仏教を考える上で、もっとも根元的な難問は「仏教をどう生きるか」ということではないか。現代、日本人にとって、この問いに応えることが焦眉の急務になっている。その難問に対処するには、まずブッダの人生と仏教の歴史を等分の視野におさめる必要がある。ひとり日本においてのみ繁栄を誇り、しかし今や、その生命力を枯渇させつつ自滅の道を突き進んでいる大乗仏教ー。日本の仏教を、ブッダ誕生の原点に立ちもどって検証する。
いつも人騒がせな女子大生亜由美のところに誤配された1通の手紙。それは〈殺人予告〉の脅迫状で、中には花嫁をかたどった紙細工の人形が入っていた。亜由美は駆けつけた殿永刑事と共に宛先の家を訪れるが、なんとその本人は翌日が結婚式だという…。持ち前の好奇心に火がついて強引に式場に潜入した亜由美たちの前で結婚式は無事進み、いよいよケーキカットが始まろうとしていたが、その華やかなケーキの上にまたしてもあの紙細工の花嫁が…。名コンビの推理が冴える人気絶頂の“花嫁”シリーズ。
「五十音図」は、そもそも何に使われ、どのような意味を持っていたのか。我々の生活の身近なところに今もいきづいている、「五十音図」誕生の歴史を探る。
これはナンジャ?と、いわれるか。これはダンゴの、コーソージュータクでありますよ…。
人間の魂、自分の心の奥には何があるのか。“こころの専門家”の目であのグリム童話を読むと…。生と死が、親と子が、父と母が、男と女が、そしてもう一人の自分が、まったく新しい顔を心の内にのぞかせる。まだまだ未知に満ちた自分の心を知り、いかに自己実現するかをユング心理学でかみくだいた、人生の処方箋。
だれでもできる単肥配合による培養液作製法と、水質診断、リアルタイム診断にもとづく養液管理法をわかりやすく解説。急増するロックウール栽培(バラなど)から、高品質化しやすい新しい固型培地耕(ピートモス・クリプトモス・モミガラなど)、土を用い省力的で多くの花に有望な潅水施肥システム(養液土耕)、そして水耕・れき耕まで。高品質、低コストのための養液管理の実際。
世界最高峰の昆虫写真集。20年におよぶ取材期間。地球上の辺境を踏破した精力的な撮影行。厖大なフィルムから厳選された1300点。驚異の“昆虫たちの生態”。
月曜から日曜までの毎日の食べものをうたった、アメリカのわらべ唄です。カールさん独特のあざやかな色彩で描かれた動物たちが、色いろな食べ物といっしょに登場します。巻末には楽譜もついて、みんなでうたえる楽しい絵本となりました。
海の下の、奥の奥で眠っている神の夢。大地をうごめき、すべてを食い尽くす不快なブガン。アステカの怪しげな薬草に酔って義経がみる昔日の幻。満月の夜にとらえた人魚を食べてしまった男たちのゆくえー。天地の創造、人類の誕生など語りつがれてきた物語が、いま奇抜な着想で生れかわる。あなたを空想の小宇宙へ誘う、幻想的で奇妙な味わいの52編のワンダーランド。
本書は、東北大学、および立教大学において、3年生に年間30回の講義で進度も遅めにして作成した講義ノートに基づいている。基本的な事柄は述べた。