岸田政権の「新しい資本主義」ビジョンに触発され、「めざすべき経済社会とは何か」(前編)と、「資本主義はどういう仕組みで変化するのか」(後編)を分析、「市民社会」と「ゆたかな生(ウェルビーイング)」をキーワードに、来るべき新しい社会の構築を企図する渾身作!
科学的社会主義の立場に立つ唯一の経済誌
本論は、アダムスミス以来の自由放任主義・ケインズ主義・新自由主義・財政政策派・ポストケインズ派などの「ロゴス経済学」はニクソン・ショック以来、会計学との不整合が顕在化し、それが「価値イコール貨幣・通貨」を前提としている事が原因であるとし、これが現代社会に混乱を招いていると指摘した。更にポストコロナ禍の世界は、自己完結型の経済ナショナリズム的国家群からなる国際経済体制に向かうことを予感し、そこではフィシスの世界を含有した「新しい資本主義経済学」が必要であることを説いた。
化石燃料時代から再生可能エネルギー時代へ、世界の政治と経済はどう動くか。2050年温室効果ガス排出ゼロに向けて日本の選択を問う。
毎日2ページ読むだけでお金の教養が身につく!日本と海外の投資・経済を知り尽くした人気No1の投資系YouTuber、待望の初著書!
連帯経済は市場経済のオルタナティブになり得るか?すべての人々にとって尊厳ある生活と社会を取り戻すためのラテンアメリカ民衆の挑戦。
科学的社会主義の立場に立つ唯一の経済誌
本書では、世界との関係を意識しながら、徳川期から安定成長期(1600年代〜1990年代初め)までの時代を6つに分けたうえで、各時代の重要なトピックを11の主題に分けて解説する。各時代の概観に加え、トピックごとに参考文献と関連資料を載せることで、日本経済史を主体的により深く学ぶための道案内とする。
経済データをはじめとする「非実験データ」から「因果関係」を見極める分析手法を学ぶ。
経済学の目的は社会全体の幸せの最大化です。それはとりもなおさず、公共政策の目的でもあるはずですから、経済学は、交通政策をはじめ、医療、教育、インフラ整備、福祉といった公共政策の是非を問う道具としてとても有用です。したがって、本書は、「経済学を用いて交通・公共政策を分析検討する」ことを主目的としています。しかし、逆に、交通などの身近な公共政策を材料にして勉強すると、経済学がわかりやすくなります。そこで、本書では、「交通・公共政策を通して経済学を理解する」ことも試みてみました。この相互作用で、ぜひ学びを深めてみてください。(編著者からのメッセージ)
1992年の市場統合の完成、EUの成立、経済通貨同盟の発足に伴うECBによる金融政策の実施、単一通貨の発行、そしてEUの中東欧への拡大はEU経済成長への起爆剤となっているが、同時に域内での経済格差が拡大し、金融、財政制度の脆弱性を露呈している。本書は欧州委員会、各国政府、EU市民間での政策決定メカニズムなど重要課題を指摘・提言する。
ミクロ経済学をはじめて学ぶ人のための、「本当にわかる」画期的な入門テキストです。主に完全競争市場を対象に、図と言葉によって、ミクロ経済学の考え方、とりわけ市場の働きを一歩一歩丁寧に解説しました。各ユニットごとの確認問題と解答も充実し、本文の理解に役立ちます。
福島原発事故によって放射能が垂れ流され続け、人びとが放射線被害のモルモットになっているような事態は、人類史上初めてのことである。脱原発すべきか否か。脱原発を選ぶとしたら、それをいかに進めるのがよいか。この問いは、今やすべての人びとにとって差し迫った問題として問われている。本書は、原発の電気がいかに高く、いかに電力が余っているか、いかに地域社会を破壊してきたかを明らかにし、脱原発が必要かつ可能であることを経済学的観点から提言する。