グループ名リニューアル後、初のフル・アルバム。シングル4曲に新曲9曲を加えた強力盤だ。歌やコーラスはもちろん、演奏でも非凡さを発揮する彼らの魅力が詰まった1枚。
ココロのなかのせめぎ合いや、ぶっちゃけ引いちゃうような本音を、ちまちま大事にしているのがよくわかるから、それがおかしいセカンド・アルバム。唄いたい歌も語りたい思いも、あくまでも中庸に表現することで満たされようとしている彼に、同族意識を抱いてしまった。
映画監督協会新人賞に輝く岩井俊二の傑作ドラマ。奥菜恵ちゃんも可愛かった。REMEDIOSの音楽も、夏の情景が浮かぶようで爽やかです。目玉はCD化を望む声も多かった名曲(9)でしょう。この曲は菅野美穂のビデオのCMでも使われていましたね。
20世紀の巨匠の演奏を、最新リマスターで集成したシリーズ。天才の名を欲しいままにしたホロヴィッツの全貌が知れるアルバムだ。彼の超絶技巧ぶりが堪能できる貴重な演奏が揃う。
ピアニスト&コンポーザーによるインスト・アルバム。アコースティックな楽器とのアンサンブルが中心にある音楽だが、ジャズ的なスリルではなく、クール&ビューティという感じか。手堅いミュージシャン陣にサポートされ、安心してくつろげるリッチな仕上がり。
ディズニーの長編アニメーション28作目のサントラ。『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のメンケン&アシュマンが作詞・作曲を手掛けています。カリプソからシャンソンまでのバラエティ豊かなスコアは、アカデミー主題歌賞・作曲賞に輝きました。
暴走する乙女、大塚愛のセカンド・アルバム。今回もヘヴィなギター・リフを大胆にフィーチャーしてダイヴしたり、しっとり泣きながらバラードを歌ったり、大暴れん坊ぶりだが、要はよくできたポップ・ロック・アルバムだと。ドーパミン出まくりの(2)がすごいでしょ。
5枚目のシングル曲は、夏を描いた情緒豊かなスロー・バラード。ピアノをメインで奏でたシンプルな編曲は、歌声の甘さや女の子らしさを際立たせていてとても印象深い。カップリングは、(1)とはうって変わってポップなナンバー。これはこれでまた可愛い。
Rin'は箏や琵琶、尺八など日本の伝統楽器とポップスの融合ということで注目を集めているトリオ。タイトル曲は彼女たちの作詞だが、現代の若い女性の言語感覚と和楽器の音色が違和感なく溶け込んで、もはやユニークと評するのは失礼である時代と痛感。