日々職場で真面目に仕事をしているのに、なぜか全くラクにならない、評価されない、報われない。人一倍努力しても、頑張っても、カラ回りに終わってしまう。そんな悩める毎日を送っているあなたへ、心理カウンセラー・心屋仁之助が、職場での働き方のコツを伝授。頑張らない、断る、やめるー真面目な人ならとても無理だと思うだろう。でも嫌われたっていいし、嫌なことはやらなくていい。それはなぜか?目からウロコの職場と仕事の対策本。
予約の取れない心理カウンセラーが教える、SNSから生まれるモヤモヤの解消法32選。
■【特集】ジェンダー平等と多様性で男性優位の社会を変えよう
「育児休暇や時短勤務を活用して子育てをするのは『女性』の役目」「残業も厭わず働き、成果を出す『女性』は立派だ」─。働く女性が珍しい存在ではなくなった昨今でも、こうした固定観念を持つ人は多いのではないか。
今や女性の就業者数は3000万人を上回り、男性の就業者数との差は縮小傾向にある。こうした中、経済界を中心に、多くの組織が「女性活躍」や「多様性」の重視を声高に訴え始めている。これ自体は歓迎すべき動きと言えるだろう。
だが、肝心なのは、中身である。内閣府が2022年に実施した世論調査では、約79%が「男性の方が優遇されている」と回答したほか、民間企業における管理職相当の女性の割合は、課長級で約14%、部長級では8%まで下がる。また、正社員の賃金はピーク時で月額約12万円の開きがある。政界でも、国会議員に占める女性の割合は衆参両院で16%(23年秋時点)と国際的に見ても極めて低い。
女性のエンパワーメントとジェンダー平等を目的に活動するHAPPY WOMAN(東京都港区)の小川孔一代表は「『SDGs(持続可能な開発目標)』や『ジェンダー平等』などの言葉は広く浸透し、いかに実装していくかというフェーズに入っているが、“やっているフリ”は逆に世間からの評価を下げる方向に働くだろう」と語る。
女性たちの声に耳を傾けると、その多くから「日常生活や職場でアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)を感じることがある」という声があがり、男性優位な社会での生きづらさを吐露した(21頁に詳報)。
アンコンシャス・バイアスは、性差に限らずあらゆるところに存在するが、行き過ぎれば、社会発展の“障壁”になる。
3月8日は女性の生き方を考える「国際女性デー」だ。この日を前に、歴史を踏まえた上での日本の現在地を見つめるとともに、多様性・多元性のある社会の実現には何が必要なのかを考えたい。
時代は昭和でも、平成でもなく、令和である。ジェンダー平等と多様性の実現で、男性優位の社会を変えていくことが、より良い社会を築く足がかりになると信じたい。
文・佐藤千矢子、湯澤規子、高崎順子、石井妙子、得能摩利子、與那覇 潤、ブレイディみかこ、藤原章生、編集部
PART 1 納得感なきジェンダー平等 日本は「オッサンの壁」を壊せ
佐藤千矢子 毎日新聞社 論説委員
COLUMN 1 気づいていますか? 女性たちが感じるジェンダー
編集部
DATA データで見る男女平等 これが日本の“現在地”
編集部
PART 2 「わたし」としての人生を生きる 日本でも「静かな革命」を
湯澤規子 法政大学人間環境学部 教授
PART 3 女性を“忘れた”時代からフランスが転換できた理由
高崎順子 フランス在住ライター
COLUMN 2 女性参画で生まれたヒット商品 大切なのは“利用者の視点”
編集部
PART 4 拝啓 令和を生きる女性たち 今、学ぶべきは女性の歴史
石井妙子 ノンフィクション作家
INTERVIEW 1 男だから、女だからではない 価値を生む多様性の本質
得能摩利子 三菱マテリアル 社外取締役、フェラガモジャパン 元CEO
COLUMN 3 女性採用を契機に脱皮を果たしたある中小企業の挑戦
編集部
PART 5 スローガンが氾濫する日本 唱えるからには中身の吟味を
與那覇 潤 評論家
INTERVIEW 2 相互理解と共存の鍵握る能力「エンパシー」をどう育むか
ブレイディみかこ コラムニスト
PART 6 アフリカの旅で考えた差別意識の出どころ
藤原章生 毎日新聞記者、ノンフィクション作家
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・ウクライナ侵攻から2年 日本人に問われていること
PART 1 “20世紀型”はもはや限界 長期戦見据え抑止力の再構築を
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所 理事
PART 2 欧米に見られる「支援疲れ」 今こそ日本流で独自の貢献を
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部 教授
Column ウクライナでも稼働! 世界に誇る日本の「モバイル浄水器」
編集部
PART 3 本音と諦観が渦巻くロシア 大統領選でルビコンを渡るか
黒川信雄 産経新聞社 元モスクワ特派員
■WEDGE_OPINION 1
・「賃金と物価の好循環」実現で「金利のある世界」に備えよ
渡辺 努 東京大学大学院経済学研究科 教授
■WEDGE_OPINION 2
・医療費46兆円の時代 単価でなく受診回数抑制の改革を
成瀬道紀 日本総合研究所調査部 主任研究員
■WEDGE_ REPORT
・地震防災対策に長寿命化 あなたのマンションは大丈夫?
中西 享 ジャーナリスト
■連載
・商いのレッスン:事業の“あり方”と“やり方”(笹井清範)
・偉人の愛した一室:堀 辰雄 「奈良ホテル」(奈良県奈良市高畑町)(羽鳥好之)
・MANGAの道は世界に通ず:実はみんな女性になりたがっている? VRによる制約の解放(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:ソ連への内通者「モグラ」を探せ! CIA対KGBの戦い(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:「ただの石」を「重要資源」に 半導体製造を支えているもの(岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『老化は治療できるか』 河合香織(稲泉 連)
・近現代史ブックレビュー:『戦時下の演劇 国策劇・外地・収容所』(編)神山 彰(筒井清忠)
・フィクサー:第二章 箝口(真山 仁)
・モノ語り。:コーヒー豆の「エルドラド」 イフニコーヒー(水代 優)
●一冊一会
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
アウティング事例を新たに収録したほか、最新の裁判例を大幅に加え改訂!具体的な事案をもとに実務経験豊富な弁護士が懲罰の種類・程度、留意すべき点をアドバイス!巻末には関連書式、懲戒類型別に整理した判例一覧に加え「懲戒処分の指針」(人事院)を新たに収録!判例一覧では事案、裁判所の判断とその理由をコンパクトにまとめているため懲戒処分を科す際の判断基準となる!
症状別でわかりやすく、即対応可能。健康診断の検査項目をもとに根本解決も。メンタル&体調不良の理由がすぐわかる。すぐ読んで、すぐ安心。
|特集1|DEI経営の実践●同調圧力に屈しない個と組織をつくる経営戦略としてのDE&IEY Japan チェア・パーソン兼CEO 貴田守亮●誰もが活躍できる職場を目指してDEIを推進する企業は4つの「自由」を追求すべきであるバージニア大学 ダーデンスクール・オブ・ビジネス 准教授 ローラ・モーガン・ロバーツ●[インタビュー] 予算削減や無関心層の拡大DEIの実現を阻むものは何か前 ヴァイス・メディア チーフピープルオフィサー デイジー・オージェ=ドミンゲス聞き手=『ハーバード・ビジネス・レビュー』エグゼクティブエディター アニア G.ウィエッコースキー●文化、ジェンダー、世代別の対応法フィードバックと多様性:従業員の本音を引き出し、組織に活かすINSEAD 教授 エリン・メイヤー●[インタビュー] 創業の精神を受け継ぎながら組織文化を育むジョンソン・エンド・ジョンソンはクレドーを羅針盤にDE&Iを推進するジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ 人事統括責任者 関根祐治●2人のダウン症児を持つ親が創業した障害者が中心となって働く会社:ビティ・アンド・ボウズ・コーヒーの挑戦ビティ・アンド・ボウズ・コーヒー 共同創業者 エイミー・ライトビティ・アンド・ボウズ・コーヒー 共同創業者 ベン・ライト|特集2|従業員の「不安」に対処する●認知行動療法に基づく3ステップ心の不調を抱える従業員を支援する方法カウンセリング心理学者 キラン・バッティケンブリッジ大学 ジャッジ・ビジネススクール 教授 トーマス・ルーレット●評価ではなくチームのパーパスを原動力にせよ「他者からどう見られるか」という不安がパフォーマンスを低下させるパフォーマンス心理学者 マイケル・ジャーヴェイス●あなたは部下を信頼できているかマネジャーは不安ゆえにマイクロマネジメントに陥る神経心理学者 ジュリア・ディガンジ|Idea Watch|●営業担当者のパフォーマンスを上げる方法『ハーバード・ビジネス・レビュー』/編●若い時に見ていたテレビが起業家精神をさらに駆り立てるフローニンゲン大学 教授 ミヒャエル・ウィアウイッチ|EI[Emotional Intelligence]|●シェイクスピアに学ぶ、人が成長するための条件INSEAD 客員上級教授 デクラン・フィッツシモンズ|Life & Work|●ファッションデザイナー ノーマ・カマリ
こんな不安を、ひとりで抱えていませんか?仕事をしなきゃいけないのに、気力が湧かず何も手につかない。休職を選択したけれど、どのように過ごせばいいかわからない。どうすれば「また働ける自分」になれるのか、道すじが見えない。環境を変えても、またつらくなって休んでしまうのではないか。働けていない自分は、なんてダメな人間なんだ…etc.二度休職して復職した僕なりの、“健やかに働けるようになる”ヒントをお伝えします。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●一般検査の実施にあたり、対象患者の検査目的や依頼内容の把握の困難さや検体情報などが少なさから、検査結果の解釈に自信をもない読者もいるだろう。しかし、臨床検査技師が検査を実施するには、検査依頼から結果報告までの過程を可能な限り理解していないと、思わぬピットフォールに落ちることや、安易なlaboratory diagnosisに陥ることがある。
●そこで、本特集では、臨床医の先生方が何を求めて臨床検査技師に検査を依頼するのか、また、結果報告に何を求めているのかなどについて詳細にご解説いただいた。
【目次】
1.総論ー一般検査が診断に果たす役割
2.臨床医が一般検査に求めること
1)腎臓内科の立場から
2)泌尿器科の立場から
3)小児科での尿検査
4)関節炎を診断する:臨床検査技師と整形外科医の協働による関節液検査のチカラ
5)脳脊髄液に何を求めるか
Editorial-今月のことば
将来を担う臨床検査技師の皆さんへ
話題ーNEWS&TOPICS
バイオバンクとはー藤田医科大学バイオリソース室の取り組みと今後の展望
基礎講座
糞便が混入した尿検体に遭遇したらどう対応しますか?
技術講座
封入を学ぶ
MT Seminar
Critical Care EEG-神経救急における脳波モニタリング
時間経過が生化学検査に与える影響
病院経営と職場運営を考える
シリーズ 日常のなかの例外・トラブル対応
3.検体搬送機器トラブル対策
基礎から学ぶ 生化学検査の反応タイムコースモニタ解析法
5.終点分析法における溶血の影響ーTP測定の例
臨床検査Q&A
フィブリン除去に竹串を使ってはいけないのはなぜですか? 影響が出る項目を知りたいです。
アルブミン製剤が基礎的医薬品に指定された背景と、指定されたことでどうなるのかについて教えて下さい。
これは便利!
スマホで微生物検査の写真を上手に撮影するコツ
From LABO
国際緊急援助隊(JDR)で活躍する臨床検査技師
社員と企業を成長させる心理職のあり方に加え、本音の見えない産業医との付き合い方、人事担当者の目線と苦悩、知らないと怖い法律知識、診断書に隠された精神科医の見立てと治療戦略などを、豊富な事例解説とともにお教えします。職場で心理ケアをする方の必読書!
全経公認の公式テキストです。検定試験に完全対応。
人事管理は従業員の人脈形成に影響を与えるのか。ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という概念を用いて、人的資源管理が職場の人間関係に与える影響を解明した労作!
世の中には経験学歴不問の職場があります。ガテン系から風俗関係、裏仕事まで。読者の中には、いざという時に働いてみたい方も多いことでしょう。では、これらの仕事はどれだけキツイのか、いくら稼げるのか。元「裏モノJAPAN」編集部員が潜入リポート!
本書は、部下を育てる上司に向けた、「本当の部下」の知り方をお伝えする本です。例えばいつも会議で眠ってしまう部下がいたら、「怠け者だ」と思うでしょうか。実はそこに病気が隠れている場合もあるのです。育成にあたっては、部下の一面に過ぎない職場の姿だけでなく、プライバシーに配慮しながらも、性格、考え方、持病、生活習慣、家族の状況、職場環境なども含めた部下の全体像を知ることが大切です。「健康ー心理ー環境モデル」は、そんな時に役立つよう、精神科医ジョージ・エンゲルが提唱した理論「生物ー心理ー社会モデル」に着想を得て著者が考案したモデルです。部下を健康面・心理面・環境面の3つの視点から捉えることで、体系的な理解に基づく正確かつ効果的な対応が取れるようになります。その具体的手順を本書にまとめました。部下育成に携わる管理職の上司の方、人事担当者や社労士の方などに広く読んでいただきたい1冊です。