本書では、具体的な例に則して納得した上で内容を一般化するというプロセスにこだわった。どのようなところに役立っているかを理解するために、多くの応用例をかなり単純化している。
九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなくー。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。
本書には、毎日のなにげない子どもとの接触の中から、「親と子のふれあい」の糸口を、親業訓練講座に学ぶことで見つけられた親子の事例を、たくさん掲載しています。
県内に散在する古墳を河川流域別に分け解説した「栃木県古墳小辞典」。出土した副葬品の写真や測量図など図版を多数用い、栃木県の古墳時代に迫る。古墳を訪ね歩くガイドブックに最適。
本書は、東京子ども図書館が刊行している「おはなしのろうそく」という小さなお話集の5と6を合本したものです。子どもたち自身が手にとって読めるように、活字も大きくし、漢字にはふりがなをつけ、さし絵もふやして、読みやすくしてあります。
「椿」「柏」「蓬」「楓」…。これらの漢字が示す植物は、日本と中国では大きく違っている。一体なぜ、そうなってしまったのか。その謎を和漢の古典文学から探りつつ、花と木に寄せる人々の想いをたどってゆく。
泣きながら帰った私に、母が差し出してくれたカルピス…。そんな記憶が、あなたにもありませんか?戦地で瀕死の兵隊を救った一杯。阪神大震災で赤ちゃんに差し出された一杯。アルツハイマーの母が昔と変わらず大好きな一杯。兄弟で分け合った大切な一杯。審査員絶賛、7歳から87歳まで、広い年齢から寄せられた公募エッセイ。人生の折々に心をうるおしてくれた、カルピスの思い出、感動の72篇。
スペインの小さな田舎町で教鞭を執る29歳の女性ピラールは、12年ぶりに再会した幼なじみの男性から愛を告白される。病を治す力をもつ修道士の彼は、彼女に自分と一緒に来てほしいという。今の暮らしを捨てる決心がつかずに悩むピラールだったが、彼との旅を通して、真実の愛と神の力を再発見していく…。危険を冒すことを恐れていては、人生は何も変わらない。人の一生を左右する“魔法の瞬間”を見逃さないようにして正しい道を選べば、誰の人生も幸福へと辿りつくことを教えてくれる『愛の癒し』を描いた世界的ベストセラー。
俳句の特性を明快に示した画期的な俳句本質論「挨拶と滑稽」をはじめ、「子規と虚子」「女流俳句について」など、著者の代表的な俳論と俳句随想、ゆかりの深い六俳人の作品鑑賞を収録。初心者、ベテランを問わず、実作者が知りたい俳句の本質を、率直に繊細に語る。俳句を愛するすべての人におくる、本格俳句入門の書。
陶磁器の色出しは、原料の素性と釉薬の配合で決まる。合理的な計算にもとづいた配合表とカラー図版でその技法を解説。