本書には、薬局・薬剤師向け月刊誌『日経ドラッグインフォメーション』の2007年10月号から2008年9月号に掲載した「日経DIクイズ」48題(うち24題は有料版の『日経DI Premium』のみに掲載)に、書き下ろし12題を加えた計60題を収録しました。また、第9巻で好評を博した「別冊索引集」を今回も用意、第5巻から第10巻までを通じて診療科目別・疾患別にクイズを検索することが可能になっています。さらに、専門医が疾患ごとに処方の流れとそこに至るまでの考え方を解説する「症例に学ぶ医師が処方を決めるまで」も6本掲載し、幅広いテーマを取り上げました。
本書では、大学や病院また会社の研究所や研究開発部などの第一線でご活躍されている研究者の方々より、まず、第1編において、いろいろな角度から「低アレルギー食品の開発の背景およびその基礎理論と基礎技術の発展」について詳述していただき、第2編において、すでに開発したものからこれから開発予定のものまで含めて様々な「低アレルギー食品の開発とその動向」について紹介していただき、さらに、第3編において、「アレルギー性疾患別の対策とその研究開発動向」についても詳しく解説していただいた。まさに本書はこの分野に関するわが国最初の成書と呼ぶにふさわしい内容のものになっている。
・気管支喘息、アトピー性皮膚炎、鼻炎(花粉症)、食物アレルギーなどのアレルギー疾患は、世界的に増加傾向にあり、いまや国民病といわれるほどである.
・ステロイド抵抗性の慢性難治性アレルギー疾患はいまだよい治療法がなく、その病態解明と新規治療薬の開発が切望されている.
・最近は、さまざまな動物モデルを用いた研究や患者サンプルを用いた臨床研究を通して、アレルギー疾患の発症や遷延化に関するあらたなメカニズムがつぎつぎと明らかになっている.
・本特集では、アレルギー研究の最前線の研究成果と今後の展望を、新進気鋭の研究者の方々に概説いただく.
基礎研究の最前線I:T細胞,自然リンパ球
基礎研究の最前線II:上皮細胞,炎症細胞など
アレルギー疾患研究,臨床研究
本マニュアルは、一般内科医に求められる外来診療に最小限必要な知識をコンパクトにまとめることを目的として作成した。執筆者がそれぞれの経験をもとに、問診と簡単な診察を中心として“合格点”をとれる外来診療のノウハウを記載するようにした。
アレルゲン同定、免疫療法、ステロイド薬の使い方など必須知識から生物学的製剤の使い分け、生活指導のコツまで、現場で生きる技が満載。喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなど主要疾患について小児と成人診療で必要となる情報をわかりやすく解説。
本書は、医薬ジャーナル誌の連載企画「編集長VISITING」で、1990年11月号から1995年10月号までの掲載記事より、大学や医療機関で業務に携わっておられる先生がた、58氏のインタビューをまとめたものである。
ダウンタウンの松本人志と放送作家・高須光聖の同級生コンビがパーソナリティを務める深夜ラジオのCDボックス・シリーズ第8弾。世相を反映したトークなどは、ちょっと懐かしくもあって回顧録的に聴ける。今だからわかるその時々の彼らの着眼点の面白さ、鋭さが感じられてとても興味深い。テレビとはまた違うラジオならではのリラックスした雰囲気と突っ込んだ本音トークもいい。セット10巻を連続購入すると松本の相方・浜田雅功も登場した、あの伝説の公開録音『放送室in武道館』のDVDがプレゼントされるという、コレクター垂涎のプレミアム特典もあり。
本書は、英国で発行されているFocus on Alternative and Complementary Therapies(FACT)の第1巻1号(1991年)から第85巻第1号(2000年)までの、鍼灸関係のコメントつきの構造化抄録50編を日本語に訳したものである。
本書は、日本アレルギー学会から出された「鼻アレルギー診療ガイドライン」に沿い、一般の内科医も耳鼻科医と同様な診療技術を持って診断・治療にあたることができるための手引き書である。
人間にはいわゆる五感といわれるものがあるが、耳鼻咽喉科はそのうちの嗅覚、味覚、聴覚、触覚に深い関係を有している。また、人間が生存するために必要な呼吸、嚥下、咀嚼、平衡機能に大きく関わり、さらに人間が社会生活を営み、文化を発展させていく上で欠かすことのできない会話(コミュニケーション)の根源である、聴覚と構語機能(発声)を扱っている。これらの機能はデリケートな部分も多く、患者の訴えもさまざまである。また患者は、手術を含めた治療の結果に不安を抱いており、特に協力者(co-worker)である看護婦の役割が重要となる。
本書は、1993年9月18日に国立環境研究所が東京大学医学部人類生態学教室と共催で行った「花粉アレルギーの成因と動向-大気汚染との関連性」と題するシンポジウムでお話いただいた演者の先生方に、講演内容を基に最新の研究成果をご紹介いただいたものである。