デッサンの基本的な描き方から、人物クロッキーの方法、作品化の過程まで、ステップアップするためのコツを順を追って紹介します。
30の楽しいストーリーで出会う、日本と日本人。初中級日本語読解教材。もっと知りたくなる。読む力がつく!単語リスト、文法・表現リスト、英・中・ベトナム語翻訳。
この本には、美と芸術って、なに?を考えるための大きな問題が6つ。いろんな考えをあれこれ組み合わせたり、ふだんは見えていないところをのぞきこんだりしながら、ほかのだれにもたどりつけない、きみだけの答えをさがしてみよう。
アルヘンタの芸術(22CD)
スペインの指揮者、アタウルフォ・アルヘンタのボックス・セットがイギリスのスクリベンダムから登場。アルヘンタといえば、その実力にシューリヒトとアンセルメが惚れ込み、さらにうるさ型のチェリビダッケまで褒めていたというほどの人物ですが、その生涯は44年という短いもので、遺された録音もあまり多くありません。
今回のセットには、アルヘンタの珍しい音源も含まれているのが朗報で、ハイドン交響曲第92番『オックスフォード』、バッハのブランデンブルク協奏曲第4番、アルベニス『イベリア』組曲をスイス・ロマンド管弦楽団とのライヴ録音で聴くことができます。また、有名な『ファウスト交響曲』も、バリバリのステレオ状態で収録されるなど、アルヘンタに関心のある方には見逃せない内容となっています。
ボックス・デザインも秀逸で、昔のスペイン国旗よろしく、黄金を象徴する黄色と、血を象徴する赤、ヨハネの鷲を象徴する黒という配色に加え、20世紀スペインの激動ぶりを想起させるデザインの性格もあって、アルヘンタへのオマージュにふさわしい雰囲気を醸し出しています。
アルヘンタと音
アルヘンタはスペイン内戦中に、友人の運営する小さなラジオ局でピアノを弾いたり、ときには歌ったりして早くから放送と関わっており、反乱軍に徴兵された際にもモールス信号など通信技術を勉強して通信部隊に配属されるなど、通信や音に関する技術にはこだわりがあったようです。ちなみに軍務に就いて1年後には、政府軍側の占拠するマドリードで暮らしていたフィアンセに対して、ベルギー経由で検閲を回避した手紙で連絡をとり、セゴビアのミゲル教会で結婚式を挙げています。アルヘンタ、豪快です。
第2次大戦の際には、スペインが中立から枢軸側に転じたのち、ドイツに行き、シューリヒトから教えを受けて本格的に指揮者に転身、ドイツ各地の放送局のオーケストラを指揮する機会にも恵まれ、音に関する知識と経験を深めてもいます。
1943年にスペインが連合国側にも協力するようになるとドイツを去らざるを得なくなりますが、帰国後は経験を生かしてさっそく放送オーケストラを立ち上げたりもしていました。
アルヘンタとレコーディング
1958年1月に44歳で突然死したアルヘンタの人生は短いものでしたが、若くして人気指揮者となっていたため、実用化されて間もないステレオ方式によるセッション録音の対象アーティストになっていたのは幸いでした。
特にデッカでステレオ録音されたものは元々のクオリティが高く、1955年の『ファウスト交響曲』など、ステレオ最初期のものでありながら、生々しくよく分離した迫力サウンドを楽しむことができます。
アルヘンタは地元でスペイン国立管弦楽団などと録音をおこなう際には、スペイン・コロンビアと契約していましたが、当時のスペイン・コロンビアはデッカと提携しており、デッカのスタッフと機材がスペインまで移動してレコーディングをおこなうことも珍しくなく、そのため、アルヘンタのスペイン物音源には、鮮明なサウンドのものが数多く存在します。
また、フランスで活動することも多かったアルヘンタは、フランスの会員制レーベル「ル・クラブ・フランセ・デュ・ディスク」でもアルバムを制作。パリの音楽家たちによって編成されたレコーディング専用オーケストラ「チェント・ソーリ管弦楽団」を指揮したシューベルトの『グレート』をステレオで録音するなどしていました。
アルヘンタは音にこだわりがあったせいか、モノラルで制作されたセッション録音のクオリティも非常に高く、各楽器のソノリティが十分に保たれたサウンドは往年のオーケストラの個性的な響きを伝えてくれるという意味でもたいへん貴重です。デッカffrr方式の優秀さは特に印象的ですが、「ル・クラブ・フランセ・デュ・ディスク」もモノラル録音の音質には素晴らしいものがあります。
レコード会社がセッションを組んでおこなった一連のレコーディングのほか、アルヘンタには少なからぬライヴ・レコーディング、放送用レコーディングも遺されています。それらはすべてモノラル録音で、マイクロフォン設置の制約や、客席吸音効果などから、セッション録音に較べれば音質そのものは落ちますが、1950年代という時代を考慮すれば、恵まれたものが多いとも言えますし、なにより、アルヘンタの人気を支えた実演
Powered by HMV
雑誌「女人芸術」に集結した女性知識人やプロ・アマを問わない表現者に光を当て、彼女たちの自己表現、階級闘争、フェミニズムとの複雑な関係を浮き彫りにして、女性の闘争主体/文化生産者としての一面を明らかにする。
世界的なモードファッション雑誌「Vogue」フランス版。ピーター・リンドバーグ等第一線で活躍するフォトグラファーによって切り取られたファッション・ビューティーはもはや芸術。
西欧近代が作り出した概念であり実践であるArtはもはや歴史的使命を終えようとしているーいっぽうで人類は今や全く新しい創造性の形を模索しつつあるーそう捉える著者は、この新たな芽生えにとりあえず「藝術2.0」と名づけ、多様な分野でイノベーションする変革者たちの冒険の中に探り当てていく。アートそのものの理念を塗り替える挑戦的論考。
幅広い読者を持つ代表的な芸術総合雑誌
田崎麻子の恋人で、火星の探偵事務所の所長、水沢良行は、ひどく取り乱していた。きけば、20年前に生き別れた実の弟が突然、火星にやってくるのだという。彼の名は、山崎太一郎。さあ、トラブルのはじまり、はじまりー。
誰もが慕う地元の名医がある日突然、バッシングの標的になった。日本の移植医療がかつて経験した“トラウマ”。臓器提供者が極端に少ない“この国の現実”。海外での“新たな臓器移植の潮流”。
クラシックCD、DVD等の総合雑誌。付録CD付1平成名曲名盤 2追悼アンドレ・プレヴィン
チェルハ:1つの芸術的な歌
1950年代の初頭、作曲家チェルハは同年代のアバンギャルトのグループと親密になり、芸術家たちが集うクラブハウス「Strohkoffer」に出入りするようになります。詩人たちがダダイズムの流れを汲んだ「実験的な言語」を用いて作った詩(幼児の言葉や外国訛り、言葉遊び他、奇妙な言葉の数々)に衝撃を受けたチェルハは、これらを元に「芸術的な歌曲」を創り上げる試みを行いました。1分にも満たない小さな「歌」は、風刺、引用などが散りばめられただけでなく、当時のチェルハが持つ作曲技法が惜しげもなく使用されています。ただ小さな歌が並べられているわけではなく第2部には比較的重めの曲が置かれており、全体の構成も良く練られています。(輸入元情報)
【収録情報】
● チェルハ:1つの芸術的な歌
第1部(1-17)
第2部(18-41)
第3部(42-61)
HK Gruber chansonnier(アンサンブル)
ヨーゼフ・ピツェク(コントラバス)
クルト・プシホダ(パーカッション)
ライナー・コイシュニヒ(ピアノ)
録音:1988年4月26日、ウィーン放送 大ホール
Powered by HMV
クラシック音楽、バレエが中心の音楽総合誌