本書はブルックリン美術館を皮切りに、ピッツバーグ、ロサンゼルス、アトランタの各都市の美術館を巡回した同名の展覧会のカタログである。本書はこの展覧会を企画した著者らが対象として取り上げたアメリカの時代背景と思潮を述べた包括的なデザイン史書である。
1998年9月にロシア連邦国立トレチャコフ美術館において、モスクワ市建都850周年を記念するとともに、日本の外務省、在日ロシア連邦大使館、モスクワ市など公的機関からの後援を得て、国立トレチャコフ美術館と海外芸術交流協会とが共同で主催する展覧会「日露現代芸術祭’98」が開催されました。展覧会の開催を記念して行われた、会期初日のオープニングセレモニー(表彰式典)、並びに翌日のレセプション(晩餐会)では、在ロシア日本大使館、ロシア文化省、モスクワ大学などからも多数のゲストをお招きし、展覧会同様盛大な文化交流の場を設けることができました。本書は、この展覧会の全貌を詳細にわたって記録するべく、海外芸術交流協会が、日本側とロシア側双方の関係者の全面的な協力を得て制作したものです。
かな書の旗手、榎倉香邨の一九六三年の日展特選作から最新作まで、自選71点を集成。
装飾は反復が多いので見る人は積極的に注意を向けようとはしない傾向がある。そのため絵画と違って装飾にこそ秩序の感覚が重要であり、装飾の心理を探り出すことによって、造形のもっとも根本をなす無意識の世界が解明できると、著者は多くの具体例を展開しながら説く。