原子力損害に関わる法曹実務家の必携書!!原子力損害賠償紛争解決センターにおける和解仲介の蓄積を踏まえ、同センター調査官を中心とする実務家の思索・模索の結果を凝集。
本書は従来の国語学を批判し、全く別個の言語本質観による国語学の体系を樹立された、時枝誠記博士の国語教育について考察したものである。
医療・福祉、スポーツ、国際協力、文化・芸術、環境、その他の分野etc.社会貢献・夢に向かって全力疾走する人間力あふれる若者たちの苦難に挑戦する活動記録集。
私立恵比寿中学、2019年2枚目となるフルアルバム『playlist』。
川谷絵音が作詞・作曲・編曲を手掛けたドラマ「神ちゅーんず 〜鳴らせ!DTM女子〜」主題歌“トレンディガール”などを収録。
初回生産限定盤Aに付属のBlu-rayには、「クリスマス大学芸会2018 DAY3 〜スペシャルロイヤルケーキ〜」LIVE映像を収録。
トーラス型SOM、球面SOM、高速球面SOM、Geodesic SOM(球面から平面へ)、学習ベクトル量子化(LVQ)、K-ミーンズ法…SOM関連ツールを実際に動かして基礎から応用までを学ぶ。
実地医家のために、実地医家が書いた糖尿病診療の実践ガイド!生活習慣の改善法、患者のセルフケア、病診連携の実際にも言及!診療にすぐに役立つアイディアが満載。
・一細胞解析に象徴される新しいオミクス技術が、大規模ヒトゲノム配列との統合を経て生命現象の解釈を可能にしつつある。ゲノム個別化医療・創薬の重要性は広く一般認識されるに至った。
・遺伝統計学も古典的な遺伝ー形質関連解析から脱皮し、分子細胞生物学、情報学、数理科学、疫学、臨床医学と自在に組み手を行う、さながら総合格闘技のような学問へと進化した。
・情報伝達技術の世界規模の普及は、サイエンスの変革も急速に加速した。ヒトゲノム研究をめぐる状況は特に著しい。本特集が新時代に立ち向かう若い研究者の一助になれば幸いである。
■第5土曜特集 遺伝統計学の新潮流ーー新規創薬・個別化医療への挑戦
・はじめに
●遺伝統計学の理論と実践
・遺伝統計学の基礎理論
〔key word〕遺伝統計学、集団遺伝学、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、メンデルランダム化解析(MR)
・Polygenic risk scoreとゲノム個別化医療
〔key word〕個別化医療、ゲノム、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、一塩基多型(SNP)
・ヒトオミクスデータと深層学習
〔key word〕深層学習モデル、Transformer、Attention機構、Enformer
・シングルセル時代のシステム生物学ーーシングルセルマルチオミクスによる遺伝子制御ネットワークの推定
〔key word〕システム生物学、遺伝子制御ネットワーク、シングルセルマルチオミクス
・ロングリードシークエンス技術と難病ゲノム解析
〔key word〕ロングリードシークエンス(LRS)、構造多型(SV)、リピート伸長変異、Pacific Biosciences(PacBio【○R】)、Oxford Nanopore Technologies(ONT)
・ロングリードシークエンス技術と集団ゲノム解析
〔key word〕ロングリードシークエンス、構造多型(SV)、基準ゲノム配列、Telomere-to-Telomere(T2T)アセンブリ、パンゲノム
・アジアにおけるゲノム医学研究ーーGenomeAsia 100K Project
〔key word〕アジア人、ゲノム医学、遺伝的多様性、集団遺伝学
・琉球諸島の人々における集団ゲノム解析
〔key word〕琉球諸島、集団遺伝学、ゲノム、遺伝的多様性、集団形成過程
・縄文人由来変異が解き明かす縄文人と渡来人の混血過程
〔key word〕縄文人由来変異、ancestry marker index(AMI)、Jomon allele score(JAS)、集団平均ポリジェニックスコア(PA_PS)
・便中ヒトゲノム情報からの個人情報の再構築
〔key word〕腸内微生物叢、メタゲノムショットガンシークエンシング、ヒトゲノム由来配列、個人情報
●遺伝統計学と疾患オミクス研究
・眼科疾患における大規模ゲノム解析
〔key word〕眼科形質、多因子疾患、多遺伝子リスクスコア(PRS)、遺伝性網膜ジストロフィ(IRD)、遺伝子治療
・アルツハイマー病ゲノム解析の現状
〔key word〕アルツハイマー病(AD)、APOE遺伝子、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、レアバリアント、ポリジェニックリスクスコア(PRS)
・整形外科疾患で最も注目される変形性関節症の大規模ゲノム解析
〔key word〕変形性関節症(OA)、大規模ゲノム解析、ゲノムワイド関連研究(GWAS)、シングルセルRNA解析(scRNA-seq)
・痛風・高尿酸血症の大規模ゲノム解析
〔key word〕尿酸値、尿酸輸送体、ゲノムワイド関連解析(GWAS)メタアナリシス、遺伝率、機能解析
・原発性アルドステロン症の遺伝的背景と高血圧への寄与
〔key word〕原発性アルドステロン症、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、高血圧、Wnt/β-カテニン経路
・希少難治性疾患・間質性膀胱炎の遺伝的背景
〔key word〕間質性膀胱炎(IC)、ハンナ型IC(HIC)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、HLA遺伝子
・中枢神経胚細胞腫の多層的オミクス解析
〔key word〕胚細胞腫、ゲノム解析、メチル化解析、ジャーミノーマ、ノンジャーミノーマ
・炎症性皮膚疾患における単層および多層的オミクス解析
〔key word〕アトピー性皮膚炎(AD)、乾癬、ゲノム解析、マイクロバイオーム解析、多層的オミクス解析
・自己免疫疾患の多層的オミクス解析
〔key word〕ゲノム、エピゲノム、RNA-seq、eQTL解析、B細胞受容体
・ゲノム解析による発がんメカニズムの探索
〔key word〕クローン進化、系統樹解析、発がん
・がん種・人種横断的なゲノムワイド関連解析
〔key word〕ゲノムワイド関連解析(GWAS)、遺伝的相関、乳がん、前立腺がん
●遺伝統計学とシングルセル解析
・シングルセルRNAシーケンスーー宿主と病原体の複雑な相互作用を明らかにする
〔key word〕感染症、細菌、シングルセルRNAシーケンス(scRNA-seq)、サルモネラ菌
・シングルセルレベルの空間トランスクリプトーム解析の新潮流
〔key word〕空間トランスクリプトーム解析、シングルセル解像度、シーケンス、イメージング
・1細胞解像度の細胞アイデンティティの定量とシミュレーション
〔key word〕モデリング、シミュレーション、遺伝子制御ネットワーク
・循環器疾患におけるシングルセル解析研究の実際
〔key word〕循環器疾患、シングルセル解析、分子病態
・がん領域におけるシングルセル解析
〔key word〕腫瘍微小環境、がん免疫療法、がん細胞、T細胞、シングルセルシークエンス
・リウマチ・膠原病疾患におけるシングルセル解析
〔key word〕シングルセル解析、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(AAV)
・新型コロナウイルス感染症におけるシングルセル解析
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、シングルセル解析、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、expression quantitative trait locus(eQTL)、
・自然免疫応答の遺伝的多様性を単一細胞分解能で理解する
〔key word〕シングルセル、ガウス過程、発現量・量的形質座位(eQTL)、自然免疫、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・脂肪組織のシングルセル解析はインスリン抵抗性の概念をどうアップデートするか
〔key word〕snRNA-seq(single nucleus RNA-seq)、脂肪細胞・脂肪前駆細胞の多様性、核ライブラリの特性、統合シークエンス解析
・Human Cell Atlasプロジェクトの軌跡と今後の展望
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、バイオロジカルネットワーク、データエコシステム
●遺伝統計学とゲノム創薬
・大規模オミクス解析時代のゲノム創薬
〔key word〕ゲノム創薬、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、オミクス解析、薬剤転用
・人工知能を活用した創薬研究
〔key word〕創薬、人工知能(AI)、低分子医薬品、中分子医薬品
・製薬業界におけるゲノム創薬の活用
〔key word〕ゲノム創薬、臨床試験の成功確率向上、バイオバンク、eQTL(expression quantitative trait locus)、pQTL(protein quantitative trait locus)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・制御性T細胞(Treg)は,1980〜1990年代にかけて,免疫自己寛容の導入・維持に必須のリンパ球として研究がはじまった.本特集では,Tregの基礎研究から臨床応用まで広く研究の現状を紹介する.
・近年,Tregの発生・分化,機能の分子的基礎,転写因子とのネットワークなどが明らかになりつつある.また,単なる免疫抑制だけでなく,組織の恒常性・再生にも重要な役割を担っている可能性も示されてきた.
・Tregの強化による自己免疫疾患の治療・予防,逆にTregの減弱によるがん免疫の惹起・強化なども期待されており,研究が進められている.本特集ではこれらの最新の知見についても解説いただく.
基礎
【分化】
【機能】
【組織免疫】
【Treg の多様性】
臨床
【自己免疫】
【さまざまな疾患・病態】
・近年、各種免疫疾患における分子標的薬や、癌における免疫療法の有効性が確立し、免疫応答が関与する疾患とその治療法への関心が高まっている。
・しかしながら個々の疾患の病態解明はまだまだ不十分であり、分子標的薬は疾患集団全体を対象としてみた場合には有効だが、一定数の治療不応例が存在するという事実がある。
・本特集では免疫疾患の病態への最新のアプローチについて、また最近進歩の著しい、免疫疾患における免疫応答に迫る解析手法について解説する。
■ 難治性免疫疾患ーー病態解明と新規治療戦略
・はじめに
●免疫疾患の病態へのアプローチ
・免疫疾患の遺伝素因
〔key word〕自己免疫疾患、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、横断的オミクス解析、ポリジェニックリスクスコア(PRS)
・腸内細菌と腸管免疫系、自己免疫疾患
〔key word〕腸内細菌叢、腸管関連リンパ組織(GALT)、M細胞、自己免疫疾患、食物アレルギー
・中枢性免疫寛容
〔key word〕中枢性免疫寛容、胸腺上皮細胞、自己抗原、制御性T細胞(Treg)、AIRE
・免疫代謝を通して自己免疫疾患を理解する
〔key word〕免疫代謝、解糖系、酸化的リン酸化、ミトコンドリア、自己免疫疾患
・ゲートウェイ反射による自己免疫疾患の制御とニューロモデュレーション医療の可能性
〔key word〕ゲートウェイ反射、IL-6アンプ、神経ー免疫連関、炎症反射、ニューロモデュレーション医療
・マクロファージ研究によって解き明かされてきた難治性免疫疾患の実体
〔key word〕病態特異的マクロファージ、肺線維症、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、関節炎、シングルセル解析、生体イメージング
・T細胞分画と免疫疾患病態
〔key word〕免疫疾患、T細胞分画、獲得免疫
・自己免疫疾患におけるB細胞の役割と新規治療戦略
〔key word〕自己免疫疾患、B細胞、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、免疫代謝
●免疫疾患に迫る解析手法
・免疫疾患における機能ゲノム解析
〔key word〕expression quantitative trait loci(eQTL)、エピゲノム、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、機能ゲノム解析、ImmuNexUT
・免疫疾患におけるプロテオーム解析
〔key word〕自己免疫疾患、自己抗体、自己抗原、プロテオーム解析、病態解明
●疾患
・関節リウマチ
〔key word〕関節リウマチ(RA)、生物学的製剤、JAK阻害薬、抗シトルリン化ペプチド抗体(ACPA)、滑膜線維芽細胞
・全身性エリテマトーデスの病態と新規治療戦略
〔key word〕全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫疾患、獲得免疫、自然免疫、分子標的薬
・全身性強皮症
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、臓器横断的基本病態、臓器別病態修飾因子、遺伝子発現様式に基づく病型分類、Precision medicine
・炎症性筋疾患
〔key word〕皮膚筋炎(DM)、多発性筋炎(PM)、封入体筋炎、抗合成酵素抗体症候群、免疫介在性壊死性筋症(IMNM)
・高安動脈炎の遺伝学的・免疫学的メカニズム
〔key word〕高安動脈炎、IL-12、HLA、CD8陽性T細胞、自己抗体
・ANCA関連血管炎の病態理解に基づく治療戦略
〔key word〕抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎、B細胞、T細胞、NETosis、ImmuNexUT
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の病態と治療戦略ーー好酸球増多症に焦点を当てて
〔key word〕好酸球増多症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、インターロイキンー5(IL-5)、抗好中球細胞質抗体(ANCA)、B細胞
・シェーグレン症候群(SS)に対する分子標的治療薬の開発
〔key word〕シェーグレン症候群(SS)、自然免疫、獲得免疫、生物学的製剤、分子標的低分子化合物
・IgG4関連疾患ーー病態解明と新規治療法の開発に向けて
〔key word〕IgG4関連疾患、リツキシマブ、アバタセプト、個別化医療
・ベーチェット病
〔key word〕ベーチェット病、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、亜型解析、レジストリ研究
・成人スティル病
〔key word〕成人スティル病、マクロファージ活性化症候群、サイトカイン、IL-6阻害薬
・体軸性脊椎関節炎の病態と新規治療戦略
〔key word〕強直性脊椎炎(AS)、TNF-α、IL-17A
・自己炎症性疾患
〔key word〕自己炎症性疾患、インフラマソームパチー、インターフェロノパチー、レロパチー、抗IL-1製剤
・乾癬
〔key word〕乾癬、生物学的製剤、サイトカイン
・アトピー性皮膚炎の病態と治療戦略
〔key word〕アトピー性皮膚炎(AD)、皮膚バリア機能、かゆみ、Th2型免疫応答
・多発性硬化症診療の進歩
〔key word〕多発性硬化症(MS)、進行型MS、視神経脊髄炎、腸内細菌
・気管支喘息
〔key word〕気管支喘息、好酸球、好中球、ウイルス感染
・原発性免疫不全症候群/原発性免疫異常症
〔key word〕原発性免疫不全症候群(PID)、原発性免疫異常症(IEI)、次世代シークエンサー、個別化治療、ラパマイシン
・免疫チェックポイント阻害薬に伴う免疫関連有害事象
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、免疫関連有害事象(irAE)、自己免疫疾患
・HIV感染症に関連しない免疫再構築症候群
〔key word〕免疫再構築症候群(IRIS)、薬剤性過敏症症候群(DIHS)、免疫関連有害事象(irAE)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2010年の抗CTLA-4抗体と2012年の抗PD-1抗体医薬の臨床効果報告が、免疫を用いたがん治療を世間に浸透させた。
・腫瘍免疫には非常に多くの因子が関与し相互に作用しあう免疫ネットワークの存在がある。免疫による抗腫瘍効果を理解するには、この複雑なネットワークを俯瞰的に観察することが大事である。
・本特集では、絡み合った腫瘍免疫ネットワークを各因子・細胞に個別化して解説し、それぞれがネットワーク全体にどのように影響を及ぼすかに言及する。
■ 腫瘍免疫 -免疫ネットワークから考える基礎と臨床
・はじめに
・腫瘍免疫総論ー正と負のネットワークの理解から個のバイオロジーへー
〔key word〕腫瘍免疫学、免疫、腫瘍組織環境
●ネットワークの各因子と、その因子を応用or標的とした基礎研究の現在と可能性
がん免疫ネットワークに影響を与える因子・腫瘍細胞からネットワークへーー遺伝子変異とサイトカインネットワークによる腫瘍微小環境の形成と制御
〔key word〕腫瘍細胞、遺伝子変異、サイトカイン、ケモカイン、腫瘍微小環境(TME)
・ネットワークにおけるT細胞の役割ーーCTL、活性疲弊、チェックポイント
〔key word〕PD-1、細胞傷害性Tリンパ球(CTL)、活性疲弊
・ネットワークにおける自然免疫の役割ーーNK, ILCs
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、自然リンパ球(ILC)、サイトカイン、転写因子
・がん免疫ネットワークへの制御性T細胞の影響およびその治療応用
〔key word〕制御性T細胞(Tregs)、免疫寛容、がん微小環境
・腸内細菌とがん免疫微小環境
〔key word〕がん免疫療法、腸内細菌叢、がん微小環境
・腫瘍微小環境の“3低”の改善による腫瘍免疫の向上
〔key word〕腫瘍微小環境、代謝競合、血管正常化、レドックス、ミトコンドリア
がん微小環境TME内の免疫ネットワーク解明の研究手段・免疫組織化学技術の勘どころとマルチプレックス免疫組織化学の特性
〔key word〕免疫組織化学(IHC)、多重標識、定量形態学、数理形態学
・フローサイトメトリー、マスサイトメトリーを用いた腫瘍微小環境の病態解明
〔key word〕腫瘍微小環境、フローサイトメトリー、マスサイトメトリー、腫瘍浸潤リンパ球、がん免疫療法
・網羅的ゲノム解析によるTME評価ーー全ゲノム/全エクソーム/RNAシークエンス解析
〔key word〕腫瘍浸潤性リンパ球(TIL)、腫瘍微小環境(TME)、全ゲノムシークエンス(WGS)、RNAシークエンス
・シングルセル解析による抗腫瘍免疫応答の解析
〔key word〕シングルセル解析、scRNA-Seq、scTCR-Seq、免疫プロファイリング、マルチモーダル化
ICI臨床的バイオマーカーの理解への基礎知識・腫瘍におけるPD-L1発現とそのバイオマーカーとしての意義
〔key word〕PD-L1(programmed death-ligand 1)、免疫チェックポイント療法、コンパニオン診断
・腫瘍免疫におけるがん抗原の役割ーーネオアンチゲン、TMB、MSIの基礎知識
〔key word〕ネオアンチゲン、腫瘍遺伝子変異量(TMB)、マイクロサテライト不安定性(MSI)
●免疫チェックポイント阻害薬の成功から続く展望
腫瘍別の免疫作動薬の現状と展望(単剤→併用・新規)・進行期悪性黒色腫への免疫療法
〔key word〕悪性黒色腫、抗PD-1抗体、抗CTLA-4抗体、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
・非小細胞肺がんの免疫療法ーー開発中の免疫療法を中心に
〔key word〕非小細胞肺がん(NSCLC)、免疫療法、抗PD-1抗体、臨床試験、開発
・泌尿器科がん(腎細胞がん・尿路上皮がん)への免疫療法ーー特殊性と類似性
〔key word〕腎細胞がん、尿路上皮がん、免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬
・血液腫瘍に対する免疫療法ーーホジキンリンパ腫、成人T細胞白血病リンパ腫
〔key word〕造血器腫瘍、ホジキンリンパ腫(HL)、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)、モガムリズマブ
・頭頸部がんへの免疫療法ーー現状と展望
〔key word〕頭頸部がん、抗PD-1抗体、バイオマーカー
・リンチ症候群を中心とした大腸がんへの免疫療法
〔key word〕マイクロサテライト不安定性(MSI)、免疫チェックポイント阻害薬、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、イピリムマブ
・消化器がん(胃がん・食道がん)への免疫治療
〔key word〕がん免疫療法、食道がん、胃がん、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、サブタイプ分類
・婦人科がんへの免疫療法
〔key word〕PD-1、PD-L1、CTLA-4、マイクロサテライト不安定性(MSI)、PARP阻害薬、血管新生阻害薬、マルチキナーゼ阻害薬
新規治療法・腫瘍融解ウイルス療法とがん免疫
〔key word〕ウイルス、免疫原性細胞死(ICD)、p53、GM-CSF、細胞外小胞(EV)
・補助に終わらない免疫アジュバント
〔key word〕アジュバント、ワクチン、自然免疫応答、獲得免疫応答
・iPS細胞から再生したT細胞を用いたがん免疫療法ーー即納型汎用性T細胞製剤の開発
〔key word〕細胞傷害性T細胞(CTL)、iPS細胞(人工多能性幹細胞)、T細胞レセプター(TCR)、他家移植、WT1抗原
・遺伝子導入T細胞による養子免疫療法
〔key word〕養子免疫療法、CAR-T細胞、TCR-T細胞、固形がん、非自己細胞
・近赤外光線免疫療法(光免疫療法)によるがん免疫の誘導と活性化
〔key word〕近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)、がん免疫、免疫原性細胞死、制御性T細胞(Treg)
新規がん免疫治療薬の開発・基礎研究と臨床応用への谷間をつなぐ橋渡し研究の重要性
〔key word〕橋渡し研究、基礎研究、臨床研究、免疫チェックポイント阻害薬
・がん免疫療法のバイオマーカー・コンパニオン診断法の探索
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、層別化、バイオマーカー、コンパニオン診断
・がん免疫療法に起こる、そして起こりうる副作用と対策
〔key word〕免疫関連有害事象(irAE)、がん免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬
・がんゲノム医療と免疫治療の現状と展望
〔key word〕がんゲノム医療、がん免疫療法、プレシジョン医療
・人工知能(AI)を用いたがんの不均一性、多様性への挑戦
〔key word〕人工知能(AI)、機械学習、データ駆動型アプローチ、不均一性、多様性
●結語
・がん免疫療法の展望ーー免疫制御機構に関する最近の知見をもとに
〔key word〕がん免疫応答、免疫自己寛容、免疫制御機構
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・一時代前には、細胞死は生存プロセスの崩壊によってもたらされる受動的な生命現象であると認識されていたが、現在は能動的な現象であり、生体の恒常性維持、ストレス応答などに必要な生命現象であると理解されている。
・細胞死研究はネクローシスとアポトーシスに二極化して考えられていた時期があったが、現在はネクロプトーシスやオートファジー細胞死など、多様な細胞死が存在していることが明らかとなっている。
・細胞死の基礎的研究は細胞死の多様性の発見によって新たなフェーズに入っているが、疾患研究においても、従来のアポトーシスからのアプローチが深化するとともに、多様な細胞死の概念が導入されつつある。
■ 細胞死のすべて -そのメカニズムと,生命現象・疾患との関わり
・はじめに
●アポトーシスと非アポトーシス細胞死
・細胞死研究の歴史ーーいかにして細胞死がホットトピックになったか
〔key word〕計画細胞死、アポトーシス、パイロトーシス、ネクローシス、ネクロプトーシス
・ミトコンドリアを経由するアポトーシス
〔key word〕ミトコンドリア外膜透過性亢進、Bcl-2ファミリータンパク質、シトクロムc、Apaf-1、BH3-mimetic薬
・デスレセプターを介したアポトーシス
〔key word〕TNF(tumor necrosis factor)レセプターファミリー、Fas(FS-7-associated surface antigen)、FADD(Fas-associated death domain)、カスパーゼ8
・カスパーゼによるアポトーシスの実行
〔key word〕細胞死、アポトーシス、カスパーゼ、システインプロテアーゼ、ブレビング
・ネクロプトーシスの分子機構と意義
〔key word〕ネクロプトーシス、ネクローシス、RIPK3、MLKL、炎症性疾患
・オートファジー細胞死
〔key word〕オートファジー細胞死、アポトーシス、BH3-onlyタンパク質
・パイロトーシスーー炎症をつかさどる“燃える”細胞死
〔key word〕パイロトーシス、ガスダーミンD(GSDMD)、インフラマソーム、IL-1β、NINJ1
・ネトーシスの誘導機構とその感染症における役割
〔key word〕好中球、ネトーシス、好中球細胞外トラップ(NETs)、新興感染症、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・フェロトーシス(鉄依存性細胞死)--転写因子NRF2とBACH1による競合的制御とフェロトーシス伝播現象
〔key word〕フェロトーシス、転写因子、NRF2(nuclear factor-erythroid 2-related factor 2)、BACH1(BTB and CNC homology 1)、細胞死伝播
・ミトコンドリア膜透過性遷移を介したネクローシス
〔key word〕ネクローシス、ミトコンドリア膜透過性遷移(mPT)、シクロフィリンD(CypD)、虚血再灌流障害
●死細胞の行方
・脂質スクランブルによる“eat me”シグナルの提示
〔key word〕フリッパーゼ、スクランブラーゼ、“eat me”シグナル、脂質スクランブル、Xkrファミリー
・ゴーシェ病における神経細胞死誘導の新たな分子機構
〔key word〕ゴーシェ病、神経細胞死、β-グルコシルセラミド(β-GlcCer)、Mincle(macrophage inducible C-type lectin)、ミクログリア
・マクロファージによる死細胞貪食とその意義
〔key word〕マクロファージ、貪食、自己認識
●さまざまな細胞機能と細胞死
・小胞体ストレスと細胞死
〔key word〕小胞体ストレス、ストレス応答、小胞体ストレスセンサー、アポトーシス
・核小体ストレスによる細胞死と病態
〔key word〕ストレス、核小体、リボソーム
・細胞競合を制御する分子機構
〔key word〕細胞競合、ショウジョウバエ、細胞死、オートファジー
・治療ターゲットとしての細胞老化とその機能
〔key word〕細胞老化、細胞死、セノリティックス、SASP(senescence-associated secretory phenotype)
・ASK1と細胞死
〔key word〕ASK1(apoptosis signal-regulating kinase 1)、アポトーシス、ネクローシス、ストレス応答、酸化ストレス
・生死を制御するJNKシグナル伝達経路
〔key word〕JNK(c-Jun N-terminal kinase)、アポトーシス、オートファジー依存的細胞死、細胞生存
●さまざまな生命現象と細胞死
・発生と組織修復におけるカスパーゼの非細胞死性の機能
〔key word〕カスパーゼ、非細胞死性の機能、発生、組織修復
・成体脳におけるニューロンの細胞死と再生
〔key word〕細胞死、再生、ニューロン新生、脳室下帯、嗅球
・骨形成と細胞死
〔key word〕骨形成、プログラム細胞死、軟骨内骨化、膜内骨化(膜性骨化)、骨のリモデリング
・死細胞からのdanger-associated molecular patternsの放出機構
〔key word〕Danger-associated molecular patterns(DAMPs)、細胞膜障害、ネクロプトーシス、イメージング、Live cell imaging for secretion activity(LCI-S)
・自己免疫と細胞死
〔key word〕Damage-associated molecular patterns(DAMPs)、ネトーシス(NETosis)、全身性エリテマトーデス(SLE)、CD72、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎
・パイロトーシスによる自然炎症とその制御ーーオルガネラを標的とする新たな抗炎症薬の開発
〔key word〕自然炎症、パイロトーシス、NLRP3インフラマソーム、オルガネラ
●疾患と細胞死
・神経変性疾患における細胞死研究
〔key word〕神経変性疾患、神経毒性、凝集体、フィブリル、タンパク分解機構
・がんの細胞死回避戦略としてのワールブルグ効果とカルジオリピン代謝を制御するMieap液滴について
〔key word〕液滴、相分離、非膜オルガネラ、カルジオリピン、代謝反応、ワールブルグ効果、p53、 がん抑制
・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と細胞死
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アポトーシス、ネクロプトーシス、フェロトーシス
・メタボリックシンドロームと細胞死
〔key word〕慢性炎症、メタボリックシンドローム、肥満、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、マクロファージ
・自己炎症性疾患と細胞死
〔key word〕自己炎症性疾患、インフラマソーム、ピロトーシス
・皮膚疾患と細胞死ーー表皮角化細胞アポトーシスとリンパ球のダイナミクス
〔key word〕表皮真皮境界部皮膚炎、移植片対宿主病(GVHD)、アポトーシス
・脳梗塞における神経細胞死の誘導機序
〔key word〕脳梗塞、興奮毒性、神経細胞死、ダメージ関連分子パターン(DAMPs)
・放射線による細胞死と組織障害
〔key word〕放射線、DNA損傷、DNA損傷修復、組織障害、ベルゴニー・トリボンドーの法則
●細胞死を応用した創薬
・アポトーシス抵抗性BCL2ファミリー阻害薬BH3-mimetic drugsの基礎と臨床
〔key word〕BH3-mimetics、BCL-2、ベネトクラクス、がん
・IAPの医薬品開発ーーIAPアンタゴニストとSNIPER
〔key word〕IAP(inhibitor of apoptosis protein)アンタゴニスト、がん免疫療法、SNIPER(specific and nongenetic IAP-dependent protein eraser)、PROTAC(proteolysis targeting chimera)、targeted protein degradation
・TRAIL創薬
〔key word〕TRAIL、DR5、DR4、アポトーシス、がん
●細胞死解析技術とその応用
・ケミカルバイオロジーを用いた細胞死の解析
〔key word〕ケミカルバイオロジー、ラマンイメージング、アフィニティラベリング
・二分割発光タンパク質の再構成法を用いる細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、ルシフェラーゼ、アポトーシス
・蛍光タンパク質レポーターを利用した細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、キナーゼ局在変化レポーター(KTR)、アポトーシス、パイロトーシス、ネクロプトーシス、イメージング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・内視鏡技術は日進月歩で発展を続けており、3D内視鏡、内視鏡手術支援ロボット、共焦点レーザー内視鏡(CLE)、AIによる内視鏡診断支援システムなど続々と新しい技術が開発されている。
・さらに、5Gに代表される通信技術の進歩により、遠隔地からの内視鏡検査が現実のものとなった。これにより医療格差の解消や、患者の負担軽減につながると期待されている。
・本特集では、消化器内科、消化器外科、産科婦人科、呼吸器、循環器、神経、泌尿器の7つの領域に分け、最新の内視鏡技術の進歩と展望を総合的にまとめた。日々の診療に活用いただければ幸いである。
■第5土曜特集 内視鏡医学のすべてーー各領域における診断・治療の進歩 消化器内科
・頭頸部・食道癌に対する内視鏡診断と治療における進歩と展望
〔key word〕頭頸部癌、食道癌、内視鏡診断・治療、サーベイランス、禁酒・禁煙
・胃・十二指腸腫瘍に対する診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕胃癌、内視鏡AI、超拡大内視鏡、非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍(SNADET)
・胃・十二指腸非腫瘍性疾患における内視鏡診断の進歩と展望
〔key word〕特発性潰瘍、自己免疫性胃炎(AIG)、Non-Helicobacter pylori Helicobacter(NHPH)、胃炎の京都分類、人工知能(AI)
・小腸病変に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕カプセル内視鏡(CE)、バルーン内視鏡(BAE)、パワースパイラル内視鏡(PSE)
・大腸腫瘍に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕拡大内視鏡診断、JNET分類(Japan NBI Expert Team)、AI診断支援システム、大腸内視鏡的粘膜下層【剥】離術(ESD)、UIEMR(underwater & inject EMR)
・胆・膵腫瘍に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕経口胆道鏡(POCS)、超音波内視鏡(EUS)、人工知能(AI)
・胆・膵良性疾患に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕超音波内視鏡(EUS)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)、胆道鏡、バルーン内視鏡
・内視鏡的全層切除術・縫合法および粘膜下層内視鏡の最新の進歩ーー“内視鏡的外科手術(A-FES)”への道程
〔key word〕内視鏡的全層切除術(EFTR)、内視鏡的縫合法、粘膜下層内視鏡
●消化器外科
・手術機器の進歩が切り拓いた現在の内視鏡外科および今後の展望
〔key word〕手術機器、超音波凝固切開装置、ベッセルシーリングシステム、人工知能ナビゲーション手術
・内視鏡外科手術における遠隔手術・教育の進歩
〔key word〕遠隔手術、ロボット支援手術、低遅延通信、off-the-job training(Off-JT)、持続可能な開発目標(SDGs)
・胸部食道癌に対する内視鏡下手術の進歩ーーロボット支援食道切除・胃管再建術
〔key word〕胸部食道癌、低侵襲手術、ロボット支援手術
・胃癌に対する内視鏡手術の進歩
〔key word〕腹腔鏡胃癌手術、ロボット支援胃癌手術、手術支援ロボット、費用対効果
・大腸癌に対する内視鏡手術の治療戦略と今後の展望
〔key word〕大腸癌、直腸癌、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、側方郭清
・低侵襲肝切除ーー腹腔鏡およびロボットを用いたアプローチ
〔key word〕低侵襲肝切除、腹腔鏡肝切除、ロボット支援肝切除、解剖学的肝切除、肝外グリソン鞘アプローチ
・膵臓を対象とした内視鏡手術の進歩
〔key word〕低侵襲膵切除術、腹腔鏡下膵切除術、ロボット支援下膵切除術、膵体尾部切除術(DP)、膵頭十二指腸切除術(PD)
●産科婦人科
・子宮鏡手術の新たな展開
〔key word〕子宮鏡手術、office hysteroscopy、子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腔癒着症
・骨盤臓器脱に対する腹腔鏡手術とロボット支援手術の現状
〔key word〕骨盤臓器脱(POP)、DeLancey分類レベル1、内視鏡手術、傍腟形成術、仙骨腟固定術(RSC)、腟断端挙上術
・子宮内膜症における内視鏡手術
〔key word〕子宮内膜症、手術、不妊
・子宮体癌の内視鏡手術ーーロボット支援手術を含む
〔key word〕子宮体癌、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、骨盤リンパ節郭清術、傍大動脈リンパ節郭清術、肥満
・子宮頸癌の内視鏡手術ーー現状と将来展望
〔key word〕子宮頸癌、広汎子宮全摘術、低侵襲手術、内視鏡
●呼吸器
・中枢気道病変の診断
〔key word〕気管支鏡、自家蛍光気管支鏡(AFB)、狭帯域光観察(NBI)、直視下生検、クライオ生検
・個別化医療を見据えた末梢肺病変の気管支鏡診断
〔key word〕ラジアル型気管支腔内超音波断層法(R-EBUS)、仮想気管支鏡ナビゲーション、極細径気管支鏡、クライオ生検
・超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)--肺門・縦隔病変に対するアプローチ
〔key word〕超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)、肺門・縦隔病変、リンパ節ステージング、遺伝子変異解析、programmed cell death 1-ligand 1(PD-L1)検査
・呼吸器診療におけるクライオの位置づけ
〔key word〕クライオ生検、肺がん、間質性肺炎
・呼吸器領域における低侵襲手術の歴史と実際
〔key word〕単孔式手術、胸腔鏡手術、ロボット支援手術
・気管支鏡治療
〔key word〕中枢気道狭窄(CAO)、硬性鏡、レーザー治療、高周波治療、アルゴンプラズマ凝固法(APC)、気道ステント、気管支充填術
●循環器
・急性冠症候群の病態と不安定プラーク
〔key word〕急性冠症候群(ACS)、不安定プラーク、血管内視鏡、黄色プラーク、血栓
・冠動脈ステント留置後の血管反応
〔key word〕薬剤溶出性ステント(DES)、新生内膜被覆、黄色プラーク、血栓
・大動脈内視鏡が示唆する新しい疾患概念
〔key word〕大動脈内視鏡、大動脈プラーク、puff chandelier rupture、血流維持型血管内視鏡(NOGA)
・生体内肉眼病理としての血管内視鏡
〔key word〕急性心筋梗塞、ステント血栓症、血栓、プラーク破綻
●神経
・神経内視鏡を用いた水頭症の手術
〔key word〕非交通性水頭症、第三脳室開窓術、中脳水道狭窄症、脳脊髄液(CSF)
・内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術の進歩と展望
〔key word〕内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術、下垂体腫瘍、頭蓋底腫瘍
・内視鏡下キーホール手術
〔key word〕内視鏡、キーホール手術、脳腫瘍
・神経内視鏡による脳血管障害の外科治療
〔key word〕神経内視鏡、脳血管障害、脳動脈瘤、脳内出血
●泌尿器
・尿路結石に対する最新の内視鏡治療
〔key word〕尿路結石、経皮的腎尿管砕石術(PCNL)、経尿道的腎尿管砕石術(TUL)、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
・わが国における新規手術支援ロボットの導入とその特徴
〔key word〕手術支援ロボット、ロボット支援手術、hinotoriTM、HugoTM、da Vinci
・泌尿器科におけるロボット支援手術の現状
〔key word〕ロボット支援手術、泌尿器科、前立腺癌、腎癌、尿路上皮癌
・前立腺肥大症に対する最新の低侵襲的外科治療
〔key word〕前立腺肥大症、低侵襲的外科治療(MIST)、経尿道的前立腺吊り上げ術(PUL)、経尿道的水蒸気治療(WAVE)
・尿路上皮癌に対する光力学診断を用いた尿路内視鏡手術
〔key word〕膀胱癌、腎盂癌、尿管癌、尿路上皮癌、光力学診断(PDD)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。