資本という得体の知れない他者が、全地球を、人間の心をも包み込み、圧迫し、窒息させていく。労働力にとどまらず、われわれの感情までも「商品化」される現代社会を、「包摂」という概念をもとに読み解く。
20世紀社会主義と体制転換を総括する。移行経済学批判。中・東欧の体制転換とは何だったのか。
日本の医療・介護は、独特な制度や複雑な歴史的経緯から、理解するのが非常に難しい仕組みになっています。本書では、(1)専門分化、(2)事業化、(3)公平化という3つの軸から読み解くことで、現状と課題をわかりやすく解説します。著者は、医療経済・高齢者ケア研究の第一人者です。日経文庫『医療・介護問題を読み解く』を全面的に刷新しました。急性期医療の脆弱性など、新型コロナへの対応で明らかになった日本の医療体制の課題についても解説します。医療・介護・医薬産業などの関係者の方はもちろん、就活生や、医療・介護の仕組みについて知りたい一般の方にも最適の入門書です。
「会計・経済・投資理論」の試験範囲全章の計算問題演習をカバーする初の学習支援書。多くのアクチュアリー試験受験者が集う研究会での豊富なノウハウや経験を基に、学習方法、必須の公式、および公式を利用した問題の解法を、受験者に寄り添い解説した。初学者のための、最初の最適な一冊。
ハロッドの経済学は、師ケインズと同じく、大きな問いのなかにある。経済変動の究極の原因は何か、利子とは何か、経済学と倫理学はいかに結びつけられるべきか、経済成長と人間の幸福の関係、伝統や慣習の意味…。ケインズを継承しつつ乗り越えんとする気概を持ち、ロビンズやハイエクと対決する知的格闘の軌跡。
実証分析を行って論文やレポートを書くための技法を徹底解説。
昭和の末期、バブル景気のもと大流行したチョコ菓子のおまけシール。就学前の二人の息子と仲間たちの克明な日誌的観察記録をもとに、子ども文化、子ども経済、仲間関係の発達を、社会歴史的な文脈の中で丁寧に描き出した稀有なフィールド研究。
本書では、平成の始まりから令和改元、コロナ危機、脱カーボン、経済のデジタル化まで、日本経済のダイナミックな変化を描きます。景気、産業、金融、財政、国際関係など、経済の仕組みをバランスよく解説します。著者は長年、国内外で取材してきた日本経済新聞のベテラン記者です。取材現場で見聞きしてきたことや、一流のエコノミストたちへの取材経験などを活かし、生きた経済を解説します。難しい数式や経済理論を用いず、平易な言葉で解説。経済ニュースを深く理解できます。学生や若手ビジネスパーソンはもちろん、変化し続ける日本経済の現在地を確認しておきたいあらゆる人におすすめです。
幅広い試験に対応し、1冊で試験合格レベルに届く!科目の多い公務員試験だからこそ、本当に必要な過去問を厳選。
これを読めばマクロ経済がもっとエキサイティングなものになる!IMFチーフエコノミストとして経済危機を体験した著者ならではの現実感あふれるマクロ経済学のテキスト待望の改訂版。
最新の研究成果を現実に適用する道筋を示す、真摯な分析。各分野の最先端を行く5本の論文と、パネル討論「経済学を伝える」「神経経済学」を掲載。日本経済学会唯一の日本語版機関誌。