「精神分析臨床シリーズ」の最終巻にあたる本書は、パーソナリティ障害への精神分析的心理療法という、病者のこころの本質を知り、その本質に働きかけていく治療手技の実際を提示することを試みる。さらに、そのために求められる理論や鑑別、治療手技が活きるための協働態勢や環境の準備についても提示している。シリーズ既刊書の臨床素材はパーソナリティ障害を基底とするケースから得ており、その意味でも本書はシリーズの最終巻にふさわしい内容となっている。
本書では、「うつ病に焦点を当てた力動的精神療法」を提案し、面接における実際のやりとりが豊富に紹介されているばかりでなく、自殺などの危機管理に対する力動的アプローチ、薬物療法や他の精神療法との併用などについても論述されており、うつ病臨床全体における力動的視点の意義についても理解を深めることができる。新しいタイプの病態をもつうつ病に対して、エビデンスのある治療法を追求する本書は、精神分析に馴染みのない読者にも大きな期待をもって迎えられ、日常の臨床に役立つ知見を提供することだろう。
名著『情緒発達の精神分析理論』に未収録2編を加え待望の新訳完全版!
「私は他者Xに悪いことをしたと思う」-私という主体の行為の結果生じる他者の受苦(パトス)について感受される罪悪感を、あくまで一人称的かつ経験的に分析し、一人の主体の本質、人間性の一断面に迫る。知的・普遍的現代思潮にあえて逆らい、秘私的個別性の中に特異な哲学を構築する。
もし今、あなたに三カ月の休暇があったら、何をしますか。突如もらった「時間のボーナス」に、戸惑いつつも自己変革の旅に挑んだオムロンの管理職たち。「ゆとりの時代」とは何かを問いかけるノンフィクション。
長年にわたって青年期精神医学をリードしてきた著者の、理論と臨床両面からのアプローチを集大成する論集。摂食障害に関する先駆的な研究や青年期治療をめぐる多角的な考察、さらに分裂病や様々な神経症の精神療法論など、現代が精神科臨床の場に投げかける課題と格闘し続けてきた軌跡を収める。
「ピアノを弾きたい夢をかなえる」模範演奏CD付やさしいピアノ・スコア集。
無動機的にみえる大量殺人や異常な性犯罪が世間を驚かせる現代。犯罪と非行に関する心理療法のあらゆる技法とアプローチについて多面的・理論的に述べている本書は、そうした事件の解明を進め、犯罪者を理解する上で非常に貴重な指針を提供してくれる。司法心理療法に携わる者はもとより、さまざまな分野の人たちの関心に応える、価値ある一冊である。
必読!楽々!簡単に年収が3〜10倍以上になりたい人。人生の逆転のヒントがこの本にはあります。
“ホームラン・拳”原作、ボーイズ・ラブ系コミックのドラマCD。高校生の主人公が、自分の姉の恋人である男性に恋をしてしまう物語。主人公の性格の良さと、それゆえの切ないストーリー展開が魅力。
元19の岩瀬敬吾のソロ・ファースト・アルバム。19の音楽性は岩瀬の方が色濃く受け継いだようで、フォーキーなロック・アルバムなのだが、やたらとクセのあるコード使いが目立つあたり肩の力が入っているのかなと思わされる。(12)は初回盤のみのボーナス曲。
パーソナリティ障害という「きわどい領域」に臨床家はどうむきあうか。
運命を変えるような出会いを求めて東京に出て来た湊あきなは、無職で借金を抱えた千葉凜太郎に出会い……。元敏腕芸能マネージャー・凜太郎と孤独な家出高校生・あきなの恋模様を描いたドラマCD。
ずっと抱えてきた言葉にならない「HELP!」。週3時間の家事代行で手に入るもの。
お金持ちになるための道筋を明確にするテスト。
表向きは極めて紳士的な大実業家、木内賢一。彼は甥の挙式を挙げるため、ハワイまでの豪華クルージングを用意した。招待客には、恋人、夫婦、兄妹、親子など様々なカップルが含まれていた。だが、優雅な時を過ごす招待客は、賢一が危険な性癖の持ち主であることを知らない。今、美女の心の隙間が狙われている…。この私が証明してみせよう、お前たちの愛情など意味が無いことを…。