あたしは、学校にいるあいだ、とてもくたびれる。あたしひとりだけ、いつも、ちがうところに立っている気がする。でも、あたしには、みかたがいる。あったかいペロが…。小学校中学年から。
最も有名な森の人、どろ亀さんこと故高橋延清の最後の本。東京JR山手線の三倍の、この広大な樹海を生み出した林分施業法という森づくりの技はいかにして生み出されたか。東大教授でありながら、森が先生であり教室だからと、東京の教壇に一度も立たなかったどろ亀さんの世界観はどのようなものだったかを、やさしく解明。後半は、倉本聡氏、立松和平氏など有名無名の三三氏が、どろ亀さんとの感動の出会いを語った珠玉の追想集。巻頭に関係者多数提供の貴重なカラー写真一六頁分掲載。
びょうきのおばあちゃんにファンファがくれたすてきなおくりもの。それは…。ポッポの5ばんめのおはなし。
「はかる」ことは「わかる」こと。「わかる」ことが次の「はかる」を生み出します。それは科学技術にかぎることではなく、人や動物が「生きる」こと自体、無意識の測定と分析の上に成立していると言っていいのかもしれません。ものが発信している見えない言葉をさぐりながら、対象を理解するということはまた、コミュニケーションのプロセスでもあります。そして測定・分析機器とはまさに、人間が自然の言葉を聞き、理解するためのメディアでもあるわけです。地球環境から化粧品まで、常識を超える話の「タネ」満載。
本書では、覚えた機能をすぐに活用できるように、なるべく生活に密着した事例を多く取り上げました。また、職場でも応用できるように、各章の練習問題では、ビジネス向けの例題を取り上げています。
怪談に触れ続けていると、感覚が麻痺し、何を読んでも怖いと感じられない状態がやってくる。謂わば、慣れ。だが、けして馴染めぬ感覚が残っていた。パターンからの逸脱、実話だからこそ成し得る未曾有の恐怖がそれである。復刊3冊目のいま、「限界」の二文字が脳裏を過ぎる。怪談を紡ぐことの恐ろしさ、書く側の恐怖はもはや臨界点を超えてしまった。願わくば、本書を紐解くあなたの恐怖も限界(=正気)を凌ぐものであらんことを…。
趣味のコレクション植物として、ガーデニングの新しい素材として、いま、最も熱い注目を集めているヘレボルスのすべてを紹介。
本書では家庭園芸で楽しめる育てやすい草花を中心に、ガーデニングの基礎知識から、草花の特徴と育て方のポイント、失敗しないコツを写真やイラストを豊富に使って説明しています。また、長く楽しめる寄せ植えの組み合わせや、ドライフラワーの作り方なども解説しています。巻末にはハーブや観葉植物の育て方のコツ、病害虫の対策も掲載しました。
デザレイーそれは姉の秘密の名前。奪われた息子を取り戻す裁判費用のためとはいえ、生真面目な姉がテレフォン・セックスのオペレーターをするとは。心配を拭いきれないグレイスに、姉は素性が客に知れることは決してないと請け合った。だが同じ夜、その高慢な男はコンピューターに映った住所を見つめながら確信した。電話ごしに愛を誓ったデザレイを、この手でじかに抱く日は近い…。『聖なる罪』の名脇役刑事エドが、再び狂気の連続殺人に挑む。
ロングセラー「いのちある野の花」改訂新装本。明治の巨匠、豊岡東江の植物写生画約600種をオールカラーで収録。花の歳時記、植物図鑑としても利用でき、分類学的解説も愉しい。