今回の改訂で重視したのは、1999年春の労働法の大幅な改正施行によって、新たに加わった産業医活動に必要な点、および近年の臨床的知見の進歩である。すなわち労働法改正では産業医の資格要件ができ、女性保護規定が撤廃された。また国際倫理規定があり、労働者のプライバシー権が重視されるようになった。近年の臨床的知見の進歩については、文献を渉猟して全ページにわたってUp-to-dateなものにした。新たに追加した項目は「1.産業保健スタッフ」に労働者のプライバシー権、国際倫理規定を、「2.健康管理の実際」では再興感染症といわれる結核、労働法改正に伴う女性の健康への影響についてである。また高血圧判定基準の新訂版をはじめ、全ページにわたって筆を入れ、図表も差し替えて、一新した内容にした。
管理監督者が行うべき組織運営や職場管理面からのメンタルヘルス対策に重点をおいて解説。ストレス対策として組織管理的方策や個人が行うべき対策も加えた。
大学卒業後、20年近くにわたって中米のホンジュラスを皮切りに、ネパール、ケニアそしてタンザニアで木を植えつづけてきた著者。プロのフォレスター(森林官)である著者のタンザニアでの仕事や日常生活には、日本では考えられないような障害がたくさんあります。そのようなとき的確な状況判断を行いつつも、決してユーモアを絶やさない著者の生き方は、国際協力活動を仕事としたいと考えている人たちにとって大いに参考になるはずです。
募集広告と実際の労働条件が違っていたら?過労死が労災と認定されるには?突然、クビを告げられたら?など、会社の中で想定されるトラブル80項目を厳選し、経営者と社員双方に役立つよう、ケーススタディ形式で解決方法を提示。
介護福祉士になる方法、向く人、向かない人、試験の概要や難易度など、素朴な疑問にQ&Aで答える。全14科目の出題傾向を分析し、最近の科目別本試験問題を詳しく解説。公的介護保険などの福祉環境の変化を見きわめ、資格取得のメリットを多面的に探る。
1999年3月急逝した著者の遺稿となった本書には、その四十余年にわたる弁護士活動を通じて、ひたむきに追求した実践労働法理論の真髄が、とりわけ、法律を全く学んだことのない読者に視線を合わせて、ゆたかに語られ、ものごとの基本のところを、生きた実例に即して大変わかりやすく解き明かしている。
労働者にとって辛い時代が到来しています。不況のため、企業自体が存亡の危機に迫られ、労働者をどう守ったらよいか、新しい疑問がつきつけられているのです。こうなると、個々の労働者は自己防衛を図るしかほかありません。本書は、労働基準法を中心に、労働者の権利を述べたもので、そのための概略の知識を得られるようになっています。
精神科における薬物療法の進歩により、今や、精神疾患で長期療養したことのある多数の社員が、健康管理を受けながら働いている。職場はそのような人たちを受け入れ、集団のなかで労働をさせながら、その健康を守る義務が生じてきた。この精神保健活動を適切に遂行するためには、患者と職場の管理職(直属上司)と精神保健担当者(健康管理医)の共同の働きが必要だ。しかし、精神的病気の人をどのように扱えばよいのかについては、知識も訓練も不足し、実際には戸惑っているのが現状である。本書は、このような職場の状況の要請に応えたもので、同じ目的で12年間にわたって管理職の方に繰り返し話してきたメンタルヘルスについての講演を、まとめて加筆したものである。
この仕事ができない管理職は、淘汰される。組織やビジネスのあり方が大きく変貌するなかで、管理職にどのような行動変革が求められているのか。ミドルマネジメントの「これまで」と「これから」をビジュアルに対比しながら、一目置かれる第一線のリーダーとして活躍するための行動原則を提示。
いま、多くの職場でブームとなりつつある「ウィークリー・メッセージ」毎週1回の「エッセイ」の交換で、あなたの職場の「何か」が変わる。
労基法、均等法等の大改正にともない内容を一新。働くステージに応じた法律問題のすべて。
もう一つの社会システムをつくる。実例豊富なNPO先進国アメリカの現場に学ぶ。実践の場で紡ぎ出された「知恵」を集大成。企業経営の戦略書としても応用可能なNPO運営の完全ガイドブック。
こんにち、わたしたちの生活する社会が大きな歴史的転換期にあるということは、多くの人びとの共通の認識になっているといえるだろう。たしかに、産業社会が成立してから、人びとの生活は絶え間ない変化にさらされてきた。その意味では、産業社会は変化が常態化している社会である。しかし、21世紀を迎えつつある現在の状況は、過去の延長線上では推し量れないような非連続的な変化が生じているように思われる。本書は、社会生活の諸側面のなかでとくに職業生活とそれが営まれる場としての組織という領域に軸足をおいて、こうした変化の様相をとらえ、その含意や課題を検討しようと試みている。
欧米人の会話にしばしば出てくるちょっと気の利いた「決まり文句」。本書はそんな中から、「日本人が使いやすい」「短い」をポイントに選りすぐった、150のフレーズを分野別に紹介しました。すべて使用例付きですので、実際の会話の中での使い方が具体的にわかります。