亜由美がアルバイト先で知り合った十六歳の女子高生・君江が、三十六歳のサラリーマン・三沢と結婚することになった。式の日取りも決まったが、君江の叔父・戸部がこの結婚に大反対。ところが、仲人をつとめる殿永が刑事だと知った途端、戸部は手のひらをかえしたようにふたりの結婚を祝福する。戸部には何か、よほど警察に知られたくない「秘密」があるらしい…?年齢差二十歳のカップルの行く手をさえぎる数々の障害。それを乗り越え、ふたりは無事ゴールインできるのか。
「ああ、寒いほど独りぼっちだ!」内心の深い想いを岩屋に潜む小動物に托した短篇「山椒魚」。新興芸術派叢書の一冊として、昭和五年四月に刊行された『夜ふけと梅の花』収録十五篇に、同人誌『世紀』掲載の「山椒魚」の原型でもあった著者の処女作「幽閉」を併録。さまざまな文学的潮流が拮抗した昭和初年代の雰囲気を鮮やかに刻印し、著者の文学的出発をも告げた画期的作品群。
ネブリというまちのおはなしです。おとうさんが、おとこのこに、オリーブのきで、ガバタばんをつくってやりました。ガバタばんというのは、エチオピアのしょうぎばんのことです。おとこのこは、そのガバタばんがとてもきにいって、まいあさ、たにまにうしをつれていくときに、だいじにもっていきました。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
チャマコはミステカというむらにすんでいるちいさなおとこのこです。むらのひとたちはいつもシチメンチョウやうまやぶたやマンゴのきやトウモロコシとおしゃべりしながらなかよくくらしています。そしてたいようもつきもまっくらなよるも、みんなかみさまだとおもってたいせつにしています。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
二重瞼の大きな瞳、繊細な顔立ち、硬質陶器の冷たさを感じさせる引き締まった躰ー新人新聞記者・西川久美子の官能的な美しさの前で、男たちは思わず息をのんだ。彼女が執念を燃やしたのは、「崇徳教」という邪教の実態を暴くことだった。この教団の秘密とは、そして彼女の隠された過去とは何か?久美子を待ち受ける想像を絶する目眩く性の宴。
一年前、祐太、ケン、涼香の三人組がたすけたカッパのかーやん。そのかーやんから届いたすてきな招待状をきっかけにまきおこる事件とは-?ひと夏の三人組の冒険がふただびはじまる…!小学校中・高学年向き。
かぜのひだいすき!かざぐるまといっしょにめがクルクルクルクルクルクル。
教科書にのっているお話を絵本で読もう!光村図書発行の小学校1年生用教科書『こくご一上 かざぐるま』に載っている作品です。