンサルタントの思考プロセスが学べる。
市場は社会に何をしたのか?自己調整的市場のユートピア性と破壊性を文明史的に解き明かした政治経済学のモニュメント。グローバル資本主義の危険性を根源から解明した現代の古典。待望の新訳完成。
不況、賃金カット、ワーキングプア、派遣切り…資本主義の現在と未来を読み解くカギが見えてくる。
資本主義の崩壊が始まっている終焉のあとに来る社会とは。マルクス、スピノザそしてネグリから読み解く未来世界への視座。
22万人を超える読者の支持を受ける合格請け負い講師・石川秀樹先生が、君たちを強力にサポート。わかりやすいと評判の石川先生の講義を読むだけで、単位なんか簡単に取れる。日常の数学で解説するから、数学が苦手でも安心。
四〜五世紀、楽浪・帯方から渡来し、大和政権に貢献した人々。六〜七世紀、律令国家成立に寄与した韓民族。日本が新しい段階に足を踏み入れ、豊かな精神世界の展開を可能にする、大陸や半島の高度な技術や知識をもたらした彼らこそ、古代の日本人そのものだったー。帰化人の実像に迫り、古代東アジア史研究に多大な影響を与えた、不朽の金字塔。
経済学に数学を用いるには、物理学者が行うようにまずは特殊な個別の問題を数学的に記述し、厳密な証明を与えつつ理論を一般化していかなければならないーヒルベルトを師と仰ぎ、量子力学の数学的基礎付けで若くして不朽の業績を挙げたフォン・ノイマンは、経済学をも厳密な“科学”と捉えた。第1巻におけるゼロ和2人ゲームの定式化を踏まえ、本巻ではプレイヤーが3人以上の場合のゼロ和ゲームについて議論を展開し、n人ゲームの一般論へ向けた基礎をさらに積み上げていく。全3巻の中核をなす議論である。
課題設定ができるようになれば、あなたはプロフェッショナルとして認められ、「またあなたに仕事をお願いしたい」と言われる人材になれます。と同時に、これまで磨き上げてきた問題解決力や、業務知識や、あるいは常日頃の頑張りが、非常に効率的かつ効果的に、仕事の成果に反映されるようになるのです。
日本の水は飲んでも大丈夫?日本は石油を産出するの?日本の家はどんな造り?伝統的日本が残っているもの、何かある?ゴルフをする人、日本には大勢いる?日本の健康保険の実情を教えて。特に外国で、実際に外国人が尋ねた質問の中から、代表的なものを100選出。質問は、最初に質問の核を成す項目。次がトピックに関連する日本語のエッセイ。それに続く質問と答えは3部に分かれている。
介入的自由主義の思想と、それが反映した政策や制度がいかなる社会的文脈で登場し、個人の自由・尊厳との緊張関係でいかに正当化され、定着したのか。その可能性と限界を検討する。
SWIFTは、ベルギーに本部を置く、金融機関の国際的な取引に関するメッセージ通信のネットワークを提供する組織。SWIFTのネットワークには、世界200カ国以上、8000以上の金融機関が参加している。国際的な金融取引の増加に伴い、その役割はますます重要になっている。本書は、SWIFTの機能、サービスの内容、日本におけるSWIFTの利用状況、今後の展開など、SWIFTに関する情報を網羅的に解説している。
複雑な人間行動を数学的に記述する新たな可能性を開き、ゲーム理論の基礎を確立した記念碑的著作。第3巻ではn人ゲームの理論のさらなる一般化を進め、“単純ゲーム”の詳細に分析を行う。また、ゼロ和ゲームを非ゼロ和ゲームに拡張し、得られた結果についていよいよ経済学的解釈を試みる。著者自身が「数学的ジャングル」と呼ぶ、複雑で厳密な議論をもって経済学に大変革をもたらした世紀の書がここに完結する。
背景知識と連語・表現を結びつけ、学術レベルの英語力へ飛躍。TOEIC/TOEFLなどの各種試験や大学/大学院入試対策の足がかりに最適。
本書は、租税回避と節税の限界点を探るのではなく、日本企業の保守的な感覚に合わせて、税務実務家の立場から、どのような場合であれば本規定が適用となる可能性が少ないのか、という分析をしています。
理論と実務が融合した実戦的テキスト。トヨタ自動車、資生堂、ユニクロ、キリンビバレッジー。豊富な日本企業の事例に基づく決定版。
本書は、経済学を初めて学ぶ人が、さまざまな経済政策問題への対応策を自分自身で考えられるようになることを目的としている。本巻(2)では、労働・土地・資本市場をくわしく分析し、それを土台に、格差是正政策と効率化政策との関連を明確にする。さらに、その視点から現在日本の経済政策を評価する。