古来から、日本人の生き方を支配してきた「世間」という枠組。兼好、西鶴、漱石らが描こうとしたその本質とは。西洋の「社会」と「個人」を追究してきた歴史家の視点から問い直す。
破壊的カルトの誘いのテクニックから、組織内での心理操作、脱マインド・コントロールまで、豊富な実例と心理的実験をあげながら、その原理を明快に解き明かす。防衛と抵抗のために、すべての人がいま実学として知るべきマインド・コントロールのすべて。
1995年度高校国語教科書に採用された宮本研の名作戯曲。第38回1992年全国高等学校演劇大会札幌静修高校が演じ最優秀賞受賞。
自らも神経症に苦悩した著者独自の絶対克服法を全公開。
「触れると手が切れてしまうような」名著を『文学部唯野教授』のモデルと目されたこの訳者はどう読むか。フェミニズム・ジェンダー批評など、この訳書刊行後十年の動向をも広い視野の下に収め、いま文学にかかわる諸問題を切り出して、細心かつ大胆に論じる。その論のはしばしに、ユーモア溢れる名講義。
本書は、理学部物理学科での講義「流体力学」の講義ノートをもとに、それに肉づけして教科書スタイルのテキストにしたもの。物理学の基本法則に基づいて、流体の運動および弾性体力学の解説を試みた。
4才からおとなまで。
とどまるところを知らないガン罹患者の急増。しかし、蜜蜂が巣づくりに使うパテ(接合材)のプロポリスにこれを撃退する強力な抗ガン作用が発見された。自然療法の総力を結集して、ガンに立ち向かおう。
現代では、人と人との繋がりが希薄になってしまった。人と人との間には、安全という名の距離ばかりが広がった。しかしその平和な時代に、人はどれだけ残酷な涙を流すことが出来るのか。それを1千年前に見据えてしまった女性がいる。その物語をもう一度、“豊か”と言われる時代に再現。最も古い近代恋愛小説の古典。