ドッグ・パウンド・ギャングスタズ看板男の、ソロとしては2年ぶりの3作目。どうだとばかり“西”の特徴を印象づけながら、弦やジャズやロックの要素なども効果的に折り込みつつ、ファンク・ビートに乗り自信の歯切れよく押し捲るラップで突き進む。隠れおまけ曲3つ。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
知る人ぞ知るジャズ・シンガーの64年作品。知名度は日本でもアメリカでも低いが、シナトラやサラ・ヴォーンはじめ、多くのシンガーから賞賛されている。派手さはないが、独特の歌唱スタイルを確立し、大人の歌を聴かせてくれる。選曲も渋く、いかにも通好み。
パットはベブ・ケリーらとのコーラス・カルテットで知られる女性ピアニスト。ここではビル・エバンスとのインタープレイで名高いラファロを従え、強力なベース・ランニングをバックにトリオ・ミュージックを聴かせる。(4)(5)(8)(10)はピアノ・ソロ。