80年代にアッコちゃんが手掛けたCM曲集。ボ〜ッとTVを見てる時、彼女の声が流れてくるとふっと和む。優しい声の肌触り。それは幸せを感じる数秒間。もっと長くその気分を味わいたいからこのアルバムの登場です。ライナーノーツにインタビュー付き。
和製シンガー・ソングライターの始祖のひとりである西岡恭蔵。これは、細野晴臣とのコラボレーションをはじめ、70年代から音楽に対して常に意欲的だった彼のキャリアの集大成とも言える静かな自信を感じさせる傑作。第3世界での放浪の成果も見逃せない。
先頃のボニー・ジャックスに続いて、由紀さおりと安田祥子の姉妹が“日本の歌曲のスタンダード”と呼べる歌を抒情歌、ホーム・ソング、流行歌などから選んで歌っている。昔の大人の歌を再評価し、曲が本来持っている魅力を引き出すべく歌っている。
前作は統一したカラーを持っていたが、GS風の(2)、カントリー風の(7)、キッチュなロックの(11)など、今回は貪欲なまでにさまざまな曲を演奏している。しかしルーマニアらしい歪んで沈みがちなトーンは健在だ。幻想的な(13)は2曲を1曲に合わせたラストにふさわしい曲だ。
こりゃ懐かしい。って、まだ現役でした。すいません。ヒット・チャートをにぎわすことはなくなったが、ライヴで着実に動員を集めるということは、10年選手としてはひとつの理想だろう。すべての時期を網羅した選曲は、ファンにはうれしいはず。