なんとも不思議な佇まいを持ったバンドのファースト・アルバム。詞の世界観やヴォーカル・スタイルはたとえば斉藤和義を彷彿とさせるし、サウンドの雑多性や妙にドラマティックなところはたとえばユニコーンを連想させる。それでいてオリジナリティ抜群だ。
単純なコードで次から次へと作品を制作し続けていた70年代後半から84年までのベスト選曲集。シンガーソング・ライター・コメディアンという独自のスタンスで下世話に世俗風刺する姿は、さだまさしと同じ土俵と解釈していたものでした。
ユーミンの最新アルバムです。荒井由実時代のユーミンを思わせる情景が浮かぶ曲があったりと、高いレベルを保ってアルバム造りをしているのはさすが。ファースト・アルバム『ひこうき雲』へ大きく廻って戻っていったような“女心”が歌われているようです。
ファンのリクエストに応えて選曲したドリカムのベスト。移籍後の音源も網羅しております。別にコアなリスナーじゃなくても知ってる曲ばっかりの2枚組っつーのも凄い。吉田美和が曲もバンバン作ってたことを知って驚いている俺は超初心者リスナー。
往年の名曲をスーパープライスで!
雑誌『BOMB』(『DUNK』とともに愛読してたなァ)とタイアップ、読者の人気投票で選出した80'sアイドル・コンピ、ソニー編。ハードコア好みの滋味曲だけでなく、ストレートな隠れ名曲が多いのが、たまりま千円。パーぺキです。ありが十匹。(←80'sギャグ)★
フランスの女流ピアニスト、モニク・アースが手がけたドビュッシーのピアノ作品全集の第2集。「映像」「前奏曲集」「子どもの領分」などのドビュッシーの代表作でエレガントな演奏を繰り広げる。
モニク・アースは今は亡きフランスの女流ピアニスト。これは、フランス近・現代の音楽を得意とした彼女のドビュッシー集、2枚組だ。アースのピアノは、しっかりとしたタッチでしかも軽やか。粒の揃った柔らかな音が明るい光を放つかのように広がっていく。
デンオンのカタログにはふたつの“ピアノ作品全集”がある。ひとつは指のトラブル克服後のベロフ盤、それに先立つ80年代に録音されたのがルヴィエ盤だ。どちらもフランスの“エスプリ”ではひけをとらないが、見事なほどに異なった演奏を聴かせてくれる。作曲家が“ピアノと自分の対話”との言葉を添えた「映像」が象徴するような、ピアニストのインティメイトな会話の数々を堪能する、そうした流れにルヴィエのアプローチはきわめて自然に溶け込んでいく。初出時1枚分の出費ですべてが揃う。これはお買い得。
往年の名曲をスーパープライスで!
ほんわかとした雰囲気のジャケが印象的な1st『小さな丸い好日』から約1年。大ヒット・アーティストとなったaikoがお届けする2ndアルバムは、彼女ならではのポップ感が凝縮されている。⇒★aiko特集★をチェック!
CBSソニー移籍第1弾となった1972年発表作。ヒット作「旅の宿」や「祭りのあと」、「夏休み」「たどり着いたらいつも雨降り」「高円寺」など名曲が揃っており、13週連続チャート1位を獲得。
77年に発表されたベスト盤の初CD化2枚組36曲。(6)(1)でブレイクして以後の拓郎節がこれでもかって感じで並ぶ。若者の何気ない生活の断面を日常の言葉で歌った功績は大きい。それにしても名曲「マークII」(73年)が入っていないのはなんとも悲しい。
ニューロティカが結成20周年ということで、集ったミュージシャンの面子といったら……チバユウスケ、ソウル・フラワー・ユニオン、PUFFY、175R、大槻ケンジ……と、あまりの熱狂ぶりに2枚組になってしまった。皆たのしそうにやっているので、それだけで花マルの企画盤。
スペイシー感覚を携えた5作目。ジャジーなスウィング感覚や愛の手ほどきは、いつも通りだから、これで精神の覚醒作用がゴージャスに3拍子そろったって感じ。そこに70年代のファンキーさが加わってゴテゴテだけど、そのバランスの良さが売れる要因か?
2002年秋のOVA『ヨコハマ買い出し紀行』新シリーズ登場に先がけ、97年に発売されたドラマCD第2弾が廉価版で再登場。97年1月から3月にかけて放送されたものに特別編をあわせて収録。
はじめてみる花火の世界。
グレープの解散30周年を記念した、グレープとさだまさしがワーナーに残した音源を30曲収録した2枚組ベスト。グレープ時代を含むさだまさしのベスト盤は今回が初となるだけに、入門用としても最適だ。
千葉真一と倉田保昭の競演が話題の映画『マスター・オブ・サンダー』のサントラ。ふたりをリスペクトする吉川晃司と大槻ケンヂ擁するカルト・バンド、特撮が楽曲提供し、音楽バトルを展開する。