エミーリオ・アリエータ:芸術歌曲全集
19世紀のスペインの作曲家、エミーリオ・アリエータの芸術歌曲を集めたCD。正確なところは分からないのですが世界初録音の曲が多く含まれていると思われます。アリエータはナヴァラのプエンテ・ラ・レイナの生まれ。マドリードで学んだ後、イタリアに渡りミラノ音楽院でイタリアの音楽を学び、1846年には最初のイタリア・オペラ『イルデゴンダ』を初演。その後マドリードに戻ってしばらくはイタリア直伝の音楽を書いていましたが、後半生はサルスエラに身を投じました。アリエータのCDはほとんどがサルスエラとそのアリア、それにイタリア・オペラが加わるだけで、当時人気を博した彼の歌曲はあまり顧みられませんでした。ここにCD2枚に彼の歌曲がまとまったことは大変意義深く、また未知の宝との出会いが生まれました。イタリア語ありスペイン語あり、音楽もイタリア風ありスペイン風あり、ともかくいずれも素敵な曲ばかりです。
ソフィア・エスパルサはスペイン、ナヴァラ州パンプローナ生まれのソプラノ。美声のソプラノで、スペインを中心に活躍しています。リナルド・ゾックはイタリア、トリエステ生まれのピアニスト。「ODRADEK」からはリストのヴェルディによるパラフレーズ集、アルトゥール・ピザーロと組んだドヴォルザークのピアノ連弾曲集、同じくベートーヴェンの4手ピアノ作品全集、ヘスス・ガルシア・レオス作品集と立て続けに録音が出ています。
※ブックレットに歌詞は掲載されておりません。
※CDの収録曲は34曲です。デジタル配信に含まれるボーナス2曲は含まれておりません。(輸入元情報)
【収録情報】
アリエータ:
● ジプシー女(第1版)
● 夕べに
● ある赤子の死に
● 漕げ!
● ジプシー女(第2版、ポロネーズ風)
● 運命
● コレラ伝染病
● 気紛れ
● 美女
● オアシス
● 憂鬱
● 追放された娘
● 湖上で
● 天才
● 欲求
● 悲哀
● 溜め息
● トルクワートへのエレオノーラの告別
● 君に!
● モリスコのセレナータ
● 棘のない薔薇
● 少女たちの眼差し
● 少女ひとり
● 親交
● 影
● レパントの海戦でのセルバンテス
● 捨てられた娘 第1番
● 春
● 国民の嘆き
● ああ、天の快さよ!
● 平和
● 哀れなグラナダよ!
● 独白
● 捨てられた娘 第2番
ソフィア・エスパルサ(ソプラノ)
リナルド・ゾック(ピアノ)
アリシア・グリフィツ・トゥリーリャス(ハープ:悲哀)
録音時期:2021年2月17-22日、12月7-9日
録音場所:イタリア、アブルッツォ州モンテシルヴァーノ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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猫好きに贈る百のお話。足跡までも愛おしい?-土器に残る猫の足跡。現存最古の猫自慢?-宇多天皇の愛猫日記。猫の鳴き声は「ねうねう」?-『源氏物語』と猫。独眼竜、猫の礼状を書く?-伊達政宗の猫。猫好きが訪れたい寺社ガイド付き!
第一線で活躍する美術家たちの知られざるバックボーンに迫る!
1
●お菓子の時間
お菓子を楽しむのは3時のおやつか食後のデザート、
そんな時代は終わりつつあります。
好きが高じて、朝食から眠る直前まで食の「主役」として
スイーツを楽しむスタイルが定着しつつあるのには、
ヘルシーな素材や調理法の工夫、美味の追求など、
日本ならではの独自のお菓子文化が花開いているから。
「365日、24時間お菓子が食べたい!」
そんなスイーツマニアたちに取材をした
最旬、最新のスイーツ事情をお届けします。
2
●北陸で「蟹」三昧!
11月6日に漁が解禁される北陸3県のずわい蟹。
毎年、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
“蟹の宿”として名を馳せる宿でおなかいっぱいフルコースを
味わうもよし、和食の星付き店でひねりの利いた
蟹料理を味わうもよし。珠玉の蟹絵巻をお楽しみください。
3
●非常識な、憧れの人生──桐島洋子
引き受けた仕事を、忘れてしまう。
旅行先のホテルの部屋を出ると、迷子になってしまう……。
あの桐島洋子さんが、アルツハイマー型認知症であると公表された。
完成すれば作家・桐島洋子のマスターピースになったに違いない
自叙伝『ペガサスの記憶』を、病状が進行するなか書き続け、
道半ばでの断筆に至る。「たとえ余生を修道院で送ることになっても、
女としてモトはとれた」ほどの恋愛遍歴、引っ越し魔、旅行好き。
未婚のシングルマザーとして3人の子どもをもうけるも
子育ては“ほぼしない”超放任主義、お小遣いのドル札をテーブルに置き
子どもたちを残して恋人とふらりと旅にも出てしまう。
そんな「非常識な」母親。でもいま、なぜか憧れてしまう。
その自由、その勇気、その才能と人生。
85歳の桐島洋子さんに会いに行ってきた。
4
●十三代目市川團十郎白猿「弁慶の心」
11月7日、十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演が歌舞伎座でついに幕を開けます。
2020年の延期から約2年半を経て実現するこの世紀の襲名を、どれほど多くの人が
待ち望んだことでしょう。襲名に際し、11月公演昼の部で上演される『勧進帳』弁慶を
写真家・操上和美さんが撮り下ろしました。また、新之助時代からその成長を
見守ってきた芸術評論家・山川静夫さんが新・團十郎誕生への思いを綴ります。
5
●いま欲しい、沖縄のやきもの
琉球王朝時代から受け継がれ、
大正時代からの民藝運動を経て、多彩な技が
受け継がれてきた沖縄のやきもの。
沖縄が本土復帰して50年を迎える今年、
やきものの伝統を支えてきた
読谷村の「やちむんの里」を中心に、
沖縄の各地で活躍する作家の作品を
広く紹介します。
6
●映画『あちらにいる鬼』公開記念 対談 井上荒野さん×寺島しのぶさん
「いま、鬼はあっちの人のところにいる」
作家の父と愛人、乱倫を見て見ぬふりの母。
井上さんは、父を巡って鬼ごっこを興じるような
3人の関係を小説として書き上げました。
いったい誰が本当の鬼だったのか、
正しい愛など誰が決められるのか?
映画で主演を務めた寺島さんが
原作者の井上さんと語り合います。
「小さな芸術」「民衆の芸術」「芸術の目的」など、芸術と労働、自然をめぐるモリスの思想を伝える、1870年代の終わりから1880年代にかけての講演8篇を新訳で収録。
分析心理学の創始者であり、二〇世紀を代表する思想家であるユングは執筆と同様に創作にも多くの情熱を注いできた。その視覚芸術の実践は生涯にわたり、デッサン、絵画、彫刻など幅広いジャンルで行われてきたが、ユング自身の「芸術家」を名乗りたくないという思いから知られることはなかった。しかし、二〇〇九年に出版された『赤の書』により、ユングの視覚芸術とその豊穣なイメージに注目が集まることとなった。本書では未発表の芸術作品も数多く紹介し、その変遷と芸術的意義を明らかにする。
現代美人画ブームの萌芽に突如現れた日本画家・宮崎優の画業を一望する初画集。美人画の盟友・池永康晟氏との対談も収録。
ジョブズ亡き後、アップルはデザインの鬼才ジョニー・アイブと、業務執行の凄腕ティム・クックの二人に託された。「もうイノベーションは起こせない」と誰もがアップルの未来を悲観するなか、社は快進撃を続け、世界最強テック企業へと成長する。一方、社内では、カリスマ不在による歪みが時と共に表面化していた。モノづくりと営業、現場とマネジメント、クリエイティブと数字…アップルで起きていたのは、あらゆる職場で起きうる衝突だった。10億人のポケットにiPhoneを滑り込ませた陰で、アップルは何を失ったのかー?「アアター・スティーブ・ジョブズ」のすべてを語る、壮大なノンフィクション。