十二年前に爆死したはずの高瀬敏彦の名を騙って、花火コンクールで伝説の大花火『雪月花三段開き乱れ咲き』が打ち上げられるという。誰が何の目的でするのか?高瀬の妹から相談を受けた松山中央署の大鷹鬼平は、博多で大花火の打ち上げを観たあと男の射殺死体を目撃する。男たちの嫉妬と殺意が渦巻く花火の里に鬼平が足を踏み入れると…。
十八歳の戸倉畳店の息子・翔太は、畳を収めた仕事先で、三十歳の華道師匠から性の手解きを受け、童貞を奪われた。初めて女を知った翔太に、高校時代の同級生の恋人ができ、彼女との愛を育む約束を交わすが、突然連絡が途絶えてしまう。その一方で翔太は、茶道師匠、温泉旅館の女将、女子大講師たちに誑し込まれる。翔太は、手管にかけられた熟女たちと享楽に耽る日々を送っていたある日、デルヘリのアルバイトをしていた恋人が、事故で片足切断の重傷を負った。病院に見舞った翔太は、狂った女性遍歴を告白し、彼女に懺悔するが…。奔放な少年の、ひた向きな愛を問う著者の新境地作。
ますます人気の“ギタドラ”。アーケード版の単独オリジナル・サントラとしては初のCD2枚組となる本盤は、大ヒットした前作以上の充実度。これまで以上にギタドラ・ファン急増は間違いない。
PS2用ボーイズ・ラブ・ゲーム『放課後のラブビート』のオリジナル・サウンドトラック。BGMに加え、熊野秀樹(vo)と田中大介(g)らの音楽ユニット、EXSMOの楽曲も収録。
映画音楽の大御所ルグランがサティの作品を演奏した興味津々のアルバム。ルグラン自身この録音は最高に楽しんだというが、各曲を手の内に収め、すっかり自分のものにした自由自在な演奏だ。音も軽く、ノリも良く、素敵なサティのアルバムが1つ増えた感じ。
世紀の名ヴァイオリニストが活動の初期から晩年まで一貫して演奏(と作・編曲)を続けた「小品」の集大成。演奏のみならず録音の鮮明さに驚くと同時に、ヴィルトゥオージティ溢れる演奏の真髄を知る好企画。楽器を自在に、かつ音楽的に操るマジックに魅了される。
2004年にフジテレビ系で放映されたドキュメンタリー・ドラマ。インドネシアのジャカルタに勤務する友人を訪ねた柏木。だが相手は海外出張中。途方に暮れる彼は、日本語を喋るひとりの老人と出会う。
日本の夏の風物詩、花火の映像が特等席で鑑賞できる環境DVD。東京の代表的な花火大会の一つ、神宮外苑での催しを高画質撮影したもので、1万発の打ち上げ花火を様々なアングルで楽しめる。
グレイテスト・ヒッツ2作目のテーマは、ずばりカルト時代劇。60年代後半から90年頃までの不発に終わった時代劇も含めて、すべてオリジナル音源で収録。主題歌ではなく挿入歌、エンデング曲など初CD化作も多く、マニアにはメッチャたまらないお宝盤になりそう。