なぜ民主主義なのか。強権に抵抗する拠り所。新しい社会を創造する基点。なにより「自立した諸個人の平等なアソシエーション(協同)」のため。つまり人間であるために。
世の中には名だたる経済学の古典がいくつもある。しかしケインズは、経済学者であるからには学術専門書ではなく、パンフレットのようなものを書くべきだと述べた。経済学者は日々変化する経済情勢をつかみ取り、それに対処し続けなければならないと考えたからだ。本書では経済政策の表舞台に立った当のケインズをはじめ、スラッファ、シューマッハー、ミュルダール、セン、ハロッド、都留重人らによって書かれた様々な問題への、今こそ注目すべき処方箋を紹介。あわせて無数に枝分かれした各経済学派の特徴と、その目指すところも解説する。経済学に興味のあるすべての人へ。学芸文庫オリジナル。
暴走する夢洲カジノ計画の問題を徹底解明。大阪維新の経済政策・財政運営の実態分析を通じて、「なぜ維新は大阪で支持されるのか?維新支配を打ち破るには何か必要か?」を考えるヒントを提示。
太陽光や風力発電など、エネルギーインフラの常識が変わりつつあることに気づいている日本人はまだ少ない。エネルギー安全保障は、本当に確保できるのかー。枯渇性資源に依存した不安定な電力供給を脱却するために、既存技術で実現可能なエネルギー改革を提言する。
世界恐慌からの奇跡的復興、少子化対策、天下り禁止…。現代日本が参考にすべき数々の実績とその背景。経済学者ケインズが絶賛!
格差の経済学のパイオニア。シュンペーターとケインズの融合をはじめ、現代的な問題領域の先駆者として理論に革新をもたらす一方、社会に深くかかわり、現実に即した経済学の必要を訴え続けた稀代のエコノミストの全体像を提示する。
スピルバーグの母親はわが子の埋もれた力をどのように伸ばしたのか?自分の得意なやり方で子どもと接してみよう。
ADB・AIIB・JBIC関係者が知見を結集して分かりやすく解説!PPP事業の実例や具体的な資金借り入れスキームを数多く搭載!日本からは見えにくいAIIB・NDB・中国輸銀・中国開銀の業務を徹底解剖!
キリマンジャロ西斜面の山奥にあるルカニ村。「世界農業遺産」に認定されるほどの魅力的な農林畜複合経営が、「コーヒー危機」の影響で崩壊したが、フェアトレードの取り組みにより復興しつつある。2002〜13年における農家の経営行動を観察し、「アフリカ型」の貧困削減・農村開発のあり方を探る。
明治以降、日本はなぜ経済発展に成功したのか。本書は、江戸時代のさまざまな蓄積が明治維新と相俟って、明治日本の近代化、サイモン・クズネッツの経済学のキー概念である「近代経済成長(Modern Economic Growth)」をもたらした、と考える。
マルクスが経済へと目を向け、思想の転機となった“最初”の単著。『哲学の貧困』に対するプルードンの批判コメント、関連する文献を訳し、マルクス終生の宿敵プルードンを知る。マルクス「VS」プルードンではなく、マルクス「と」プルードンという視点から、新しいマルクスの読みを提示する決定版新訳。
本書の特徴:経営戦略に財務数値やバリュエーションがどう活かされているかがわかる。ESGとコーポレートファイナンスの接点、最先端の動きを紹介。Excelの財務モデルを用いて実際に手を動かしながら理解を深められる。
経済史の基礎と先端を示す最良の入門書。世界の経済はどのような軌跡をたどってきたのか。グローバル・ヒストリーなど最新の成果をもとに、欧米・アジアや世界各地域の発展プロセスをバランスよく解説、通史編とテーマ編の二部構成で学ぶ好評の経済史入門、大幅改訂による決定版。