アウトカム分析(CSR指標と企業価値の関係性の分析)だけでなく、決定要因分析(コーポレートガバナンスとCSRの関係性の分析)も行うことで、CSR活動に鋭く切り込むとともに、株式会社とは「何か」を探求することで、経営者がどう行動すべきかも提示する。
はじめて『資本論』を開いた人は、あまりにその文章が硬いため、マルクスの真意を読み取れないー。この状況を一変させるのが本書だ。鋭いマルクス解釈で世界を驚かせた俊英が、手稿研究で見出した「物質代謝」の観点から『資本論』のエッセンスを丁寧に解説。さらに、ソ連や中国とも異なる「脱成長コミュニズム」の未来像までを見通す。初学者にもスラスラ読み進められる究極の入門書!
人間の経済行動と経済理論の対応を追究した2つのアプローチ、実験経済学と行動経済学について、イラストも交え初学者にも親しみやすく愉しく説き明かす入門テキスト。それら2つの学問の研究成果と相違点をテーマごとに解説し、現実の問題への応用や手法についても紹介する。図表を豊富に採り入れたビジュアルな構成+2色刷。
長年にわたる劇的な成長の光と影を多様な切り口で解説。地理・歴史の影響、独特の政治体制、エネルギー・環境、消費経済…現在の国際秩序に抗うかのような中国の振る舞いも分析。多くの研究者、エコノミストが高く評価した書籍、第2版!
「コロナ禍」で低迷する世界経済。観光業や外食産業をはじめとするさまざまな業界が打撃を受け、経済危機も現実のものとなっている。しかし、かつて世界は何度も危機に直面し、乗り越えてきた歴史があった。「戦争・天災・税・金融・通貨」5つのキーワードをもとにコロナ大恐慌のヒントを探る。本書は、経済危機の歴史をひもとき、世界の今後をうらなう一冊である。
なぜ、こんな世界になってしまったのか。気候危機とパンデミックをかかえて生きる人たちに、すべての問題の根底にある資本主義のカラクリを紹介。産業革命、世界恐慌、戦争、グローバリゼーションと「金融化」まで、食べものから世界経済の歴史を学べば、人も自然も壊さない「経世済民」が見えてくるだろうから。
世界はどこに進んでゆくのか。G20大阪サミットの成果を踏まえ、通商政策、自由貿易、多様性の促進等現下の国際経済をめぐる最もホットな諸課題に鋭く迫る。
近年、知的財産が企業に競争優位をもたらすといわれるが、具体的な数値を用いての研究は少ない。本書は、知的財産・研究開発活動と、企業経営・マクロ経済の関係について、実務家が意思決定に役立つ分析手法を身につけられるように詳しく教える。
世界の経済をマンガで語る、初の試みーそれが『エコノミックス』。「債務」が生じるのはなぜ?経済はまだ成長する?「完全雇用」って何?新しい世代の暮らしぶりは、前より良くなる?どうして不況が続くの?ウォール街占拠運動の発端は?いまだかつて誰も描かなかった経済マンガ、350年にわたる歴史と今を語る『エコノミックス』。ユーモラスなコマを追えば、経済の実態が一目瞭然。経済理論を考えだした学者たち、グローバル化、財政赤字、景気回復、戦争、気候変動、エネルギー問題と経済の関係など。『エコノミックス』を読んで考えよう、これからの経済と僕たちの未来を。
本書では、大きなリスクをとった短期売買を退け、中長期の景気サイクルを見据えつつ、リスクを抑えながら投資の妙味を増す手堅い手法を手ほどきする。最大のポイントは、売り逃げるシグナルの見極め。投資家を恐怖させた新型コロナショックばかりでなく、市場の荒波は今後も幾度となく到来する。波乱の人生百年時代を支えるのは「逃げて勝つ」投資。
本書の最も大きな特徴は、各テーマにおいて「歴史と現制度の概要」と「理論的理解」を設けていることである。これまでの「経済政策」を扱った書籍は、歴史的な流れや現制度の概要、あるいは理論的な理解のどちらか一方に偏重しているものが多かった。そのため、歴史的な背景を踏まえた現状については理解できても、それを理論的に理解するための基礎的な部分がわかりづらかったり、あるいは逆に、理論的な理論を促すような基礎的な説明はあるものの、歴史的にどのような政策がとられ、結果として現状の制度がどのような状態にあるかという制度の概要を捉えることが難しいと感じたりする方も多かったのではないだろうか。そこで本書は、各テーマの経済政策の歴史と、それを踏まえたうえでの現制度の概要を解説した章と、そのテーマを理論的に理解するための章をテーマごとに設けた。経済政策の歴史や現制度の概要だけでなく、理論的な理解で可能な点は本書の大きな特徴といえるだろう。
2016年、アウンサンスーチー政権の誕生で世界の注目を集めたミャンマー。現在、民主化のユーフォリアは終わり、経済は踊り場を迎えている。経済活性化のための取り組みは何か。これまでの経済政策を検証し、ミャンマー経済が再び成長を加速するには、インフラ整備や人材育成、法制度の確立など「第二段階の改革」が必要と提言する。
経済学初学者のためにやさしく書かれた入門書。「予習→講義→復習→練習」というサイクルに沿って学ぶことにより、「経済学的な考え方」が自ずと身につく。直観的にも理解しやすいように、多くの図表を用いている。