戦後、日本経済はどのような道をたどってきたのか、その仕組みはどうなっているのか、現在どのような問題を抱えているのか。本書では、日本経済の歴史と構造、世界における位置付け、日本経済の実情について、わかりやすい英語で解説する。21世紀に入ってからコロナ禍に至るまで、最新の日本経済の動向も取り上げた改訂版。私たちの日常生活に大きな影響を与える経済について、基礎知識と同時に英語での表現を身に付けたい人に最適な一冊。
東京大学大学院の講義から生まれた本。基本的な技能をある程度標準化して広く伝えること、また、研究成果自体のみならず、その成果を生み出す過程の面白さを伝えること、を目的として編集された。大学院生、学部学生、また経済史、経済学、経営史、歴史学に関心のある方におすすめ。
今年度の「関西経済白書2022〜アジア太平洋と関西〜」ではPart1で「世界秩序の歴史的転換点」、Part2で「コロナ禍でみえてきた関西の役割と今後の挑戦」という2つのテーマを携えた。また昨年同様にPart3として、新型コロナウイルス(以下、COVID-19)に対する日本と世界主要国の対応状況をクロノロジーとしてまとめるとともに、今回より新たに大阪・関西万博の状況をクロノロジーとしてまとめている。Part1では、COVID-19、ロシア・ウクライナ戦争、環境、人権などの問題により世界が歴史的転換点に立つ状況において、アジア太平洋地域が直面する課題と展望について考察している。Part2では、関西経済の現況のマクロ分析を行い、課題と展望について考察している。また関西の観光業の動態を振り返りつつ、観光地域づくりについても分析している。さらに大阪・関西万博の経済波及効果について、新たに作成した2015年関西地域間産業連関表を用いて示した。このように本書では、今年度も様々な視点から、アジア太平洋と関西の未来を築くヒントを織り込んでいる。アジア太平洋と関西経済の発展に関わるすべての方に、是非活用いただきたい。
ビジネスプロパガンダを制する者が世界を制する時代ー混迷の米中関係と加速するグローバリズムの行方を描き、日本が生き残る道を示す!
「コースの定理」はじめ環境問題に効率的に迫る経済理論とは?排出量取引や課税など政策的選択肢は?基礎概念をわかりやすく解説。
発展途上国の人口爆発と、先進国における少子化ーこの重層的危機を、我々はいかに乗り越えうるのか?スミス、マルサス、ミル、ケインズー本書でたどる巨人たちの思想的格闘のあとからは、現在の世界が直面する危機を考えるために、見逃すことのできない発見がもたらされるだろう。統治と制度、平等といった問題圏と常に重なりあいながら社会思想史の底流を成し続けてきた人口をめぐる経済学的思考が、いまここに浮上する!
統計学の基本となる考え方を、一からじっくり丁寧に解説。経済データを分析する計量経済学への橋渡しを意識した構成。理論的な側面をおろそかにすることなく、その先につながる統計学の知識が身につく。
30年続く「不振感」は、どこから来たのか。日本のマクロ安定化政策の「歪み」。様々なデータをもとに検証する。
本書は、経済のしくみの基本中の基本を、初めての人でも理解できるように、図解を交えてやさしく解説した超・入門書。これだけは知っておきたいという必須知識や経済用語、そして経済の動きの読み方まで、コンパクトにまとめた決定版です!
現代社会が直面する問題の根源は資本主義システムにある。歴史上、資本主義社会をもっとも深く分析したマルクスの経済理論の意義はいまだ失われてはいない。マルクスが紡いだ一つ一つの概念に光をあて、MEGAの新資料にもとづき『資本論』を丹念に読み解くことで、そのテキストがもつ今日的な可能性が見えてくる。「マルクスなきマルクス経済学」から脱却し、その到達点を正確につかむ最新の研究成果。
年度更新で最新時事用語を収録!思考力が問われる共通テスト対策にも使える詳細な解説。トリプル頻度分析で重要語を逃さない!収録語数6,580。
EUは1999年に単一通貨ユーロを導入し、経済・通貨同盟の第3段階に進んだ。しかし、欧州金融危機はEUの通貨制度の脆弱さを露呈させるに至る。本書は、欧州金融危機を契機とするガバナンス改革と改革後のEMUの第3段階の展開を考察し、EUの単一通貨制度の特質と問題点を明らかにする。
模擬試験問題4回分+検定試験問題2回分(第35・36回)。別冊に豊富で丁寧な解説を掲載。出題テーマの分類とPointも記載。試験対策用に「時事テーマ問題2022」を収録。重要用語の確認420語。
経済を理解するコツは、「鳥の目」(マクロの目)、「虫の目」(ミクロの目)、「魚の目」(潮目を読む目)の3つの視点からとらえることです。本書は、その3つの目の身につけ方を解説します。GDPや雇用統計など経済動向を表すデータの正しい読み方、物の価値に隠された企業の思惑、経済の転換期を読み解く感覚の磨き方などについても説明します。東大人気教授が経済がわかるツボを伝授。