女性の職人、それも二十歳代から三十歳代で伝統的な分野でのものづくりを目指す人とは、どんな人たちなのだろう?そんな彼女たちの仕事と、女性としての内側、すなわちその生き方を、インタビューと写真によるルポで探る。登場するのは浮世絵彫り師、宮板金の親方、花火職人、能面師、酉の市の熊手作り、板前、京友禅職人など九人。彼女たちはなぜ、その道を選んだのか。師弟関係や修業の実際は、仕事のよろこびと辛さは、そして恋愛や結婚の現実は?日頃目に触れにくい伝統的な技芸の世界を、彼女たちの案内でのぞいてみよう。
クラシック音楽といっても、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンがすべてではない。中世のマショー、ルネサンスのジョスカンから20世紀のメシアン、武満徹まで、大作曲家の名曲を味わい尽くす。週に一曲の割合で聴いていくと、一年で豊饒な世界を概観するCDコレクションが完成。読むと必ず聴きたくなるクラシックの案内書。
手錠をガチャガチャ揺らしながら、女が苦悶の表情を浮かべる。「ほら、俺の言うことを聞け」。男は両手を拘束された監禁令嬢の黒髪を掴み、股間へと引き寄せたー。冬の午後、なんでも屋“オフィス黒木”の電話が鳴った。依頼は女子大生誘拐事件の捜査。かつてない大事件に身震いする清史郎と美波だったが…。大好評官能シリーズ第二弾。
本書は、現代日本画壇を代表する画家の一人・中島千波氏による、美しい花の絵をぬり絵で楽しむ一冊です。氏が描いてきた数々の名品から、四季を彩る花の絵12枚を厳選して掲載しています。色鉛筆、水彩絵の具、顔彩など、身近な画材を使って、いつからでも始められます。自由に色付けして、自分だけの、たったひとつの花の絵を完成させてください。
86年にモスクワ音楽院大ホールで開いた記念すべき演奏会のライヴ。1曲目のスカルラッティから美しい響きとともにピアノに必要とされる要素すべてを網羅した巨匠芸を満喫させてくれる。
彼らにとって初めてのシングルA面集。オリジナル・アルバム未収録だった97年のデビュー・シングルから17曲を収録。過去に遡る曲順により、デビュー当時から完成されていたと思える彼らの音楽が、実は着実な進化を重ねてきたことがあらためて確認できるはず。
デンオンのカタログにはふたつの“ピアノ作品全集”がある。ひとつは指のトラブル克服後のベロフ盤、それに先立つ80年代に録音されたのがルヴィエ盤だ。どちらもフランスの“エスプリ”ではひけをとらないが、見事なほどに異なった演奏を聴かせてくれる。作曲家が“ピアノと自分の対話”との言葉を添えた「映像」が象徴するような、ピアニストのインティメイトな会話の数々を堪能する、そうした流れにルヴィエのアプローチはきわめて自然に溶け込んでいく。初出時1枚分の出費ですべてが揃う。これはお買い得。
映画監督協会新人賞に輝く岩井俊二の傑作ドラマ。奥菜恵ちゃんも可愛かった。REMEDIOSの音楽も、夏の情景が浮かぶようで爽やかです。目玉はCD化を望む声も多かった名曲(9)でしょう。この曲は菅野美穂のビデオのCMでも使われていましたね。
ディズニーの長編アニメーション28作目のサントラ。『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のメンケン&アシュマンが作詞・作曲を手掛けています。カリプソからシャンソンまでのバラエティ豊かなスコアは、アカデミー主題歌賞・作曲賞に輝きました。
暴走する乙女、大塚愛のセカンド・アルバム。今回もヘヴィなギター・リフを大胆にフィーチャーしてダイヴしたり、しっとり泣きながらバラードを歌ったり、大暴れん坊ぶりだが、要はよくできたポップ・ロック・アルバムだと。ドーパミン出まくりの(2)がすごいでしょ。
デビュー15周年の集大成企画として、代表曲・名曲を数多く含んだ坂本冬美全集を5枚組にてリリース。2001年9月から開始の明治座公演に合わせたもので、彼女の軌跡が一望できる。
木原音瀬源作のBE×BOYノベルズのボーイズ・ラヴの人気シリーズ『WEED』のドラマCD。エリート医師の若宮と悪友・谷脇の危険なストーリー。おまけのショート・ドラマ付き。
デッカの50〜70年代の名演が1枚1000円で復活した《デッカ・ベスト・プラス50》シリーズ。ハーティ版にセル自身が手を加えた「水上の音楽」は、楽しいオーケストラ曲に仕上がっている。