コロナを契機とした技術革新がグローバル社会のあり方を大きく変えていく。時代の変化に対応していくために、地球村に生きる人間は時代の先を続み解く力が不可欠である。本書は、国際政治経済を基礎から勉強したい、勉強し直したい読者に分かりやすく、読みやすいことに重点を置いている。国際政治経済の基礎と応用を系統的に学び、激動する世界を読み解く力を身につける一冊と期待される。
資本主義は自由と民主主義を守り、人々の生活をもっとも豊かにできるシステムである。だがそれは、さまざまな問題がつきまとうシステムである。物価の安定、完全雇用、資源配分の効率性、市場の失敗、所得と富の格差、バブルの発生と崩壊、グローバリズムの影響、景気変動や金融恐慌・大不況への対応、国家財政のあり方、等々。本書では、こうした諸問題について、歴史を紐解きながら徹底検証し、問題の本質がどこにあるのかを捉え、改善策を検討し、来たるべき資本主義経済の未来を展望する。
緊縮vs.反緊縮終わりなき闘い。ケインズ主義、MMTの台頭、そしてパンデミック対策に至る論戦の見取り図を鮮やかに描く。
非ムスリム商人、イラン商人、ヨーロッパ商人らによる綿製品、絹、タバコ、ペルシア絨毯の流通から明らかにする、強固で自律的なネットワークの持続と変容。
「世界の工場」中国の成長の原動力となった工業を中心として、工業力の源泉である労働、資本、技術の現状と将来を分析するとともに、成長の担い手であるさまざまなタイプの企業について解説します。農業の大きな変貌や中国経済の巨大化が他国に与える影響といった新しい問題をも検討した新版。
子どもにも教えられるくらいかみくだいた説明!!知っておきたい「常識」を短時間でインプット!!実は、大学受験にも対応できる本格派!!基本&常識は、この一冊でOK!
これ1冊で最新トレンドがわかる!物価高と人手不足、中国の成長鈍化、エネルギー問題、生成AI、人権尊重、世界経済から企業経営まで今知るべきトレンドと72のキーワードを解説。
本書は、不動産取引や相続などの際に関係する不動産登記法を、42のテーマに分けて興味深い事例を取り上げながら講義形式で解説する入門書です。著者は法制審議会の部会長として、課題とされてきた所有者不明土地の扱いを検討し、民法・不動産登記法改正をとりまとめるなど、法曹界を主導する不動産登記法の第一人者です。令和3年民法・不動産登記法改正により、相続等によって取得した不動産の登記が義務化されることになりました。また、相続法改正により、配偶者居住権が創設されました。第3版では、これらに対応して内容を補っています。不動産登記法を初歩から学びたい方、宅建士や司法書士などの資格を目指している方がサブテキストとして制度の根幹を学ぶのに最適な内容です。
ミクロ経済学とマクロ経済学の初歩的な理論を、言葉と図を用いて直観的にわかりやすく解説しました。経済学を学ぶ面白さを実感できる入門テキストの決定版。初版以来、好評を博してきた入門テキストを読者からのフィードバックをもとに大幅改訂。ミクロ編:完全競争や生産者余剰に関する説明をより丁寧にわかりやすくするとともに、新たなトピックとして公共財を追加。マクロ編:統計データを更新するとともに、最終章「日本経済とマクロ経済学」にアベノミクスなどの近年の経済動向を追加。章末の練習問題:基本問題と応用問題に分けて、問題を大幅追加。
今、世界中が協力している、「だれも置き去りにされない」世界をつくる目標のことです。世界には、さまざまな問題をかかえ、困っている人々がいます。人々を守ることは、地球の環境を守ることにもつながります。自分ひとりでは達成できると思えないような目標も、子どもから大人まで、たくさんの人やモノ、しくみと、直接的・間接的につながることで、だれでも貢献できるのです。この巻では、だれもが知っている企業の企業活動や製品の、主に「経済」に関わるとりくみを紹介しています。経済とSDGsのつながりは、直接的な現金のやりとり以外にもたくさんあります。表面だけではわからない、企業活動や製品とSDGsとのつながりを考えてみましょう。
世界最大の人口は、ほぼピークアウトし、中国社会は成熟化への歩みを進めている。経済の高度成長は終焉を迎え、深刻な所得格差などの歪みを覆っていたベールが剥がされ、社会の安定が揺らぐとの懸念が拭えない。終近平政権は、「共同富裕」というスローガンを掲げ、この難題への対応を始めた。成長か、分配か。成長か、環境か。デジタル化が経済活動を大きく変える新たな状況の下で、答えを出そうと苦悶している。はたして中国はどこまで減速するのか。世界経済への影響はどれほどのものか。本書は詳細な現状分析を踏まえ、三つの予測シナリオを提示するともに、日本企業の活路を探る。