ツール・ド・フランスを追い続け、自転車に夢を託してきたひとりの女性。世界最大の自転車レースの舞台裏、その興味尽きないエピソードに加え、愛してやまない「ツール・ド・北海道」や自転車の名選手たちを生んだアイルランドとの出会い…。本書は、自転車をめぐるひと味違った旅物語であり、女性ならではの生活体験をもとに語られる、「生活スポーツ」への誘いでもある。
旅はお洒落に、軽やかに。旅先で出会った心揺さぶる素晴らしい芸術の数々。絵画やクラシック音楽に造詣が深い著者による珠玉のエッセイ集。
明日のことなんか知るか。1997年の日本にもシド&ナンシーはいた!?あらゆる良識を敵にまわしながら、爆走1,052kmのロックンロール逃避行。二人は何度ケンカして、何度泣いたのか?彼らのセックスに愛はあったのか。
本書では、関東地方のほかに、福島県の会津地方や静岡県、山梨県など1都9県におよび、伊豆七島の大島や三宅島をも含めた魅力あふれるコースを収録。
喜寿でもハシル自転車。マウンテンバイク、折りたたみ自転車、買い物自転車、7台の自転車総動員。「銀輪の翁」伊藤礼老の大東京巡察記。世相、民情、歴史に目を光らせて今日もハシル痛快・極上のユーモア自転車エッセイ。
沖縄の18の有人島を自転車で走り尽くした「なんくるないさ」の2000km。一周560kmの本島から、わずか8kmの古宇利島まで、時速10kmだからこそ見える景色や出会えた人々をユーモアたっぷりに綴る。自転車乗りにも沖縄好きにもたまらない、のんびり旅のバイブル。
水の都・大阪と、おしゃれな港町・神戸。歴史に刻まれた史跡や街道を訪ね、裏六甲の山里に延びる道を快走する。淡路島一周も楽しむ魅力の27コース。
不惑を迎えた「東京の達人」が買物カゴ付きのマウンテンバイクで行きあたりばったり巡った東京紀行25篇+1。
東京都新宿区ー。自転車をこぐ1人の熱血歯科医師。口からうまく食べられなくなった人のいる家庭を訪問しては、情熱あふれる診療で次々と奇跡を巻き起こしていく。「食べる」とは、「生きる」とは、「介護」とは何か?10年に及ぶ訪問歯科診療の体験に基づいて描かれた現役歯科医師による愛と感動の物語。
晴れてイラストレーターとしてデビューしたとうふ屋の娘若子。両親の和菓子店を手伝いながら花嫁修業中のゆかり。浮上したゆかりのお見合い話を契機に、『出会い』の輪が広がっていく。春の陽に包まれた優しい物語。
見慣れたものほど中身・しくみが面白い。修理のプロも戻せないほどバラバラに。自転車はバラして組み立てられる大人の玩具だ。
高3の西脇敦史は、父の転地療養をきっかけに一人暮らしを始めた。毎夕食は知り合いの喫茶店で世話になるよう言われていたが、元来、人に頼ることが嫌いな敦史は、全てを独りでやろうとした結果、栄養失調になってしまう。診察してくれた内科医・野川から説教され、今後は野川と一緒に夕食を取ることを約束させられる。そうして始まった奇妙な生活は。