伝統技能保全のため、大学の研究室から花火製作の芙蓉工房へ派遣された誠人。古色蒼然たる屋敷で彼を待っていたのは、見た目は人間とまったく変わらない『職人形』の冴だった。高度な学習機能を持つメカニズムに好奇心を刺激された誠人は、睡眠や食欲に加え、性交渉もできるという冴の疑似射精を確認すべく、早速検分にかかる。ところが、思わず交わした口づけで快感を学習してしまった冴は誠人の性感を煽りたて、快楽を極めようとし始める。いつしか二人は淫蕩な行為に耽る夜を繰り返すようになるのだが…。
オルゴール・サウンド・コンピレーション・シリーズの第4弾。眩しい太陽を感じさせる熱いナンバーから、ちょっぴり切ない系のラヴ・ソングまで、夏の夜を涼しく演出する、新旧の定番曲11曲を収録している。
劇団ひまわりで出会い結成された、安岡信一、本多哲郎によるフォーク・デュオ。サウンドは米国南部のスワンプ・ロックのように乾いていてアーシー。沁みて泣ける曲から、ドリーミィなサーフ・ポップまで幅広い楽曲群。彼らの感性にどっぷり浸れる、デビュー10周年記念2枚組全31曲のベスト・アルバム。
人気コンピ『アイのうた』の妹的企画『恋のうた』シリーズの“泣きラブ”編。恋愛でも特に“泣き”のシチュエーションに焦点を当てたヒット曲をセレクトし、感傷に浸れる空間を演出。mihimaru GT「泣き夏」、RUI「月のしずく」ほかを収録。
高校1年の夏休みを迎えた那央は、突然現れた幽霊の少年から、友人・ちとせの死の運命を知らされる。その運命を回避するための条件が、自分が憧れる西江先輩とちとせを恋人同士にするしかないなんて!?第2回メガミノベル大賞銀賞&べっかんこう賞ダブル受賞の青春ファンタジー登場。
作曲家・杉本眞人のシンガー・ソングライターとしての作品。70年代のフォーク全盛期に戦無世代の歌謡曲だなと感じたのが、間違いではなかったと実感させられる。私小説的な物語が似合う年代になったすぎもとの歌声ならではの深い歌謡性によって説得され、納得。
メジャー・シングル第3弾。「うたかた花火」は、テレビ東京系アニメ『NARUTO-ナルトー疾風伝』エンディング・テーマ。「星が瞬くこんな夜に」は、PCゲーム『魔法使いの夜』エンディング・テーマだ。
花火職人清七に降って湧いた鍵屋の主弥兵衛からの暖簾分けの話。なぜ俺が、と考える暇もなく、職人を集め、火薬を調達し、資金繰りに走る。お披露目は夏の大川だ。女房と二人三脚で暖簾を大きくした清七は、玉屋市兵衛と名乗った。大輪の華ひらく一瞬に、すべてを賭けた江戸っ子の心意気が沁みる感動の一代記。
数年間の日本での滞在生活を通して、カーターはその独特な手法で「物語」を誕生させた。現実と非現実の間で、人間の「愛と性」とは何かを定義する。
デビューから1年9ヵ月を経た2010年10月に発表の1stアルバム。デビューからの6枚のヒット・シングルに新曲も含む、1枚目にしてベスト・アルバム的な内容に仕上がっている。
LGYankees率いるNO DOUBT TRACKSが放つ謎のアーティストによるファースト・アルバム。Noaをフィーチャーした「Grateful Days」の優しい温度感を伴ったカヴァーや、ポジティヴなメッセージ性を持ったオリジナルなど、存在は謎であるが人物像が見えてくる、まさに名刺変わりの一枚に仕上がっている。
レコード会社10社で共同展開している『ゴールデン☆ベスト』シリーズのアルバム。デビュー曲「真夜中のギター」のヒットで70年代初頭に一躍人気となった女性シンガー、千賀かほるのヒット曲やレアな楽曲が収録されている。