喫茶ロックの仕掛け人、行達也が選曲を担当した台湾産青春映画のサウンドトラック。映画で使用された楽曲に原田郁子(クラムボン)、空気公団など映画のイメージに合った楽曲をプラスした内容。
平成の愛唱歌ともいうべき新実徳英の「白いうた 青いうた」を、オリジナルの二部合唱で楽しむ。合唱界のカリスマ、栗山文昭が新実とともにプロデューサーを務め、一部の指揮も担当。
今や需要の高いブラス・アンサンブルのレパートリー。本盤には金管五重奏と八重奏、それに打楽器曲(5〜6人用)を収録。人気の「威風堂々」や「王宮の花火の音楽」など要所はしっかり押さえた模範演奏であるが、打楽器の演目が物足りないのは残念。
男性トリオの17作目のアルバム。オビの下部にさりげなく15周年マークが入れられているが、紆余曲折を経てのここ数年の充実ぶりは、このアルバムにも現れている。力まず、肩の力を抜いて、さりげなくいい唄を届けてくれる素晴らしい15年目の作品だ。